明治学院大学 文学部 芸術学科
サイトマップ  芸術学科へのお問い合わせ  明治学院大学トップへ


HOMEへ
講演会情報
学科紹介
音楽学系列
映像学系列
美術史学系列
芸術メディア系列
関連情報
大学院研究科
博士前期課程
博士後期課程
教員紹介
student gallery
在学生のみなさんへ
※学外からの閲覧には、学内掲示板に掲載されているIDとPASSWORDが必要です。

美術史学系列

2007年度美術史学系列専門科目シラバス

西洋美術通史P  大原 まゆみ 春学期
【学修目標】 古代から15世紀までの西洋美術史の流れの基礎知識を習得し、二年次以降の学習の展開・深化に備える。言葉による知識だけではなく、視覚的な知識の蓄積を重視する。
【講義概要】古代から15世紀までのヨーロッパ美術史(建築・彫刻・絵画・工芸史)について、誰が何のためにどんな造形を行なったのか、芸術観や様式や技法はどのように形成され、伝わったのか、それを可能にした社会はどのようなものだったかを、スライドを用いて概観する。
【授業に向けての準備・アドバイス】たくさんの情報が登場するので、予習だけではなく、復習に力を入れて、情報が蓄積されるように心がけて欲しい。
西洋美術通史S  大原 まゆみ 秋学期
【学修目標】 16世紀から20世紀までの西洋美術史の基礎知識を習得し、二年次以降の学習の展開・深化に備える。言葉による知識だけでなく、視覚的な知識の蓄積を重視する。
【講義概要】16世紀から20世紀までの西洋美術史(建築・彫刻・絵画・工芸・デザイン史)のダイナミックな造形の変化を、それを生み出した芸術観や社会の動きを視野に入れながら概観する。
【授業に向けての準備・アドバイス】西洋美術通史Pに同じ。
日本・東洋美術通史P  山下 裕二 春学期
【学修目標】 日本・東洋美術史について、ほとんど知識がない学生を対象として、まずは興味をもち、自ら深く関わっていくための糸口を探す。最新の研究動向に基づくいくつかのトピックを提示し、そこから通史的な知識へとつながっていく道筋をつける。
【講義概要】まずは江戸時代、18世紀を中心とした絵画を紹介し、近年の研究動向、メディアにおけるとりあげられ方を追体験する。その後、江戸時代絵画のイメージが近代以降に継承されている事例、さらに江戸時代絵画の様式のベースとなった中世以前絵画、さらに中国美術にも言及する。
【授業に向けての準備・アドバイス】まずは、展覧会を見ることが大切。そのための情報は、講義を通じて随時アドバイスする。
【教科書】辻惟雄著『日本美術の歴史』(東京大学出版会)
日本・東洋美術通史S  山下 裕二 秋学期
【学修目標】 日本・東洋美術史について、ほとんど知識がない学生を対象として、まずは興味をもち、自ら深く関わっていくための糸口を探す。最新の研究動向に基づくいくつかのトピックを提示し、そこから通史的な知識へとつながっていく道筋をつける。
【講義概要】春学期の「日本・東洋美術通史P」の内容をふまえて、さらに詳しい研究動向、さらにそれにリンクする開催中、開催予定の展覧会について言及する。「日本東洋美術通史P」を履修していることが望ましいが、秋学期のみ履修する学生に対しても配慮した内容とする。
【授業に向けての準備・アドバイス】まずは、展覧会を見ることが大切。そのための情報は、講義を通じて随時アドバイスする。
【教科書】辻惟雄著『日本美術の歴史』(東京大学出版会)
デッサンA  坂井 彰夫 春学期
【学修目標】 表現すること
【講義概要】石膏デッサン、人物デッサン、生物デッサン、感覚の視覚化 など
【授業に向けての準備・アドバイス】各自で準備する持ち物(スケッチブック・鉛筆など)について、第一回目の講義で連絡する。
デッサンB  坂井 彰夫 秋学期
【学修目標】 表現すること
【講義概要】石膏デッサン、人物デッサン、生物デッサン、感覚の視覚化 など
【授業に向けての準備・アドバイス】各自で準備する持ち物(スケッチブック・鉛筆など)について、第一回目の講義で連絡する。
西洋美術史資料講読1A  鈴木 杜幾子 春学期
【学修目標】 西洋美術史に関する入門的な英語文献を読みこなせるようになることを目標とする。
【講義概要】ヒエロニムス・ボスに関する平易な英語文献を読み、美術品の読み解きを楽しむ。
【授業に向けての準備・アドバイス】訳読は前もって当てておかないので、誰に当たるかわからない。全員必ず予習してくること。その代わり進度はゆっくりで、全員が完全に理解することを目標とする。
西洋美術史資料講読1B  鈴木 杜幾子 秋学期
【学修目標】 西洋美術史に関する入門的な英語文献を読みこなせるようになることを目標とする。
【講義概要】フランス近代に関する平易な英語文献を読み、美術史の基本的な考え方の一端に触れる。
【授業に向けての準備・アドバイス】訳読は前もって当てておかないので、誰に当たるかわからない。全員必ず予習してくること。その代わり進度はゆっくりで、全員が完全に理解することを目標とする。
西洋美術史資料講読2A  大原 まゆみ 春学期
【学修目標】 西洋美術史についてのやさしい外国語のテクストを読み、美術史研究のさまざまな可能性や、表現方法に触れる。また、各自が調査と短いプレゼンテーションを行ない、そうした可能性や表現を実践に移す。
【講義概要】ロンドンのナショナル・ギャラリーが所蔵する中世末から19世紀までの作品のコンパクトな解説を、毎回1点ずつ読む。各回ごとにナヴィゲーターを決め、講読に先立って作者や作品について予備知識を与えるためのプレゼンテーションをする。
【授業に向けての準備・アドバイス】発表と講読の授業なので、出席を重視する。特にナヴィゲーション担当者は、突然欠席すると授業が成り立たなくなるので、必ず出席すること。
【教科書】Erika Langmuir, The National Gallery Companion Guide, London, 2004
西洋美術史資料講読2B  大原 まゆみ 秋学期
【学修目標】 西洋美術の特定テーマについての短い論文を読み、現代の研究動向の一端に触れながら、自分たちでも考察を加えて知識や考え方の可能性を広げる。
【講義概要】メアリ・カサットとトーマス・イーキンズという、同時代(19世紀後半)に生きた2人のアメリカ人画家の作品を比較し、男女のジェンダーの違いを作品に読み取ることができるかを検証するリンダ・ノクリンの論文を読む。また、毎回担当者を決め、上記の2名およびその周辺で活躍した画家の作品を1点ずつ取り上げ、論文で直接言及されていない作品でも論者の主張は妥当するかどうかを検討する。
【授業に向けての準備・アドバイス】「西洋美術史資料講読2A」に同じ
【教科書】Linda Nochlin, ”Issues of Gender in Cassatt and Eakins", in: Stephen F. Eisenman et al., Nineteenth Century Art; A Critical History, London, 1994, pp.255-273.
日本・東洋美術史資料講読A  千 方可 春学期
【学修目標】 日本・東洋美術史の基礎的な研究方法の取得を目的とする。ひとつの文献を深く読み込むことで、その理解への過程において発生するさまざまな問題と解決策を全員で共有することで、文献との付き合い方を学ぶ。学ぶことは「真似ぶ」ことといわれるが、文献の著者の行動を追体験、つまり真似ることで文献や史料の活用・収集法を体得する。
【講義概要】問題意識の共有を前提に履修者全員で一冊の本を通読する。今学期はテキストとして米倉迪夫『源頼朝像−沈黙の肖像画』を取り上げ、各人あるいは班毎に数ページずつを割りふって担当してもらう。具体的には、1995年発表された『絵は語るシリーズ 第四巻 源頼朝像』(平凡社)初出版の該当箇所にもあたった上、そこに記された作品、人物名、専門用語の意味、引用された史料の原典を調べ、レジュメを切ってコピーを全員に配布した上で口頭発表してもらう。発表にあたっては、ヴィジュアルを多様し、美術作品の解説、記述方法を学び、プレゼンテーション能力の向上も計る。
【授業に向けての準備・アドバイス】文中で取り上げられた美術作品に関しては、スライド等で必ずその図版を提示し作品解説を行なうこと。学内外の図書館の活用や文献の検索方法を習得し、その重要性を実感してもらいたい。余裕をもった事前の個別質問等は大いに歓迎します。
【教科書】米倉迪夫『源頼朝像−沈黙の肖像画』平凡社ライブラリー 2006
日本・東洋美術史資料講読B  千 方可 秋学期
【学修目標】 日本・東洋美術史の基礎的な研究方法の取得を目的とする。ひとつの文献を深く読み込むことで、その理解への過程において発生するさまざまな問題と解決策を全員で共有することで、文献との付き合い方を学ぶ。学ぶことは「真似ぶ」ことといわれるが、文献の著者の行動を追体験、つまり真似ることで文献や史料の活用・収集法を体得する。
【講義概要】春学期の資料講読Aの内容を継続。引き続き『源頼朝像―沈黙の肖像画』を取り上げ、学生による口頭発表を行う。より専門的内容や高度な発表、情報処理能力の習得を求める。
【授業に向けての準備・アドバイス】文中で取り上げられた美術作品に関しては、スライド等で必ずその図版を提示し作品解説を行なうこと。学内外の図書館の活用や文献の検索方法を習得し、その重要性を実感してもらいたい。余裕をもった事前の個別質問等大いに歓迎します。
【教科書】米倉迪夫『源頼朝像−沈黙の肖像画』平凡社ライブラリー 2006
西洋美術史研究1A  鈴木 杜幾子 春学期
【学修目標】 フランス近代美術(18〜20世紀前半)という、西洋美術史の「正統」とされている領域に関する具体的知識と先鋭な問題意識を学ぶことによって、この領域をテーマとする履修者も、他の領域に関心のある履修者も、美術をあいまいな「感性」によって享受するのではなく、論理的・批判的に扱う姿勢を身につける。
【講義概要】フランスの18〜20世紀前半の絵画・彫刻・版画・建築・工芸などを画像メディアで示しながら、身体論、ジェンダー理論、政治・社会史などを援用しつつ分析する。その分析はおのずと、身体論、ジェンダー理論、政治・社会史などの視点を欠きがちな狭義の近代主義的(モダニズム)美術史学への批判を帯びたものになるであろう。春学期は19世紀前半まで、秋学期はその後の時代を扱う。
【授業に向けての準備・アドバイス】授業で扱う領域の具体的作例をできるかぎり多く見ておくこと。フランス近代美術の作品は日本国内の美術館にも多く所蔵されているし、欧米に旅行する機会も積極的に作ってほしい。画集類、インターネットで基礎的な知識を得ることも役に立つが、自分の関心が絞られてきたら関連の専門書にもチャレンジしよう。
西洋美術史研究1B  鈴木 杜幾子 秋学期
【学修目標】 フランス近代美術(18〜20世紀前半)という、西洋美術史の「正統」とされている領域に関する具体的知識と先鋭な問題意識を学ぶことによって、この領域をテーマとする履修者も、他の領域に関心のある履修者も、美術をあいまいな「感性」によって享受するのではなく、論理的・批判的に扱う姿勢を身につける。
【講義概要】フランスの18〜20世紀前半の絵画・彫刻・版画・建築・工芸などを画像メディアで示しながら、身体論、ジェンダー理論、政治・社会史などを援用しつつ分析する。その分析はおのずと、身体論、ジェンダー理論、政治・社会史などの視点を欠きがちな狭義の近代主義的(モダニズム)美術史学への批判を帯びたものになるであろう。春学期は19世紀前半まで、秋学期はその後の時代を扱う。
【授業に向けての準備・アドバイス】授業で扱う領域の具体的作例をできるかぎり多く見ておくこと。フランス近代美術の作品は日本国内の美術館にも多く所蔵されているし、欧米に旅行する機会も積極的に作ってほしい。また、画集類、インターネットで基礎的な知識を得ることも役に立つが、自分の関心が絞られてきたら関連の専門書にもチャレンジしよう。
西洋美術史研究2A  大原 まゆみ 春学期
【学修目標】 第1・2年次で培った西洋美術史に対する知識と理解をさらに広げ、各自が研究を進めるヒントとなるよう、個別のテーマについて講義形式の授業を行なう。
【講義概要】キリスト教美術は西洋美術の基幹をなすもののひとつだが、16世紀の宗旨の分裂によって、カトリックとプロテスタントとでは異なる道筋をたどった。「西洋美術史研究2A」では16世紀から19世紀に至るプロテスタントの美術を、「西洋美術史研究2B」で同じく16世紀から19世紀までのカトリックの美術を概観することにより、宗教的世界観・教義の違いがどのように造形と連動しているかを検討する。
【授業に向けての準備・アドバイス】対象となる時期の一般的な歴史および聖書についてのある程度の知識を備えておくこと。
西洋美術史研究2B  大原 まゆみ 秋学期
【学修目標】 第1・2年次で培った西洋美術史に対する知識と理解をさらに広げ、各自が研究を進めるヒントとなるよう、個別のテーマについて講義形式の授業を行なう。
【講義概要】キリスト教美術は西洋美術の基幹をなすもののひとつだが、16世紀の宗旨の分裂によって、カトリックとプロテスタントとでは異なる道筋をたどった。「西洋美術史研究2A」では16世紀から19世紀に至るプロテスタントの美術を、「西洋美術史研究2B」で同じく16世紀から19世紀までのカトリックの美術を概観することにより、宗教的世界観・教義の違いがどのように造形と連動しているかを検討する。
【授業に向けての準備・アドバイス】「西洋美術研究2A」に同じ。また、エミール・マール「ヨーロッパのキリスト教美術 12世紀から18世紀まで」岩波書店、の第4部を読んでおくこと。
日本・東洋美術史研究A  黒田 智 春学期
【学修目標】 絵巻物、肖像画、古地図など、主に中世日本で制作された絵画をとりあげます。春学期(A)では、日本美術史研究のテーマの広がりと魅力を存分に満喫してほしいと思っています。また、それを実践するための基本的な考え方と方法を習得することを目標にしています。
【講義概要】本講義の前半では、絵画を読み解く基本的な技術や方法について概説します。あわせて古文書・古記録を中心に文献史料の読解方法についても講義する予定です。後半では、中世絵画をめぐって、毎回ひとつのテーマを設定して講義を進めます。個別作品研究のみならず、作品やジャンルを横断したさまざまな研究の具体例を紹介してゆきたいと思います。
【授業に向けての準備・アドバイス】受講生にとって、新しい発見と謎解きに満ちた刺激的な時間にしたいと思っています。広い視野をもって、積極的に授業に参加してほしい。
日本・東洋美術史研究B  黒田 智 秋学期
【学修目標】 肖像とは、現実の特定の人物を描くことを意図した絵画や彫刻である。おそらく数十万点にものぼるであろう作品群は、幾程幾重もの課題が山積し、研究の可能性に満ちあふれた宝箱です。秋学期(B)では、中近世肖像画を中心にとりあげ、より実践的な日本美術史研究の具体例を提示してゆくことにしたい。
【講義概要】勝軍地蔵というお地蔵さまを知っていますか。勝軍地蔵は、中世以来、軍神(いくさがみ)や火伏せの神として信仰されてきた和製の地蔵菩薩です。この地蔵が誕生する背景には、日本文化の奥底に眠る日本人の知や心性が見え隠れしています。本講義では、1幅の藤原鎌足像を出発点にして、勝軍地蔵の誕生以来、約 800年の歴史をたどってみることにしたい。
【授業に向けての準備・アドバイス】受講生には、各自が関心をもった特定の肖像画(群)について期末レポートを作成してもらいます。研究することを愉しんでほしい。愉しみながらも、各自がもちうるかぎりの想像力をふりしぼってみてほしい。
【教科書】特になし。適宜配布・紹介する。
西洋美術史演習1  鈴木 杜幾子 通年
【学修目標】 英語の専門論文を読んでそこにみられる問題意識や方法を学び、それを応用して各自の興味のある領域の研究を行えるようにする。
【講義概要】春学期はつぎの文献を講読し、ユング的「元型」、「枠テーマ」、「図像学」、「イコノロジー」などの概念を学ぶ。
Jan Bialostocki“Encompassing themes and archetypal images”
秋学期にはビアロストッキが用いている「枠テーマ」の概念を援用して、各自が関心を持っている領域についての発表を行う。
西洋美術史演習2  大原 まゆみ 通年
【学修目標】 西洋美術史の研究論文1本を読み、現代の研究動向に触れるとともに、論文の書き方(テーマの立て方、論の構成、資料の探し方・使い方、註の付け方など)を学ぶ。また、読んだ論文をヒントに、実際にテーマを立て、調査し、プレゼンテーションを行なうことで、美術史の実践的な力を養う。
【講義概要】カラヴァッジョの初期宗教画「マタイのお召し」と「マタイの殉教」を取り上げ、特に身振り言語に着目することで新しい解釈を提示し、慣習的表現に挑むカラヴァッジョ芸術の特性を浮き彫りにしようとするパットファーケンの論文を読む。また、春学期中に各自がそこから展開ないし関連する小テーマを設定し、発表の日程を決める。秋学期にはその日程に従って各自が発表を行ない、全員でディスカッションする。
【授業に向けての準備・アドバイス】学生主体の授業なので、テクストの予習、発表、ディスカッションに積極的に参加し、自分の能力を活性化するように努めてもらいたい。ただ待っているのではなく、自分から動かないと、調査したり、その結果を人に知ってもらうことの面白さはなかなかわからない。
【教科書】T. Puttfarken, "Caravagio's Story of St. Matthew; A Challenge to the Conventions of the Painting", Art History, 1998, pp.163-181.
日本・東洋美術史演習  山下 裕二 通年
【学修目標】 日本・東洋美術史に関する個々の研究テーマを掘り下げるために、資料、画像を徹底的に収集し、その成果をプレゼンテーションする。4年次における卒業論文に直結する内容となることを期待する。
【講義概要】年度のはじめに、個々の研究テーマを提出してもらう。日本・東洋美術史に関するものなら、時代、ジャンルは問わない。その内容をもとに個別に面談し、発表のテーマを決定する。履修者数によるが、最低一回のプレゼンテーション(レジュメの作成、配布、画像の提示)を行い、ディスカッションする。履修希望者数があまりに多い場合、試験等によって履修制限をする可能性がある。
【授業に向けての準備・アドバイス】研究テーマに選ぶ題材は、作品が実見できるものが望ましい。そのため、講義開始前に、展覧会等でさまざまな情報を収集しておくことが必要。画像提示のために、デジタルカメラ(できれば一眼レフ)、パソコンによる画像の投影に習熟しておいてほしい。
現代美術論A  渡部 葉子 春学期
【学修目標】 現代アートについて、学び、考えていくこと。小レポートやレポートでは、感じていることや考えたことをきちんと言葉で表現することを行うこと。
【講義概要】アート・シーン1968(欧米篇)
1968年という社会的に大きな転換点となった年をとりあげ、その年のアート・シーンを通して現代美術の諸問題を考えます。春学期は欧米篇として、都市を基軸として1968年とその時代の美術状況を見ていきます。授業は美術作品のスライドを多用し、関係資料の抜萃などを配布の予定。また、関連テキストを購読することも考えています。受講者の人数によってオプショナルな展開を考えています。
【授業に向けての準備・アドバイス】展覧会や美術館に出かけて、なるべく実際の美術作品に多くふれて欲しい。
秋学期の現代美術論Bも併せて受講することを勧める。
現代美術論B  渡部 葉子 秋学期
【学修目標】 現代アートについて、学び、考えていくこと。小レポートやレポートでは、感じていることや考えたことをきちんと言葉で表現することを行うこと。
【講義概要】アート・シーン1968(日本篇)
1968年という社会的に大きな転換点となった年をとりあげ、その年のアート・シーンを通して現代美術の諸問題を考えます。秋学期は日本篇として、 1968年の東京を中心とする日本の美術状況と時代背景を見ていきます。授業は美術作品のスライドを多用し、関係資料の抜萃などを配布の予定。また、関連テキストを購読することも考えています。受講者の人数によってオプショナルな展開を考えています。
【授業に向けての準備・アドバイス】展覧会や美術館に出かけて、なるべく実際の美術作品に多くふれて欲しい。
春学期の現代美術論Aを併せて受講することが望ましい。
美術史の理論と方法A  天野 知香 春学期
【学修目標】  美術史という学問領域の展開に沿ってもたらされた理論や方法を歴史的に検討し、それに伴う諸問題の考察を通して視覚表象に対する基本的な意識を養う。単なる方法論や理論の知識の習得が目的ではなく、自分自身が日常の様々な視覚表象を前にしたときいかなる姿勢で取り組むか、「見る」ということがどういうことなのかを考えられるようになることが重要である。
【講義概要】美術史という学問領域を巡る諸問題を具体的に1つ1つ取り上げ、美術史の歴史とそれに伴う理論や方法の変化や現在のあり方と情況を考察する。西欧の伝統の中で培われた「芸術」の概念とその変化、それに伴う諸制度の確立とその変質、18〜19世紀における美術と歴史をめぐる学問の成立、さらに1970年代以降における構造主義やポスト構造主義の登場による人文主義的な人間観を前提とした学問のあり方に対する批判、社会における支配的イデオロギーと視覚表象の関係、ジェンダーやポスト=コロニアリズムの視点、ビジュアル・カルチュアやカルチュラル・スタディーズとの関係などについて、適宜スライドなどを交えながら論じる。
【授業に向けての準備・アドバイス】受動的な姿勢では何も得られません。自分で問題を意識し、積極的に「見る」と言う体験をし、またそれについて考えてください。
美術史の理論と方法B  天野 知香 秋学期
【学修目標】  美術史という学問領域の展開に沿ってもたらされた理論や方法を歴史的に検討し、それに伴う諸問題の考察を通して視覚表象に対する基本的な意識を養う。単なる方法論や理論の知識の習得が目的ではなく、自分自身が日常の様々な視覚表象を前にしたときいかなる姿勢で取り組むか、「見る」ということがどういうことなのかを考えられるようになることが重要である。
【講義概要】美術史の方法や理論に関わる文献(英文)の講読を行う。英文読解そのものが目的ではなく、内容の理解を通して視覚表象分析の諸問題をより深く考察することが目的である。また英文の学術論文を読むための基本的な訓練も行う。授業もその目的に基づいて、テクスト内容についての詳しい解説に充分な時間をかけながら進む。内容の理解のための語句や人名、事項の下調べを含めた充分な予習を毎回必要とする。
【授業に向けての準備・アドバイス】必ずテクストを予習することが求められる。
西洋美術史特講A  金原 由紀子 春学期
【学修目標】 本講義では14〜15世紀の中部イタリアの美術を多角的に理解することを目的とする。当時のイタリアは都市国家の集合体で、都市ごとに異なる社会・宗教事情を抱え、独自の美術を展開した。中世末から初期ルネサンスへの時代の流れを縦糸とし、各都市の政治・社会情勢と美術の様式的特質を横糸として、当時の美術の体系的な理解を目指す。
【講義概要】まず、中部イタリアのトスカーナ地方の地理的特徴、歴史、政治システムを概観し、地図を用いて都市の成立と拡大のプロセスを学ぶ。トスカーナ地方には共和制の都市国家が多かったことに注目し、市庁舎を飾る世俗の美術にも触れていく。それから、他の都市に先駆けて経済発展を迎えたピサ、ルネサンス美術の発祥の地となったフィレンツェ、独自の絵画様式を展開したシエナ、フィレンツェの先進的な美術を後追いし続けた小都市プラートの歴史と美術の流れをスライドを見ながら解説する。作品が置かれた場所(教会や市庁舎など)や都市でどのような意味を担っていたのか、機能面からの検討も加えていきたい。
【授業に向けての準備・アドバイス】下に挙げた参考書に目を通しておいて下さい。
西洋美術史特講B  金原 由紀子 秋学期
【学修目標】 本講義では14〜15世紀の北部イタリアの美術を多角的に理解することを目的とする。当時のイタリアは都市国家の集合体で、都市ごとに異なる社会・宗教事情を抱え、独自の美術を展開した。中世末から初期ルネサンスへの時代の流れを縦糸とし、各都市の政治・社会情勢と美術の様式的特質を横糸として、当時の美術の体系的な理解を目指す。
【講義概要】本講義では、北イタリアのロンバルディア地方、ヴェネト地方の美術を中心に紹介する。まず最初に各地方の地理的特徴、歴史、政治システムを概観し、地図を用いて都市の成立と拡大のプロセスを学ぶ。北イタリアには君主制の国家が多いことに注目し、宮廷の美術の特質についても理解する。それから、ヴィスコンティ家が統治者として君臨したミラノ、ゴンザーガ家のマントヴァ、カッラーラ家の支配下にあったがヴェネツィアに併合されたパドヴァ、スカラ家の支配下にあったがヴィスコンティ家に続いてヴェネツィアに征服されたヴェローナ、共和制の大国ヴェネツィアの歴史と美術の流れをスライドを見ながら解説していく。
【授業に向けての準備・アドバイス】イタリアの中世末からルネサンスの歴史を、概説書で予習しておいて下さい。
日本美術史特講1A  河田 明久 春学期
【学修目標】 外国美術の亜流、日本美術の鬼子と見られがちな日本の近代美術は、しかし異種混交ならではのユニークな魅力に満ちている。その幅と奥行きはわが国の近代そのものの広がりでもある。本講義では日本近代美術史の基本的な情報を伝えると同時に、美術を背後で支えた日本近代の視覚文化の広がりについて考える。時に作者や作品に寄り添い、時に時代状況を俯瞰しながら、近くて遠い日本近代美術の面白さを味わう。
【講義概要】幕末以来のわが国の近代美術史を概観する。ただし従来からある「巨匠/名品中心」「分野別」の通史ではなく、広くイメージ全般を視野に入れた「見せること/見ることの歴史」としての美術史をこころがける。造形と、それを取り巻く環境とがたがいに影響しあう様子をたどることにより、日本近代美術が自らの足もとにまでおよぶ身近な問題であることを伝えたい。講義はおおむね年代を追うかたちで進めるが、一回(ないし数回)ごとに具体的なトピックを設けるので、かならずしも通史的な概論とはならない。トピックスについては、諸外国の作例との比較検討を通じてわが国の事情が浮かび上がるようなものを工夫する予定。
【授業に向けての準備・アドバイス】毎回スライドを使用する。講義を聞き、スライドを見ることが授業のすべてなので、私語や、授業中みだりに教室に出入りすることは許可しない。必須ではないが秋学期の「日本美術史特講1B」をあわせて履修することをお奨めする。
日本美術史特講1B  河田 明久 集中
【学修目標】 外国美術の亜流、日本美術の鬼子と見られがちな日本の近代美術は、しかし異種混交ならではのユニークな魅力に満ちている。その幅と奥行きはわが国の近代そのものの広がりでもある。本講義では日本近代美術史の基本的な情報を伝えると同時に、美術を背後で支えた日本近代の視覚文化の広がりについて考える。時に作者や作品に寄り添い、時に時代状況を俯瞰しながら、近くて遠い日本近代美術の面白さを味わう。
【講義概要】幕末以来のわが国の近代美術史を概観する。ただし従来からある「巨匠/名品中心」「分野別」の通史ではなく、広くイメージ全般を視野に入れた「見せること/見ることの歴史」としての美術史をこころがける。造形と、それを取り巻く環境とがたがいに影響しあう様子をたどることにより、日本近代美術が自らの足もとにまでおよぶ身近な問題であることを伝えたい。講義はおおむね年代を追うかたちで進めるが、一回(ないし数回)ごとに具体的なトピックを設けるので、かならずしも通史的な概論とはならない。トピックスについては、諸外国の作例との比較検討を通じてわが国の事情が浮かび上がるようなものを工夫する予定。
【授業に向けての準備・アドバイス】毎回スライドを使用する。講義を聞き、スライドを見ることが授業のすべてなので、私語や、授業中みだりに教室に出入りすることは許可しない。必須ではないが春学期の「日本美術史特講1A」をあわせて履修することをお奨めする。
日本美術史特講2A  古屋 祐子 春学期
【学修目標】 密教に見られる様々な造形について、宗教の「場(設え)」の問題にも触れながら考察する。
【講義概要】密教では図像が重要な意味を持つ。教義の内容は文字だけでは語り尽くすことができず、図像を用いることで理解や伝法が可能とされている。特に平安時代には王権と結びつくことにより、華麗で多様な密教美術が展開した。そのような密教に関わる造形について、奈良時代から平安時代にかけての作例を対象に講義する。
【授業に向けての準備・アドバイス】密教関係の寺院を訪れたり、仏画や仏像、法具等の美術作品を実際に見る機会をみつけて、場(設え)の雰囲気、実際の作品の大きさ、細部にわたる形の面白さや色の使い方等を観察して、密教美術に対する親しみと知識を持ってもらえたらと思います。
日本美術史特講2B  古屋 祐子 秋学期
【学修目標】 「物語絵」におけるストーリーと造形の関係について、平安時代の『源氏物語』を例として考えていく。
【講義概要】平安時代を代表する『源氏物語』は成立後間もなくに絵画化が始められたと考えられており、その「源氏絵」は王朝に対する憧れと共に現代に至るまで愛好され続けている。そこで各時代の代表的な「源氏絵」を取り上げ、物語を絵画化するに当たり、どのような解釈や選択、表現方法が存在したのか講義する。
に際して、各自が事前に『源氏物語』の大まかな内容及び主要人物を知っておく方が理解し易いと思います。
西洋中世・近世美術史A  平岡 洋子 春学期
【学修目標】 15世紀フランドル絵画の様式的、図像学的伝統の特質を把握する。
【講義概要】15世紀フランドルの社会、政治、経済活動を歴史的、地理的アプローチにより理解する。そして、ブルゴーニュ家歴代の貴族、イタリアやハンザの商人たちと画家との繋がりから画家の社会的地位や経済的環境についても知る。13、14世紀のゴシック絵画やフィレンツェ・ルネサンスの絵画作品と比較しながら15 世紀フランドル絵画伝統を創成したヤン・ファン・エイクとロベール・カンパンの作品を見、フランドル絵画伝統の特質を把握する。
【授業に向けての準備・アドバイス】15世紀フランドルの歴史や人々の暮らしを知るため、ホイジンガ著『中世の秋』(中央公論社、1976年)や小説 トレイシー・シュヴァリエ著『貴婦人と一角獣』(白水社、2005年)などを読んでみる。
西洋中世・近世美術史B  平岡 洋子 秋学期
【学修目標】 15世紀初頭に創成されたフランドル絵画伝統が15世紀半ばから15世紀後半に活動した画家に踏襲されつつ、各画家の独自性によって展開されていった様子を見る。また、15世紀末の画家と16世紀初頭のロマニストたちによりなされたイタリアニスム導入の作品とフランドル伝統の別様の展開を実現した15世紀末の群小画家とヒエロニムス・ボスの作品を見る。
【講義概要】ヤン・ファン・エイク、ロベール・カンパンと並ぶ巨匠、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンによるフランドル伝統様式の確立を見る。その後継の画家、ペトルス・クリストゥス、バウツ、ヒューホ・ファン・デル・フース、メムリンク、ヘラルト・ダフィットによるフランドル伝統踏襲の様と各画家の独自性を作品から把握する。15世紀末の画家と16世紀初頭のロマニスト、ホッサールト、ベルナール・ファン・オルレイ、クエンティン・マサイスの作品からイタリアニスムが導入された様子を見、異文化導入の有様を把握する。また、別様のフランドル伝統の展開を実現した15世紀末の群小画家やボスの作品を見る。
【授業に向けての準備・アドバイス】15世紀末から16世紀初頭を知るため、神原正明著『ヒエロニムス・ボスの図像学』(人文書院、1997年)を読んでみる。
日本近代美術史A  児島 やよい 春学期
【学修目標】 日本の近代美術を、遠い昔のことと考えるのではなく、現代の美術にどう受け継がれているのか、「今」を考えながら振り返って考察する。また、美術は時代背景や社会と切り離せないものととらえ、どんな関わりの上に成り立っているのか、身近な問題やトピックと関連づけながら、アクチュアルな美術史を学ぶことを目指す。
【講義概要】ビデオ、画像、参考書等を使いながら、近代および現代の作家の仕事や生涯を見ていきます。時系列ではなく「今」と「150年前」の間を行ったり来たりしながら、開催中の展覧会の紹介もふまえて、「作家」と「作品」から見えてくるさまざまなことについて考えていきます。授業計画のテーマは仮題。変更は随時、授業で発表します。
【授業に向けての準備・アドバイス】できるだけ多くの展覧会や作品を、自分の眼で、観てください。授業でも随時、「今、観るべき」展覧会を紹介します。また、指定した展覧会の見学レポート課題を出します。
日本近代美術史B  児島 やよい 秋学期
【学修目標】 日本の近代美術を、遠い昔のことと考えるのではなく、現代の美術にどう受け継がれているのか、「今」を考えながら振り返って考察する。また、美術は時代背景や社会と切り離せないものととらえ、どんな関わりの上に成り立っているのか、身近な問題やトピックと関連づけながら、アクチュアルな美術史を学ぶことを目指す。
【講義概要】ビデオ、画像、参考書等を使いながら、近代および現代の作家の仕事や生涯を見ていきます。時系列ではなく「今」と「150年前」の間を行ったり来たりしながら、開催中の展覧会の紹介もふまえて、「作家」と「作品」から見えてくるさまざまなことについて考えていきます。授業計画のテーマは仮題。変更は随時、授業で発表します。
【授業に向けての準備・アドバイス】できるだけ多くの展覧会や作品を、自分の眼で、観てください。授業でも随時、「今、観るべき」展覧会を紹介します。また、指定した展覧会の見学レポート課題を出します。

カリキュラム

pagetop

【現在地】芸術学科ホーム > 学科紹介 > 美術史学系列 > 美術史学系列カリキュラム
Copyright © 2004 明治学院大学 文学部 芸術学科 (E-mail: art@ltr.meijigakuin.ac.jp)