プロフィール、授業のこと、最近の著作、研究室だより。
大原 まゆみ おおはら まゆみ
プロフィール
美術はまず、物と空間の世界。複製やTVを通じてのヴァーチュアル・リアリティでは伝わらない豊かな身体感覚が、美術体験の一方の基礎になっています。
そして、そのような体験のきっかけを提供してくれる作品の背後には、それを生み出した人、社会、時代、文化があり、受け取る私たちの側にもまた、意識的・無意識的に認識や解釈を方向づけている条件があります。こちらの方を明るみに出すには、それなりの知識をもったり、考えたり、誤認がないか検証したりする作業が必要です。美術史をやる、ということは、一般の人よりたくさん作品に接すると同時に、作品と向き合うだけでは身に付かない後者の面を訓練し、特定の問題意識にしたがって、さまざまな個別体験や事象をつなぐネットワークのモデルを作ることだと言ってもいいでしょう。
私は美術史学の訓練を日本とドイツで受け、ドイツ語圏の比較的新しい時代の美術を足場に、モデル造りに励んでいます。
授業のこと
美術史の授業は、1年次で通史の基礎知識、2年次で読解力、3年次で美術史的発想や方法を鍛える構成になっています。最後に卒論を書き上げる快感を味わって下さい。
最近書いたもの
- 「ドイツの国民記念碑 1813-1913」東信堂(近刊)
