ホーム > 最優秀卒業論文賞

2004年度の白金法学会最優秀論文賞は、以下の方々が受賞されました。

受賞者には、2005年3月24日の卒業証書授与式会場において、
白金法学会 の笛木彰副会長および明治学院大学出身の森田健作さんより表彰状と賞金を授与されました。

◇法律学科

大曲 彩紀子(おおまがり さきこ)

「交通事故調書の早期開示について」

 

◇政治学科

高橋 陽介(たかはし ようすけ)

「まちづくりにおける協働の手法:下北沢の「落書き消し隊」の実例を中心に」<本文を読む>

 ここ数年、日本における住民が抱えるまちの問題として、「落書き問題」が大きく関心を呼ぶようになった。渋谷などを中心とした都市部での落書き被害は深刻であり、住民が落書き除去作業を行っても再び描かれてしまい、住民と落書き犯の「イタチごっこ」に終わってしまうというケースがよく見受けられる。増加している公共物や商店のシャッターへの「落書き」はまちの美観を脅かす存在であり、住民が行う落書き対策はまちづくりの一類型であると考えられる。落書き被害に苦戦する住民に関する報道や、増加し続けるまちの落書き群を見る限りにおいては、落書きをまちから排除することは困難と考えられがちであり、東京都世田谷区下北沢も数年前から落書きの被害に頭を抱えていた。しかし、下北沢南口商店街の人々が中心となった「落書き消し隊」の活動は一定の成果をあげ、落書き問題が決して「解決不可能な問題」では無いことを明らかにした。

  本稿では、下北沢を中心としたフィールドワーク(「落書き消し隊」活動への参加、住民や行政へのインタビュー等)をもとにした知見を利用し、下北沢「落書き消し隊」の活動を事例として、第一章では「住民が中心になった協働」を理論的に考察し、第二章では「効果的な落書き対策の段階的な実施」を「落書き消し隊」の活動が一定の成果を挙げられた要因を分析し、第三章において、それらの要因が「住民が主体となったまちづくり」の実践を可能にすること実証した。下北沢における落書き対策では、近年盛んに議論されている住民と行政との「協働」の一類型であると考えられる。一方で、住民主体のまちづくりを実践するための、住民らの「まちの問題は自分たちで解決すべきだ」という意識の重要性を認識させている。下北沢のまちづくりにおける「協働」は、多くの地域において住民が主体となったまちづくりを実践する際の参考事例となることを示し、その構成要素を分析・考察した。

◇消費情報環境法学科

藤野 裕介(ふじの ゆうすけ)

「ロシア極東の変遷と開発展望を多角的に考察する〜ロシア極東の目指すべき開発モデルの提唱〜」


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