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「先住民族と環境正義」研究会 「保護し美化し懐柔せよ ─ アボリジニーをめぐる偽りの政治誌」の報告
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当日は、京都精華大学教授、PARC共同代表の細川弘明さんを報告者に迎え、お話をしていただきました。
細川さんは「環境」「正義」そして「アボリジニ」の概念自体が多様であることから入り、「先住民族と環境正義」という研究会のテーマに重層的な意味合いを持たせるところから発表を始められました。とくに、アボリジニにとっての「環境」や「正義」がわれわれの考えるそれとは同じではないということを、写真や慣習法の概念を使いながらわかりやすく説明されました。
また、アボリジニの環境の概念がドリームタイムなどの伝説と結びついていることなど、アボリジニの文化や世界観にまで広げながら、詳しく解説されました。後半はエアーズロックの観光地などを事例にとってアボリジニの直面する環境問題に触れられました。90分があっという間の、非常に中身の濃いレクチャーでした。 |