現在も続く日本と中国、韓国、北朝鮮などの東アジア諸国との軋轢について学生と共に考える連続勉強会の第1回を開催した。感情的な対立の根底には何があるのかを考察するために、2008年に大きな話題となった「毒ギョーザ」と「汚染米」の取りあげられ方に注目した。営利目的でなく犯罪行為でしかない前者に比べ、営利目的で官僚との共犯関係で進められた後者の方が社会的に深刻な問題であるにもかかわらず、注目は前者に集中した。前者が中国の問題、後者が日本の問題として扱われていることを考えると、この偏った取りあげ方は日中の対立が反映されていることが十分考えられる。こうした点をいくつかの角度から検討する報告を石田氏が行った。
後半はほとんどの参加学生に発言してもらい、われわれが何となく中国や朝鮮半島のことをよく思っていないことには、マスコミ報道の影響が大きく、実際に中国や朝鮮半島の人々と接点がある人には、そうした影響に縛られにくいことなどが語られた。 |