現在も続く日本と中国、韓国、北朝鮮などの東アジア諸国との軋轢について学生と共に考える連続勉強会の第2回を開催した。 日本とかつての被侵略国との間では、戦後処理・戦争責任の問題がある。それを身近な問題として考えるために、戦時下の明治学院生の様子について当時の写真を見ながら検討する報告を石田氏が行った。 「キリスト教主義教育」を掲げながらも次第に戦争協力体制に順応していった大学の雰囲気、神道を基本に据える国家の宗教政策に加担していった学院のキリスト教指導者、軍事教練や学徒勤労動員に対する学生の葛藤などについて、現在のキャンパスの様子と比較しながら考えていった。 加えて、1989年の天皇自粛問題、91年の四大学学長声明、95年の戦争責任「告白」に至る近年の明治学院の動向は、戦争責任・戦後責任に正面から取り組んでいる姿勢として高く評価されている点も紹介した。 終盤には参加学生に発言してもらい、戦時下のキャンパスと現在のキャンパスとは違うといってよいのか、違うとすればどういう意味で違うのかについて意見を交換した。その際、被害の事実に比べて加害の実態について知る機会が少ないことにも言及されたが、次回からは「加害」の実態について学び、考えていくことを確認して終了した。 |