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明治学院大学大学院研究者養成奨学金

大学院心理学研究科 心理学専攻 博士後期課程

湯浅 紋

2015年から心理学研究科で研究をしております。将来的には日本で心理士、対人援助職として活動する方々に、「多文化」という概念について学んでいただきたく、日本ではその分野の第一人者である心理学部の阿部裕先生のもとで学ぶことを決意し、帰国しました。

私が長く暮らしていたアメリカ、ニューヨークでは様々な文化を持つ人々が隣り合わせで暮らしており、そこで見たさまざまな葛藤や衝突、そこで学んだ「皆で生きていく」知恵は、私のかけがえのない経験となりました。日本で暮らしていた時には見えなかった、日本のいいところ、悪いところが、その経験を通じて見えるようにもなりました。研究者としても、一つの視点にとらわれず、さまざまな角度から物事を観察することをいつも忘れずにいたいと思っています。

私にとって日本に帰国することは、アメリカでのキャリアやつながりを捨て、一からスタートすることでもありました。言うまでもなく、質の高い研究を行っていくためには、膨大な時間と資金が必要です。その資金をサポートしてくれた奨学金は、私の研究生活を支えてくれたこと以上に、不安定な生活の中、安心を提供してくれたものとしてとても感謝しています。この場をお借りし、支援者の方々に深く御礼を申し上げます。

掲載日 2017年2月1日 ※所属は掲載時点のものです

大学院心理学研究科心理学専攻 博士後期課程修了

請園 正敏

2016年3月に心理学の博士号を取得いたしました。先生方を始め、諸先輩方のおかげで、最後まで研究を進めることができました。そもそも、私が大学院に進学したのは「空気を読む」という人付き合いの能力と、「一人部屋で作業するより、誰かがいるカフェで作業した方がはかどる」(社会的促進)という現象に興味を持ち、学部を卒業後も研究をしたいと思ったからです。そう強く思えたきっかけは、当時のゼミの大先輩である高野裕治先生と共に研究させていただいたことです。

本学の心理学研究科では、「空気を読む」能力の神経基盤解明のために動物にて検討可能であることを示し、社会的促進の50年来変わっていなかった理論へ一石を投じるなど、行いたかった研究を進め論文にすることができました。特に「空気を読む」能力に関しては、日本心理学会における発表において、特別優秀発表賞をいただきました。

これら成果を出せたのは、ひとえに支援者の皆様のおかげです。なぜならば、研究にはどうしても費用がかかります。また、研究するにも全てを研究費で賄えるわけでもなく、成果を発表するための国内外の旅費などは自費で対応しています。私はこの奨学金のおかげで、実験に必要な費用を賄うことが出来て、社会的促進の論文を出せて、博士号を取得できました。この場を借りて支援者の皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。

掲載日 2016年4月15日 ※所属は掲載時点のものです