明治学院大学のキリスト教主義教育

明治学院大学はキリスト教による人格教育を建学の精神として受け継ぎ、“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念として掲げています。

大学の基本的な機能は「学術研究」(研究)と「学術研究の成果の教授」(教育)にあり、個人の魂の救済を目的とする宗教団体と異なるのは当然のことです。

建学の精神において特徴を持つ私立大学であるとはいえ、学校教育法にもとづく公的な研究教育機関として明治学院大学では、文学、経済学、社会学、法学、国際学、心理学、教養それぞれの学問の専門性に通じた優秀な教員の確保と、研究成果の向上を目的として各学部教授会、教養教育センター教授会が運営されています。また、研究者にとって旧約聖書で約束された安息年として、7年毎に1年間の特別研究休暇(サバティカル)を保障する研究環境を整えています。

昨今、情報の発展や経済のグローバル化のもとで、教育論議が盛んです。大学は世界標準を目指し、研究教育成果を公開し、その責務を果たしていかなければなりません。また科学技術や組織の発展にともない、高度な専門性を教授する専門職大学院の設置が大学に求められているのも事実です。

しかし、学問がいかに高度化、専門化したとはいえ、大学は、教員という人格から学生という人格への研究成果の教授の場でもあります。教員と学生が一個の人格をもつ人間として互いに尊重し合うヒューマンな関係のもとに教育がなされなければ、研究成果はなかなか伝わるものではありません。そこに明治学院大学の教育理念である “Do for Others(他者への貢献)”の意義があり、その理念を保障するキリスト教による人格教育という確かな根拠=建学の精神があります。

明治学院大学では、各専門学部、教養教育センターが提供する正課カリキュラム以外に、学生の人間としての成長を支援する目的で、ボランティア、国際交流、そしてキャリア教育にも力を入れ、教職員一同キリスト教による人格教育を推し進めています。