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2016.10.29

『天使にラブソングを』

10月7日は、本学と連携協定を結んでいる静岡英和女学院中学校・高等学校へ講演のため伺いました。今回は私の研究分野である「少子化と児童福祉施策の動向」に関連し、子どもや子育て家族の現状や課題について講演をさせていただきました。この講演は、教育連携として、静岡英和女学院中学校・高等学校と企画した明治学院大学連続市民講演会「こどもの視線、家族の目線」の第1回目であり、続く第2回目には、本学心理学部の野末武義教授が「夫婦・親子のコミュニケーションと心の健康」というテーマで11月5日に講演を行います。本学と連携推進校との間では、このような企画を行っており、大学としても力を入れていきたいと考えています。

当日は、静岡英和女学院のすてきなチャペルで開催していただき、吉田幸一校長先生をはじめとした先生方のあたたかいもてなしのお気持ちに触れ、心より感謝いたします。生徒さん達が礼儀正しく、講演も熱心に聞いてくれました。また、参加された40名を超える一般市民の方々のなかには、本学卒業生もおり、講演の前後に懐かしくお話をさせていただきました。

講演で一番話をしたかったポイントは、子どもや親の子育てへの地域社会の関心と理解の必要性です。このことに関連して、すてきな偶然がありました。

講演に先立って、本学のゴスペルクワイヤの学生たちが合唱を披露してくれたのですが、歌った歌の一つに映画「天使にラブソングを2」で使われていた「ジョイフル・ジョイフル」があったのです。讃美歌では158番です。

「天使にラブソングを」(1990年代初頭に公開)は、全体としては、コメディタッチのミュージカル映画ですが、民族差別に怒りつつも、人前では小さな声でしか話せない男子高校生や、母子家庭の女子高校生が登場し、当時のアメリカの世相を反映しています。アメリカ大統領選をみてもわかるように民族差別、ひとり親家庭の貧困は現存しています。日本でもヘイトスピーチの問題があり、子どもの6人に1人が貧困状態にあり、母子家庭の子どもは2人に1人が貧困だとされています。

本学の学生や入学を目指す方々が、多様な価値観を持つ人々と共生し、社会的課題に取り組んでいける力を身に着け、それが起点になり少しでも社会を変えていく、そのような成長を私たちが支えていきたいと考えています。