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2016.12.24

サンタがくるという幸せ

11月25日は、本学白金キャンパスのクリスマスツリー点灯式でした。例年のように、港区からは港区立白金の丘学園白金の丘小学校の皆さん、小諸市からは小諸市立東小学校の皆さん、そして明治学院高等学校の皆さんが参加してくれました。今年は、小諸市からは小泉俊博市長も参加され、楽しいひと時を持つことができました。年明けの1月5日までツリーは夕方になると点灯しています。思い出を紡ぐクリスマスを過ごされることを願っています。

さて、私が子どものころ、サンタは煙突から入ってくるという話でしたが、当然、日本家屋の我が家には煙突などなく、不思議に思っていたものです。親に聞いても「良い子のところにはサンタさんが来てくれる。だから、いうことはちゃんとききなさい」というように話を変えられて、私の疑問符は頭の上にうかんだまま、やがてサンタは存在しないということに気づくようになりました。思春期になって、チャールズ・ディケンズの『オリバーツイスト』を読むなかで、産業革命期のイギリスでは、煙突掃除は体の小さい子どもが従事する「仕事」であり、児童労働において健康被害と労働搾取の対象であったことを知り、私の煙突への思いもやがて変化していきました。煙突が煙を排出する暖炉の燃料となった石炭は、児童が採掘場で酷使される状況をもたらしたのです。

イブのワクワク感や翌日の驚きあるいは予定調和的喜びで良い思い出を持っている人もいるでしょう。一方で、現代社会では、そのような記憶が持てない子どもが、多くの戦闘地域や貧困地域に暮らしていることも忘れることはできません。クリスマスはキリスト教由来の行事ですが、習慣としての楽しさをみんなが享受できる世の中になってほしいものです。

良い年末・年始をお迎えください。

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