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2017.05.02

くまモンとオレンジリボン

熊本県の地震災害から1年以上たちましたが、まだ復興には時間がかかりそうです。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

震災前に県の観光課に勤務する本学卒業生に、「ところでくまモンのなかに入る人は何人くらいいるの」という質問をしてみました。答えは、「くまモンはくまモンで、人などは入っていませんよ」でした。さすが、観光課勤務ですね。

このくまモン、実は本学にもいるのです。本学の生協では、くまモンクッキーが販売されています。くまモンクッキーは熊本地震で被災した「くまもと障害者支援センター」が販路を激減したため、利用者の方々の「労働」の場を確保するお手伝いのために販売されています。

くまモンはオレンジリボンともコラボしています。熊本の関係者がこのピンバッジを作成しました。オレンジリボンは2004年に栃木県で起きた子どもの虐待死事件をきっかけに、そのことを忘れず、二度とこのような事件が起こらないように願う人々が作り出したものです。私も理事を務めるNPO法人児童虐待防止全国ネットワークが2006年から総合窓口を担っています。オレンジリボンは、子どもの虐待防止のための多様な活動のシンボルマークとして、子どもの虐待を防ぐために広く普及させたいと考えて活動しています。使用を検討される場合にはインターネットにオレンジリボン運動のホームページがあるので、この団体に連絡をとっていただければ幸いです。

オレンジリボンは、乳がん防止のためのピンクリボンほど社会的な認知はされていませんが、くまモンと一緒のオレンジリボンをつけていると多くの人が関心を持ってくれます。もともと、広報のための「ゆるキャラ」だったくまモンが、児童虐待防止や「熊本地震」からの復興やそれに携わる人々を支え、社会活動にも力を貸してくれています。震災からの復興も児童虐待防止も一朝一夕になし得るのは難しいことですが、多くの人の関心や支えがこれからもますます必要であることを強く感じています。