スマートフォン版を表示
2017.09.01

風穴

標題は「かざあな」ではなく、「ふうけつ」と読みます。

本年も、本学の協働連携先である長野県小諸市主催の島崎藤村文学賞授賞式、藤村忌に出席してきました。文学賞授賞式では、中高校生の文章力の豊かさに感動しました。また、小泉俊博小諸市長との歓談では連携に関する多くのヒントをいただき、そのフランクなお人柄に改めて感じ入った次第です。

さて、小諸市では「第4回全国風穴サミット」というイベントが9月に開催されます。この催しは、風穴を持つ市町村の相互交流と情報発信等が目的となっています。市役所の方にお願いし、市内に何か所かある風穴の一つを案内いただきました。藤村忌当日は小諸も暑い一日でしたが、風穴の入り口にくるだけでもう冷気を感じ、洞窟ではないのですが、立て掘りの穴に下っていくと気温は摂氏2度程度に気温が下がります。その気温の急激な変化には感動しました。

もともと風穴は、蚕糸産業興隆のなかで蚕が繭を紡ぎだす時期を調整するために利用されていたそうです。風穴は地下に広い空間があり、そこに冬の寒さを蓄え、冷温を保つ自然のシステムということがおおよその理解でよいようです。今でも、地元住民は食料や飲料の保管に使っているとのことでした。小諸市の風穴を見学しながら、自然とともに生きることを学び、それぞれの郷土における文化に思いを馳せました。

本学は今年度から自治体推薦入試制度を小諸市との協働連携のなかで立ち上げました。郷土を愛し、小諸の素敵な文化を本学にもたらしてくれる学生が入学することを期待しています。

学生の皆さんのなかにも、夏季休暇中に故郷で過ごした方々がいらっしゃるでしょう。ぜひ地元自慢をお互いにしてみませんか。あるいは、地元のことではなくても、皆さんのこの夏季休暇における新たな体験を仲間とシェアしてみると、探究心も高まり、より豊かな大学生活になるのではないでしょうか。