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学び

国際平和研究所主催 フィリピン・エクスポージャーに参加

大学時代の一つ一つに意味がある

3月8日から約2週間、明学生6人がフィリピンのネグロス島にてホームステイをしながら学びの旅をしま した。参加した学生それぞれが、関心のある社会問題の当事者にインタビューをしながら、平和学に基づく「構造的暴力」を探し出し、自分との関係性を考えていくというものでした。障がいを持った子供の生活状況を調査した学生、学費や交通費を稼ぐために働きながら小学校に通う子供や、大土地所有制の下で働く農場労働者にインタビューした学生など、 一人一人が当事者が受けている埋もれた暴力を見つけ出しました。 社会構造に組み込まれて埋もれた暴力は、当事者にとってあまりに当たり前になってしまっているため、見えにくくなっています。暴力の被害者はこう思っています。貧しいから、山岳地域に住んでいるから“仕方ない”。本当にそうでしょうか。 どんな人にも人生に、より人間らし い選択肢を求める自由があって良いはずです。人生の選択肢のギャップを埋めるには、暴力を起こす構造と当事者のニーズを理解する必要があります。そこから自分たちにできることを探求し、それぞれが次のステップに移りたいと考えています。

福田夏美(国際4年)

労働者の方に教えてもらいながら、サトウキビの収穫体験