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学び

「アルコールハラスメント」を知っていますか?~自分を守る技術を身に着けよう

7月6日、課外活動の代表者を中心に、市民団体アルコール薬物問題全国市民協会(ASK)の紙谷名枝子さんの講演「知っているようで知らないアルコールの話」をお聞きしました。ハラスメント相談支援センターと学生部共催です。

お酒に関する基本的な知識だけではなく、あまり関心がなかった、飲み会からどのようにアルコールハラスメントに繋がるのか、どのように防げばいいのかなど、命に関わる大切なお話を聞くことができ、改めて考えることの多い貴重な講演会となりました。普段の友人との飲み会での些細なことも実はアルハラだったのではないかと肝を冷やすようなお話もあり、団体の長を務める身としてより一層意識するだけではなく知識も身につけていこうと強く思いました。

講演会の中で特に私の記憶に残っているのは、飲めないときは飲まないと言い切ること、そしてそこから立ち去ることが自分を守る技術として必要だということです。

大学生のみならず人間関係において断りにくい空気というものがあると思います。その空気こそがアルコールハラスメントの元凶です。改善のためには、飲めない人に対して周りの人が理解するだけでなく、本人も圧力に負けずに断る気持ちが大切だと学びました。もちろん拒む際にも勇気が必要ですが、アルコールの本当の恐ろしさを学んだ後では無理に飲む方が圧倒的に怖くなりました。サークルの代表だけでなく、大人と子どもの中間である大学生みんなに聞いてほしい講演会でした。

執筆者:福良直樹(経営4年)

白金通信2016年10月号(No.486) 掲載


「酔いとは脳のマヒ」。パネルを見ながら学びました


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