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ボランティア

【熊本地震復興支援】風化させない、伝え続ける ~学生たちが熊本を訪問して交流

甚大な被害を受けた熊本地震から5 ヶ月経った9月。本学教職員と学生6人が熊本学園大学や障がいのある方の避難所、仮設住宅のカフェなどを3日間訪問し、震災直後から支援活動を続ける学生や住民と交流しました。熊本学園大学は、校舎の一部を障がい者の避難所に開放するなど、積極的な支援で知られ、本学とはボランティアセンター準備室の立ち上げ支援などを通じた交流が続いています。ワークショップで熊本の学生は“被災者であり支援者でもある”立場から、悩みや課題について発表。明学生は東日本大震災の支援活動での体験を発表するなど、意見交換を行いました。

今回特別な思いで参加した松下梨那さん(社福2年)は熊本出身。募金活動などを行い、地元のためにできることを考え続けています。「東京と熊本、両方に縁のある私だからできることがある。ゼミで話したら、何人もの学生が興味深く聞いてくれて嬉しかった。震災を風化させないよう、熊本の状況を伝え続けたい」。今回の訪問が一人ひとりの道標、そして今後につながる原動力となっています。

1612hitoga_kumamoto_photo1まだ被害の残る益城町を訪問。復興への取り組みを伺いました。

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1612hitoga_kumamoto_newphoto3仮設住宅で暮らす子どもたちと。思いっきり体を動かしたり、 切り絵で遊んだりしました。

1612hitoga_kumamoto_photo2熊本学園大学の学生と復興支援活動について意見交換。

1612hitoga_kumamoto_photo3くまもと障害者労働センターにて、被災当時 の状況を教えていただきました。(同センターの皆さんが作っている「くまモンクッキー」を明治学院生協で販売中。)

「熊本地震から学ぶ」フォーラムが本学で開催されました

10月3日、「熊本地震から学ぶ、企業とNPOの社会的インパクト協働のあり方」をテーマに、CSV※フォーラム「More Impact Japan 2016」が白金キャンパスで開催され、100名を超える参加者がありました。熊本の避難所管理者や支援を行った国際機関・NGO、企業の当事者からの報告を通して、「その時現場で何が起こっていたのか」を理解し、ディスカッションでは知識や経験の伝承、情報の共有など、今後の支援や事業のあり方について議論が行われました。

※CSV(Creating Shared Value):社会での共有価値の創造を指し、社会価値と企業価値を両立させる取り組み。

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白金通信2016年12月号(No.487) 掲載

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