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学び

自由に生きていくこと ~パリ多発テロで妻を亡くしたアントワーヌ・レリス氏との対談

6月29日、フランス人ジャーナリスト、アントワーヌ・レリスさんと本学学生(約20名)が対談を行いました。レリスさんは昨年11月のパリ同時多発テロで奥様を亡くされ、直後に気持ちを整理するためにフェイスブックへあるメッセージを投稿しました。「私はあなたたちを憎まない」という内容は、瞬く間に世界中の人にシェアされました。レリスさんはその出来事を著書にし、世界を回る中で、日本の学生が持つ考えや価値観に興味を持ったことから今回の
対談へと繋がりました。

「国を変えるのは若者次第。若さは何事も白紙に戻せるパワーを持つ。情熱、理想を持って行動すればなんでもできる。経験がいつも正解とは限らない」というレリスさんの力強い言葉がとても心に響きました。自分の夢ややりたいことを、理由をつけて諦めがちですが、人生をより濃く豊かに生きたいのなら自ら行動しなければいけないということを学びました。

私は事件当時、クロアチアに留学中でした。多くの学生がショックを受け、パリに祈りを捧げていました。私もクロアチアでもテロが起こるのではないかと、見えない恐怖を覚えました。しかし、偏見や先入観、固定概念を破る懐疑
的な思考で物事を判断すること、そして恐怖に屈せず、普段通りに自由に生きていくことの大切さを教わりました。今も連日、世界中でテロの報道がある中、レリスさんのお話は大変貴重で、今後の世界、日本について改めて考えるきっかけとなりました。

執筆者:篠原綾佳(国際経営3年)

1612topicB_Leiris_photo1テロ後、どんな気持ちで過ごされ ているかなど、学生が伺いました。

1612topicB_Leiris_photo2日本の印象についてのお話も。記者の名刺文化に驚かれたそうです。

白金通信2016年12月号(No.487) 掲載