芸術学科

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“芸術”や“アート”に関する知識、理論、歴史について学び、芸術の伝統と変革という視点を研ぎすましながら、芸術にまつわるコミュニケーションの在り方なども幅広く探求します。私たちは、“芸術”に対する興味を大切に育て、確信を持って学ぼうとする意欲には高度な専門知識で応えます。“芸術”や“アート”のことが頭から離れない学生を期待します。

The Department of Art Studies

芸術学科の特徴

本学科は実技修得ではなく、人間・文化・社会との関わりの中で芸術そのものや、その背景までをも総合的に学ぶことのできる日本の大学のパイオニア的存在となる学科です。

1年次にあらゆる芸術分野の領域を学んでから、専門領域へ

本学科には、音楽学、映像芸術学、美術史学、芸術メディア論、演劇身体表現の5つからなるそれぞれの専門領域を深める専門コースと複数の分野を領域横断的に学ぶ総合芸術学コースがあります。入学後は、すぐにコースを選択するのではな く、まずは様々な分野の講義を自由に履修することができます。

「卒業論文」「卒論ゼミナール」が必修となる専門5コースでは、文献講読や演習科目を通して卒業論文執筆に必要な専門知識を養います。「卒業論文」「卒論ゼミナール」の履修がない総合芸術学コースでは、専門5コースが提供する科目群の中から各自の関心に沿って領域横断的な学びが可能になります。また、芸術学科では、学芸員資格取得のためのカリキュラムも用意されています。

新コース誕生! 舞台芸術の豊かさを多様な角度から探求する [演劇身体表現コース]

演劇、バレエ、ダンス、ミュージカル、伝統演劇など、古今東西の舞台芸術の歴史や理論、その可能性、意味について学びます。また、声や体のベーシックな身体技法の実習、実践型の講義も行います。

古典から現代まで多角的に考察する [音楽学コース]

現代における音楽の材料を歴史と理論をもとに、多角的に探究。日本や東洋、世界各地の民俗音楽やポピュラー音楽を古典から現代まで幅広く学び、自分なりの音楽の世界観を構築します。

80本の映画鑑賞で文化・社会との関わりを追究 [映像芸術学コース]

120年におよぶ映像の歴史を、理論的な裏付けを踏まえながら学びます。1万本以上のビデオストックから、厳選した作品を鑑賞し、討論を重ねながら映像体験を積みます。作品に託されたメッセージを読み取る視点を身につけ、映像の過去と 現在を往還しつつ、その意味を理解します。

西洋、東洋、日本の美術史を多面的に学ぶ [美術史学コース]

世界のあらゆる地域の美術をターゲットに、美術を深く考察します。研究者や学芸員を目指すことも、生活の中の視覚イメージを解読してみることも可能です。ヨーロッパへの短期留学も盛んです。

既存の枠組みを越え世界を多様にとらえる [芸術メディア論コース]

従来の芸術の枠に収まりきらないさまざまな文化的事象に、メディア・コミュニケーション・文化社会学の視座から迫ります。ワークショップなどの実践的な学びを通して柔軟で多様な見方を養います。

横断的に学び総合的に芸術を理解する [総合芸術学コース]

音楽学・映像芸術学・美術史学・芸術メディア論・演劇身体表現の専門 5 コースを横に紡ぎ、幅広い授業のラインナップから芸術をとらえます。広い視野を持った芸術の理解者を育みます。「卒業論文」「卒論ゼミナール」の履修はありません。

学芸員資格も目指せる

学芸員科目を履修することで、国家資格である学芸員資格を取得することが可能です。学芸員には、美術史学など特定分野の専門知識だけでなく博物館の使命や運営、収集品の管理と保全、安全で効果的な展示の企画と実施法など、広範な知識や技能が要求されます。

多様な領域の第一線で活躍する教員がそろう芸術学科では、さまざまな場面で学生に本物の体験を提供しています。学外へのイベントの参加はもちろん、学内でも芸術家、研究者によるシンポジウムや講演会、演奏会、演劇公演など多くの機会が用意されています。

4年間の流れ

カリキュラム

※2017年度大学案内に記載のカリキュラムは、旧カリキュラムとなります。
※年次は、当該科目を履修できる最低年次を表します。
※教職課程についてはこちらをご覧ください。
※ヘボン・キャリアデザイン・プログラムについてはこちらをご覧ください。

主な科目紹介

音楽学基礎演習

音楽学の基礎を学びながら、各自、与えられた課題について資料を集め、研究し、その成果の発表(プレゼンテーション)を通して、学問的分析・考察の方法を身に付けます。

映画史通説

100年を超える歴史を持つ映画ですが、芸術としてはまだ新しいジャンルです。短いながらも濃密な歴史を、表現、思想、技術面などからたどっていきます。

日本・東洋美術通史

高校までは接する機会が少なかった日本および東アジアの美術について、魅力的な入り口を紹介。ビジュアル資料を駆使して目覚ましい造形を見せていきます。

西洋美術史演習

西洋美術史の新しく興味深い研究論文をベースに学生主体で発展研究を行います。春学期に論文講読し、秋学期には各自がテーマを選んで発表・討論します。

メディア・コミュニケーション論序説

「メディア」とは、私たちが表現活動をする上で不可欠なものです。情報や意味を伝えるメディアが、芸術や社会の出来事とどう関係してきたか、メディア論の基礎を学びます。

身体表現論概説

身体についてさまざまな角度からとらえ直します。古今東西の演劇やダンスなどの魅力的で優れた舞台芸術、身体表現の試みを取り上げ、映像を多用して考察します。

キリスト教芸術

西洋文化の根幹であるキリスト教の理解なしに近代市民社会を理解することはできません。本講では芸術作品をとおしてキリスト教の理解を深めていきます。

主な卒業論文タイトル

  • ドビュッシーの音楽の分析と時代背景の考察
  • 宗教改革期における西洋音楽研究
  • VOCALOIDの〈声〉についての考察
  • チャップリン映画における音の機能
  • 鈴木清順における映画と歌舞伎の関係性
  • 建築家ブルーノ・タウトと日本美
  • ミュシャの芸術としてのポスター広告の考察
  • 『ライオンキング』におけるジュリー・テイモアの演劇手法
  • 漫画『ドラゴン桜』に見る学歴と受験のイメージ

私の学び


手呂内 孝憲 (TEROUCHI, Takanori)
芸術学科3年次
栃木県 佐野高等学校出身

幅広い分野から美術史を学ぶ

日本美術に興味を持ったのは、明治学院大学の山下先生が出演した美術番組を観たのがきっかけでした。そのとき、日本美術の面白さの一端に触れて、ぜひ先生の講義を受けたいと芸術学科へ進学しました。この学科には、それぞれの分野で一流の先生方がそろっています。日本美術史を中心に据えて学ぶ一方、美術史の学びに関連した映画や音楽など、他の系列の授業も幅広く履修することができました。

より多くの作品に触れ、学びを深める

美術史を学ぶ上で一番重要なことは、実際に作品を生で観ることだと考えています。そこで、2年次には先生からのアドバイスをもとに、100近い展覧会に足を運びました。3年次からはゼミ形式の授業がはじまり、最も興味を持っている「速水御舟」をテーマにして研究に取り組んでいるところです。

学芸員として日本美術の専門家に

将来の目標は、自分の言葉で作品を語ることのできる学芸員になることです。そのために学芸員課程の授業も履修しています。また、日本美術をさらに深く学ぶために、大学院への進学も考えています。

履修モデル(2年次春学期)

卒業後の進路

音楽マネジメント、学芸員、映画イベントのプロデューサーといった専門的な職種に就く人が多く、近年では、出版、放送、IT関連に就職する人も増えています。また、ファッション関係に進む人が多いことも特徴です。一方、企業や公務員として、芸術学科の卒業生らしいユニークな活動をしている人もいます。大学で学んだ、人間がつくりだす表現とそれを享受する社会に関する深い洞察力が、あらゆる場面に活かされています。

主な就職先(2013~2015年度)

TBSトライメディア/USEN/青森テレビ/電通/電通テック/日之出出版/ウォルト・ディズニー・ジャパン/エイベックス・グループ・ホールディングス/凸版印刷/イプサ/ジェイアイエヌ/ユナイテッドアローズ/東日本電信電話/エイブル/大塚家具/丹青社/パナホーム/東亜道路工業/ジェーシービー/三井住友銀行/三菱東京UFJ銀行/大和証券グループ本社/アクサ損害保険/イオンクレジットサービス/オリックス生命保険/リコーリース/茨城県信用組合/三井住友海上火災保険/三菱UFJモルガン・スタンレー証券/第一生命保険/シンドバッド・インターナショナル/星野リゾート/東京會舘/コクヨ/リコージャパン/三越伊勢丹/ヤマザキ・ナビスコ/エイチ・アイ・エス/日本郵便/ANA成田エアポートサービス
2016年3月7日現在

入学試験制度一覧

入学案内 (入試情報)にてご確認ください。