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コラム「キャンパスCLINIC」

講演会「若者と性感染症」

白金通信2005年10月号

この夏は、国の内外が、何度となく大きな災害に見舞われ、多くの犠牲者も出て、いろいろと考えさせられました。 アメリカではハリケーンで過酷な避難生活を強いられている人々、その劣悪な生活環境の中で、感染症の広がる危険性も出てきているようです。(9月8日現在) このような状況下での感染症はいくら個人が注意をしても防ぐことが難しく、抵抗力のない乳幼児や体力の低下しているお年寄りに犠牲が出てしまいます。 さて、皆さんは夏休み、どのように過ごされたことでしょう。 校医の朝比奈先生執筆の本誌7月号キャンパスクリニック「八つぁんどうしたんだい?」をしっかり読んでくださった方は、後悔のない夏休みを過ごせたのではないでしょうか。 性感染症は、災害地に広がる感染症と異なり、個人が十分な知識を持って、その認識のもとに行動することで十分防ぐことのできる感染症です。 秋学期、健康相談所では性感染症について皆さんにしっかり勉強をしていただきたいと考え、講演会を実施します。 講師は、家族計画協会クリニック所長の北村邦夫先生です。先生の講演はすごい迫力!なおかつ、ご自身の体験をもとに明るく軽快なタッチで進められ、若者の目線に即した実質的な内容と定評があります。必ず皆さんのこれからの性行動を考える上での指標になることでしょう。 また、白金祭ではみなと保健所との共同企画で「大学生へのHIV・性感染症予防普及啓発展」を開催しますので、こちらもぜひ足を運んでください。 知らなかったでは済まされません。あなた一人の無防備な性行動は、あなた一人の性感染症にとどまらず、人から人へと広がって行く恐ろしさを知ってください。 セックスには、責任を伴うことを知ってください。 多くの皆様の参加を期待します。

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