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コラム「キャンパスCLINIC」

風邪を吹き飛ばせ!

白金通信2007年2月号

 風邪の流行る季節です。

 卒論提出が迫っている方、秋学期試験に向けて猛勉強中の方、その他、多忙な毎日を過ごされていることでしょう。そんな時、風邪なんかで寝込んでしまい、全てのスケジュールが狂ってしまわぬように、風邪対策のお話をしましょう。

 風邪のウィルスは、約200種あります。ウィルスは乾燥した空気を好み増殖します。湿度が低いと、のどの粘膜はカラカラに乾燥し、ウィルス感染も起こりやすくなります。これが典型的な風邪の症状です。

 予防するには、外出時にはマスクの着用、帰宅したら手洗いやうがいをまめに行うことです。また、気密性の高い部屋でエアコンやガスストーブの温風などによって部屋の湿度が低下すると、ウィルスはどんどん勢いを増します。加湿器で湿度を50~60パーセントに保つことがもっとも望ましいのですが、ない場合は閉め切ってしまわぬように、時々喚起をしたり、部屋の中に湯気をたてましょう。その蒸気で湿度は上がり、ウィルスも飛ばされます。

 風邪の症状が出たら、消化がよく、栄養のあるもの(特にたんぱく質、ビタミンB1、Cを多く含む食品)を摂取し、お茶をたくさん飲んで体を温めましょう。そして、薬を服用し、早めに寝ることです。

 長引く咳(2週間以上)、高熱(38度以上)の症状の方は病院の診察を受け、肺炎や結核などに罹患していないか確認してください。
 さあ、窓をあけてリフレッシュし、風邪とさよならです。


保健師 土屋まき子

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