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コラム「キャンパスCLINIC」

健康にフォーカス!

白金通信2012年3月号

 健康支援センターでは2011年7月から食育活動を始めました。各キャンパスの食堂で『こころとからだにいいメニュー』を季節毎に、旬の食材を使って症状別に展開しています。豊富な野菜が好評です。
 食事に関心を持つとやる気がみなぎってきます。忙しくなるとついつい簡単に食べられるパンや麺類でお腹を満たしがち。その状態が続くと栄養の偏りから、朝起きにくく身体がだるい、しなくてはいけないことが後回しになり、食事をする時間がないといった悪循環な状態にはまっていきます。食生活が引き起こす負のループを何から改善すればよいでしょう。

朝食を食べていますか?
 血色の良い学生さんに朝ごはんを食べていますかと尋ねると「食べています!」と元気な返事が返ってきます。どこかゆとりも感じられます。朝ごはんを食べるということは、少し早起きをしなくてはいけません。朝から食欲がない方の多くは、夕食を食べる時間や終身時間が遅いようです。早起きは三文の得といいますが、朝から活動できるよう準備するということは思考が変わり行動が変わります。太陽の光を浴びて(曇りの日は部屋の明かりで)身体を目覚めさせ、エネルギーの源を食事から取り込みます。
 大学生のみなさんの傾向は、食事にお金をかけたくないという思いがあるようですが、健全な精神と肉体はやはり『食』からです。簡単な自炊をしてみませんか?ポートヘボン→MGノートブック→レシピには安くて簡単に作れるレシピを載せています。ぜひ試してみてください。

本で知る健康
 2012年4月以降、健康に関するコーナーが図書館に設けられる予定です。
 健康に関して気軽に読める内容を百冊ほど準備しました。前述した『食』は、レシピ本から物語まで幅広く揃えています。本から健康を意識してみませんか?大脳は1日三万回あれこれと自動思考しています。健康を意識するということで自分の行動パターンを振り返るきっかけになるかもしれません。
 あたたかい陽だまりの中で、読書を楽しんでみてはどうでしょう?



保健師 松本理恵

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