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コラム「キャンパスCLINIC」

禁煙マラソン体験記

白金通信2017年3月号

「伴走」が生んだ「完走」

 社会人として入学した私は、同学年の学生よりも歳を重ねています。そのため、喫煙暦も15年近くと、日々ニコチンに依存する生活をこれまで送っていました。大学1年生の春に、健康支援センターで禁煙マラソンに参加できることを知り、チャレンジすることを決意しました。私自身もそうでしたが、禁煙マラソンと聞くと「どんなことをするのだろうか」と疑問に思う人が多いかもしれません。その内容は複雑なものではなく、医師との面談の後、ニコチンパッチを支給してもらい、健康支援センターのスタッフと週1回の面談を行うというものでした。医師とスタッフの方々はとても親切なので、禁煙に対する意欲も向上します。
 ところが、私は禁煙マラソンを完走する目前で「一本だけお化け」の誘惑に負けてしまい、喫煙してしまいました。それから健康支援センターと距離を置くようになり、一度目の禁煙マラソンは失敗に終わりました。その後、しばらく喫煙生活が続きましたが、今年の春に友人の誘いもあり再び禁煙を考えるようになりました。以前のことがありますので、健康支援センターになかなか足が向きませんでしたが、スタッフの方は快く迎え入れてくださり、再び禁煙にチャレンジする日々が始まりました。今回も順調には進まず、誘惑に負け喫煙してしまうという事態が続きました。その結果、「もう禁煙なんてできないのではないか」と考え始め、何度も面談をやめようと考えました。そのような状態の私を、スタッフの方が優しく支えてくださり、時には禁煙以外の体調の話や、精神面の話などに耳を傾けていただき、半年近くかかりましたがやっと「完走証明書」をいただくことができました。
 今では、ここ数十年感じたことがないほどの体調を取り戻すことができました。一人で完走することは絶対に無理なことだったと感じています。何度失敗しても見捨てずに「伴走」してくださったスタッフの方たちのお陰で、無事に「完走」することができました。本当にありがとうございました。

藤本拓己(社福3年)