教育目標
開設以来40年以上の歴史を有するフランス文学科は、フランスに関する教育・研究の重要な拠点の一つとして、すでに高い評価を得ています。しかしまた本学科は、他には見られぬ独自の雰囲気をもった、いわば「異色の老舗」であることも確かです。
それはまず、アカデミズムにとらわれないという教育方針に表れています。本学科の教育目標は、「日本」でも「アメリカ」でもない、「フランス」という窓から、新鮮で奥行きのある世界に踏みこんで、他では手に入れることのできない、ユニークな感性や視点を学生に育んでもらうことです。
教育目標に対応して、語学・文学はもちろん、芸術や思想、歴史や社会など、さまざまなジャンルの科目が設置されています。カリキュラムの間口の広さや多様性も、本学科の長年の教育経験から生まれたもので、私たちの誇りでもあります。
3年生と4年生は全員ゼミに参加し、また卒業論文も必修です。学生たちは、ゼミでの議論やレポートおよび卒論における文章表現を通じて、自分が考え、感じていることを人に伝えていくことの大変さと喜びを実感することになります。そうした基本的な伝達能力の育成こそが、情報技術が高度に進展した社会において、実はもっとも必要とされるものでしょう。当然、卒業論文のテーマもきわめて多岐に渡りますが、学生が見つけ出したテーマが斬新であればあるほど、教員の指導に熱が入るのが例年の光景です。
本学科は、日本と文化風土がまるで異なるところで生まれた、刺激的な言葉や発想との出会いの場にほかならず、そうした出会いを繰り返し経験することによって、学生は将来さまざまな局面でクリエイティヴな輝きを発揮できる人材に育ってゆきます。実際、おやと思う視点から、意外な面白さを、予想外の問題点を生き生きと、そして実に楽しげに語る学生がこれまでもたくさん本学科から巣立っています。またこれからも、そうした学生たちを是非とも社会に数多く送り出してゆきたいと願っています。
改革プラン
2007年度より実施
- 卒業論文指導体制の改善
卒業論文作成時に助言を行うため、フランス文学専攻の大学院生をティーチング・アシスタントとして採用し、「卒論支援室」を開設します。
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