教育目標
現代社会は大小さまざまな問題を抱え込みながら歩みを進めています。ひとつの「問題」に取り組むことができたなら、そこから他の諸問題との複雑な絡み合いもまた見えてくるでしょう。大事なのは、社会にある葛藤に気づき、自分の目でそれを見つめ、問題として発見することなのです。
私たちは毎日、他者と出会う生活をしています。「私」と異なる点において、家族も仲間と思っている友人も「他者」であり、そして賑やかな街を歩けば、言葉も文化的背景も異なる外国人や、マイノリティ・グループに属する人々など、さまざまな「他者」がいます。
社会学は、さまざまな水準で他者を認知し理解することを目指す学問です。多様な仕方で存在する他者への関心をもち、理解し、ひいてはそこにあるさまざまな葛藤を発見・探求することが、社会的寛容性を高めることにつながります。
本学科は、現代社会に伏在する多様な問題を発見・追求し、より望ましい社会のヴィジョンを構想し、かつそれに向けて意欲的に実践できる人材の育成を教育の目標にしています。言い換えれば、私たちが目指している教育とは、学生が社会に対する好奇心を持ち他者に気づくことから、そこにある多様な葛藤を理解し、課題として追究し、それを表現する力を身につけることです。それは、他者への寛容を学び、社会的貢献を実践することでもあります。
このような観点から、本学科では、学生生活を通じて以下のような資質を身につけて、社会に羽ばたき、活躍したいと思っている学生、そして、その夢に向かって努力したいと願っている学生を求めます。
a. 時代の先端に立つのを恐れず、人間と社会について旺盛な知的好奇心と探求心を有する。
b. 柔軟な思考力と創造性にあふれたアイディアを提示することができる。学際的な分野(複数の異なる学問分野が重複し、交錯するような領域)において、自分の持てる能力を遺憾なく発揮したいという強い意欲をもつ。
c. これまでの経験が他者理解と社会的貢献にいかに寄与したか、またはいかに寄与しうるかを文章や口頭ではっきり説明できる。またその経験から望ましい社会のヴィジョンを提示できる。豊かなコミュニケーション能力をもち、いかなる他者を前にしても臆することなく、自分の考えを明晰に表明できる。
改革プラン
2008年度より実施
- コース制の導入
2年次より、「メディアと文化」「生命と身体」「環境とコミュニティ」に分かれるコース制を導入し、現代社会の動きを射程に入れたカリキュラムの充実を図ります。
- 学部と大学院研究科の接続
大学院科目の一部を意欲のある学部3、4年生に開放し、多様な向学心に応えます。
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