宗教部のミッション


  本学の教育理念“Do for others”が、創設者ヘボン(J.C.Hepburn)のキリスト教の立場からの社会貢献に由来していることについてはご存じのとおりです。明治学院大学は、“Do for others”をキリスト教による人格教育の礎としています。礼拝を始めとする様々な活動を通じて、教育理念を実践しながら、キリスト教についての理解を学内で広めることが宗教部のミッションです。

  ヘボンは1859年、アメリカ政府の国家的な政策課題とは一線を画し、ただキリスト教の伝道という使命だけを抱いて日本に赴任しました。植民地化の危機に直面して富国強兵を国家戦略とする日本で、キリスト教の立場からヘボン塾という教育機関を設立しました。

  ヘボン塾の後身である明治学院は、戦時中に教会組織が日本の国策に巻き込まれ、信念を貫き通せなかったこともありましたが、後にそれを神に詫び、信仰を貫いてきました。ときに苦難を背負うことがあっても、明治学院大学のキャンパスで育まれてきたキリスト教に基づく人格教育の伝統が、明治学院大学の社会的存在感を確かなものにしています。

  キリスト教の立場から、民族と国家を超えて人類社会へ貢献する人材の育成を目差す明治学院大学にあって、宗教部は創設者ヘボンの意志を尊重し、教育理念“Do for others”の精神についての理解と実践を実現する役割を担います。クリスチャンとノンクリスチャンとを問わず、教育理念の基にあるキリスト教の精神についての理解を求める努力を重ねます。

2007年度の目標

1.マタイによる福音書の“Do for others”の前段は「だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」とあります。宗教部を「学生と共に生き方を考える場」にします。
  チャペルアワー(大学礼拝)の週間テーマの設定と奨励者の選定、そして広報活動を工 夫して、学生が参加しやすい環境を作り、奨励者の言葉が多くの学生によって受けとめられるようにします。
  スタッフの企画力を磨き、宗教部のプログラム充実するために、キリスト教についてのイベントやワークキャンプなど、学生の知的好奇心を惹くと同時に、精神育成に寄与できるような企画力の涵養に努めます。

2.教育理念“Do for Others”がより理解されるように努力します。マタイによる福音書のDo for othersは、汝の隣人を愛せよ、と同意義の言葉です。
  チャペルアワーにおいて“Do for Others”に関わるテーマを用意し学生を啓発します。
ボランティア経験者の奨励による体験共有など、学生の関心を高めると同時に、学生同士の交流促進に努めます。また、ワークキャンププログラムのような宗教部のプログラムを充実します。

3.大学勤務員への積極的な情報発信を目差します。滅びにいたる門は広く、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。
  学院の歴史と伝統についての理解を得るようにします。研究教育の根幹となるキリスト教への関心と理解を深め、勤務員のためのキリスト教セミナーを充実します。