学生部のミッション


  明治学院大学における教育の中心が正課教育にあることは言うまでもありません。しかし、学生一人ひとりの人格を育む正課外教育も明治学院大学は大切にしています。

  学生たちの間では、以前にも増して、孤立感、他人に対する無関心、そして不寛容が広がっています。教員と学生という師弟関係、先輩と後輩という縦の関係、友人との横の関係、家族との関係、そして学生を取り巻く社会との関係、このような学生をめぐる人間関係はいずれも希薄化し、「他者との関係で人間の存在の意味を問いかける」機会が失われつつあります。その結果として、他者と触れ合い、そして他者へ貢献するプロセスにおける葛藤から生まれる精神的な成熟(個の確立=自律と自立)の機会が失われています。学生部はこのような状況を克服します。

  学生部のミッションは、人格教育という見地から、正課外教育を通じて、学生一人ひとりを自律(自立)できる人間として育てることにあります。在学する4年間を学生が成長するための時間として位置付け、無為に過ごすことがないように支援します。また、そのような支援と同時に、学生が安心して学び活動できる環境を整備します。

  チャペルの入学式で漠然と島崎藤村の校歌を聴いた新入生が、4年後の卒業式で成長して自信に溢れた自分自身をチャペルのなかに見出すことができるよう、学生部は力を尽します。

2007年度の目標

1.学生生活の支援
  統一教会(原理)、摂理などのカルト宗教やマルチ商法から学生を守ります。横浜校舎周辺地区に居住する学生の防犯意識を涵養します。また、学業支援奨学金の拡充を提案します。

2.正課外教育・活動の支援
  05年度から実施している正課外活動に対する支援、スポーツプロジェクトと文化プロジェクトについて、年度末には過去3年間の検証を行い、08年度からの計画を提案します。また、第二部学生募集停止に伴う公認団体再編成を機に、正課外活動の将来を見据えて援助金と施設利用について見直します。
  2008年の春にオープンする女子専用アパート「セベレンス館」を正課外教育実践の場とします。明学生としてのアイデンティティーを身に付け、セベレンス館で一緒に生活する留学生とバディ的な立場から交流する仕組みを創ります。上級生は新入生のアドバイザーとして、非常時にはリーダーとして、学生が人間として成長できる環境を構築します。
  保管期限を経過した取得物のバザーをおこない、売上金を社会福祉施設に寄付する取り組みを宗教部とボランティアセンターの協力を得ておこないます。
  正課外活動等で優秀な成績・成果をあげた学生に対する奨学金制度の創設を検討します。

3.学生部長ホットラインの開設
  学生部長のオフィースアワーないしホットラインを開設し、学生の相談事や要望などを直接聞く機会を設けます。

4.学生部課員の意識改革と人材育成
  学生部の使命を徹底するため課員の意識を改革し、「学生の成長を助ける学生部」という目標を実践できる人材を育成します。