図書館のミッション


  白金校舎の正門をぬけてなだらかな坂を登っていくと右側に見えるレンガ造りの建物はかつての図書館です。創設者ヘボンが足を運び、卒業生島崎藤村もここで学びました。当時の図書はいまも明治学院大学図書館が引き継いで所蔵しています。

  私たちの使命は、文化の維持と発展を目差して「知」を構築・蓄積し、新たな受・発信のために「教育と研究のライフライン」として活動することです。具体的には、特徴のある蔵書構築とWebサービスの充実、それに図書館員が直接お手伝いするレファレンスや検索ガイダンスの充実です。

  グローバル化と情報化の波により、私たちは海外の大学図書館に負けない機能と活動を求められています。本学図書館は、国内の私立大学のなかでいち早く全ての所蔵目録の電子化を達成しただけでなく、データベースや電子ジャーナルも早期に導入しました。Do for Othersを果す大学の力は、「人と知識の力」です。図書館はWebでのサービスを24時間提供して教育と研究を支えています。

  また、本学のヘボン塾開設以来の150年近い歴史は、文化的価値を持つ社会的財産としての蔵書群を作り出しました。日本初の和英辞典であるヘボン博士編纂『和英語林集成』のデジタルアーカイブを構築し、同時に「幕末・明治期の英和和英辞書コレクション」を公開して研究者や社会の要請に応えました。さらに白金図書館3階には明治学院大学出身者の著作を揃え、いつでも先達の熱い思いとその実践に触れられるようにしています。

2007年度の目標

1.図書館の基本である「Webを通じてのサービス」の充実を図ります
  引き続きデータベース・電子ジャーナル・蔵書検索システムなどの充実を図り、図書館以外の研究所の蔵書や情報センターAV資料を「図書館検索システム」に登録する作業も協力しながら進めます。

2.学術情報電子化時代の問題を解決するサービスを行います
  電子化された情報は図書のように手にとって閲覧ができないという欠点があります。大学の学習ではインターネット検索エンジンでは問題解決が不十分です。教員と協力してゼミや授業の目的に合わせた学術データベース検索のような特化した実習を行います。

3.選書の充実を図ります
  コンテンツ係を創設して新刊の選書を充実し、教員参加による基本図書の点検と補充を毎年3学科づつ順次行います。また、貴重な資料の所蔵に努め、本学の歴史と研究分野に合った特徴あるコレクションを構築して公開します。

4.特徴ある蔵書を生かした展示を行います
  「『和英語林集成』と日本を開いた辞書展」を6月に横浜校舎で行うほか、秋にはテーマ展示を行い、本に触れる喜びを伝えます。

5.学生参加での読書運動を行います
  昨年は、勝俣ゼミ・JUNKOアソシエーション・社会学部GPなどの学生団体と共催で特別コーナーを作りました。今年もこのような読書運動を行います。

6.大学からの学術情報発信の中心をめざします
  大学の学術情報リポジトリを構築し、明治学院大学の紀要や教員の研究成果を外に向けて果敢に発信します。