学生による履修報告
特別講義 : 大類典子
北京大学学生との交流
教室での授業はとても興味深かったです。経済の授業では、今までの授業とは違った視点からのアプローチであったり、今現在のリアルタイムでの中国の政府や企業の状況を知ることができ、貴重な体験ができました。
また、中国語の授業もとても楽しかったです。習ったことをすぐに実践でき、今まで語学がこんなに楽しいと思ったことがありませんでした。実際に値切りも挑戦したし、タクシーでは帰りにホテルの前まで来てもらうことに成功しました。とても嬉しかったです。
特別講義 : 笹生朋子
北京大学での特別講義
食後の授業で眠くなることも多々ありましたが、聞きごたえあるものがほとんどでした。
私の中の中国人のイメージだと、絶対に自分の国のマイナス面は語らないというのがありました。しかしそれは覆されました。
中国の抱えている問題点も冷静に語られていて、受け容れやすかったといえます。とくに経済と政治についての講義には満足しています。
世界歴史文化財 : 武藤翠
紫禁城
万里の長城にて
紫禁城はとても広く、城内の建造物をすべて見るには時間がかかりましたが、どの建造物にも歴史があり広大な建築を人の手で造ったということに感動しました。
紫禁城について詳しく知らなかったので日本に帰国してからラストエンペラーを鑑賞し、紫禁城にまつわる歴史を、皇帝溥儀の人生を通して知りました。
清という国から共和国制度への変遷や、太平洋戦争を経て現在に至るまで中国の歴史に翻弄された皇帝が実際に生活していた場所を訪れることができたことは、とても貴重な経験でした。
日系企業の調査と見学 : 城絵里子
松下電器産業中国工場
松下電器産業の現地工場は空港に近く立地条件も良い。松下電器の飛永さんから企業概要の説明をうけ、工場内を見学した。
驚いたことに、従業員の給料は月1000元(約1万5千円)で800元は故郷に送金し、残り200元で生活しているという。働くことに対する意識の違いを知った。また1人が10年働いても約360万円。機械1台が約500万円なので機械を買うより人を雇う方がコスト低い。
日本とは逆である。人件費が高すぎるのだ。資源や労働力の違いが大きい。自国の雇用形態を知る上で非常に勉強になった。
日系企業の調査と見学 : 五十畑舞子
松下電器産業中国工場見学
私が一番自分自身の生活を反省させられたのは松下電器産業の工場を見学したときでした。そこで働く人たちが離れて暮らす家族のために仕送りしていることを知り、本当に心うたれました。
私は彼女たちのように真剣に大学生活に取り組んでいなかったなと反省しました。もう大学生活は半分以上過ぎてしまいましたが、残りの時間を自分のやりたいことのために真剣に取り組む時間にしたいと思いました。
抗日戦争記念館 : 寺尾 梓
廬溝橋にて (抗日戦争記念館隣り)
様々な場所へ行った中で、一番印象的な場所は、抗日戦争記念館だった。ここには、中国人民解放軍の戦歴を、写真や資料などで展示してあったが、日中戦争における日本軍の行為に私は言葉を失った。
戦争を体験したことのない私でも、その酷さや悲しさをある程度学んできたつもりだった。しかし、その場合、日本人の立場からしか戦争を考えようとしなかった。
日本が戦争でおこなった行為について他国から批判があると知ったときも、広島と長崎における原爆投下の被害者となっていることでもあり、その酷さについては、どの戦争においてもお互いさまではないかと思っていた。
しかし抗日記念館で、日本人の行為を中国側の立場から見て、本当にこれが同じ日本人なのかと眼を疑った。慰安所を作り人々を傷つけ、罪のない市民を殺す。そしてあたかもそれが素晴らしいことのように勝ち誇った笑顔で写っている写真を見て、何がそんなに楽しいのだろうか、と今でも答えが出ない。
中国の人々から受けた印象 : 水谷恵美
天安門広場
感情表現が豊かで、きちんと主張し、よく食べるという印象を中国の人々から受けた。国籍・初対面を問わず、人と向き合って話すことを惜しまず、他人に強い関心を示す(日本人と分ると、知っている日本語で答えてくれたり、「中国語のこの言葉は日本語で何というのか」とまず相手に溶け込もうとする姿勢)。これは日本語でいう“気さく”とは少し違う。いわゆる“大陸的”なのかもしれない。
トイレや電車、道路などでは、“隙があれば前に” という精神でとにかく並ぼうとしない。初めは並んでいた場所でも一度秩序を乱して先に出る人がいれば、周りもその無秩序に素早く順応してしまう。トイレの順番を巡る激しい言い争いも起こる。自分の取り分(権利や順番)に対してとても自己主張が強い。
しかし、それを上回る他人への思いやりがある。どういうことに困っていて、何をして欲しいかを発すれば、素早くしかもかなり親切に動いてくれる。自分が受けた親切への感謝だけでなく、その感謝の気持ちを別の困っている人に返す気持ちが強い。
声にしなくても待って順番がくれば手に入る日本との違いを感じた。