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ブラジル「フィールド・スタディ (E) 」実施報告

教員による海外フィールドスタディ報告 : 服部圭郎 

イリャ・ド・メルでの記念撮影

クリチバになぜ来るのか。東京の成田空港から30時間もかけて何故、学生達を連れてくるのか。クリチバには素晴らしい土地利用計画、交通計画、緑地計画、環境政策がある。しかし、それらの政策について学ぶために来るのだと考えているものは浅はかである。私が学生達に学んで欲しいものは、クリチバの問題解決能力である。

そして、それは交通問題、環境問題、土地利用問題などを解決する能力ではない。それは、自らが直面する課題に対応した極めて実践的な問題解決能力である。多くの学生は大学から学ぶことはないと思っている。しかし、多くの学生は知識もなければ、問題を把握する能力もなく、いわんや問題を解決する能力がない。そして何よりも自分のことが理解されていない。そのようなことは、学生の就職活動をみていればすぐ理解できる。仕事や企業に関する知識もなければ、どの企業が自分に合っているのか、どのような企業があるのか、自分はどのような仕事に向いているのか、まったく分からない状態で、いきなり前線へと出て行くのだから大変だ。しかし、大変な状態になって初めてあたふたするのだが、そのような状況を打破するべく能力を培ってこなかったので時既に遅しなのである。

このように自ら降り掛かる課題にいかに対応して、いかに解決させていくか。フィールドスタディは、そのようなケーススタディを通して、問題解決能力を養うことが重要であり、具体的な政策などはむしろ二の次なのである。このようなことは、私と一緒にフィールドスタディに参加したものはほとんどが理解しているので改めて強調する必要はない。ただし、私がもっとも心を砕いている課題は、知識もなく、問題把握能力も解決能力もなく、大学はつまらないと思っている学生ほどフィールドスタディに参加しないことである。これは、せっかく明治学院大学の経済学科にいるのに何とももったいない話であると私は思うのである。

実施プログラム: 2005年2月13日—2月28日 

FEBRUARY, 13
Saturday
Leave the Airport
FEBRUARY, 14
Monday
14h25 Arrive at Curitiba Afonso Pena Airport
15h00 Arrive at Hotel - Hara Palace Hotel
Free Time
FEBRUARY, 15
Tuesday
08h00 Leave Hotel
08h30 Reception at Unilivre
Presentation of Unilivre (Open University for the Environment)
09h00 History of Curitiba
10h30 Coffee break
10h45 Presentation of the Transportation System
12h00 Lunch
13h00 Curitiba City Tour
18h00 Welcome Dinner (Per Tutti Restaurant - barbecue)
FEBRUARY, 16
Wednesday
08h00 Leave hotel
08h30 Curitiba’s Environmental Urban Planning (IPPUC)
10h00 Coffee break
10h30 Green Urban Areas (SMMA)
12h00 Lunch
13h30 Transportation and Parks Tour
18h00 Return to Hotel
Dinner
FEBRUARY, 17
Thursday
08h00 Leave hotel
08h30 Social and Economical Problems /Social Programs
Waste Management (FAS)
09h40 Coffee break
10h00 Urban Waste and Recycling Programs (Public Garbage Department)
11h30 Visit to Jaime Lerner Institute
12h00 Lunch
13h00 Social Housing Tour / Visit to Irai Barrage
18h00 Return to Hotel
FEBRUARY, 18
Friday
08h00 Leave hotel
08h30 Urban Waste and Social Programs Tour
12h00 Lunch at Santa Felicidade
13h30 Visit to the Recycling Unit at Campo Magro
15h00 Work Time - Unilivre
18h00 Return to Hotel
FEBRUARY, 19
Saturday
07h00 Leave hotel
08h00 Leave the train station - Train ride (Serra do Mar)
11h00 Arrive at Morretes - Move to Hotel
12h00 Lunch at Hotel - Hotel Santuario Nhundiaquara
Free time at the hotel.
19h00 Dinner at Hotel
FEBRUARY, 20
Sunday
08h00 Breakfast
08h30 Visit to Morretes
12h00 Lunch
13h00 Paranagua City Tour
18h00 Leave Paranagua to Curitiba
FEBRUARY, 21
Monday
Free Day
FEBRUARY, 22
Tuesday
08h00 Leave Hotel
08h30 Work Time Unilivre
10h00 Coffee-break
10h30 Work Time
12h00 Lunch
13h00 Work Time Unilivre
15h00 Coffee-break
15h30 Work Time
18h00 Return to Hotel
FEBRUARY, 23
Wednesday
08h00 Leave Hotel
08h30 Lecture about working with Jaime Lerner (by Mr. Nakamura)
10h00 Coffee-break
10h30 Lecture (by Mr. Nakamura)
12h00 Lunch
13h00 Lecture of the methodology of presentation (by Mr. Hattori)
15h00 Coffee-break
15h30 Work Time
18h00 Return to Hotel
FEBRUARY, 24
Thursday
08h00 Leave Hotel
08h30 City Tour
12h00 Lunch
13h00 Work Time
15h00 Coffee-break
15h30 Presentation of Study (What should Japanese city learn from Curitiba)
18h00 Return Hotel
FEBRUARY, 25
Friday
08h00 Check out at hotel (leave the luggage at hotel)
Free Time
Leave Hotel
Leave the Airport

学生によるレポート 

PHOTOレポート 

クリチバ市の環境局長を務められた中村ひとし氏の講演を受ける我々。中村ひとし氏は2005年4月から朝日新聞の日曜朝刊で連載をもっています。我々のことも書くかも。

中村氏からクリチバの交通システムの説明をバス・ターミナルで受ける我々。

 

クリチバ市長を三期務め、またパラナ州知事も二期務め、現在は世界建築家協会会長のジャイメ・レルネル氏の事務所にお邪魔する我々。そうそう会える人ではありませんが、彼は服部教員率いる明治学院大学のフィールドスタディを贔屓してくれています。

午前中は森の中にある環境市民大学でクリチバ市の政策の講義を受けます。

 

スラムの児童教育プログラムに関しての現場担当者からいろいろと話を聞く我々。

これが我々の学びの場「環境市民大学」の概観です。自然と溶け込んでいます。

 

低所得者住民を対象とした社会住宅を見学する我々。中村さんに引率してもらいました。

夜は当然、ブラジル料理に舌鼓を打つ我々。ブラジルは料理が美味しいのが魅力です。アメリカとは違うぜ。

 

週末のエスカージョンでアトランティック・レイン・フォレストで一泊。モヘテスという村のエコロジカル・リゾート・ホテルでの豪華な食事。

ジャングル・ツアーに出かける我々。

 

ハンモックでご機嫌な山本と宇野。

イリャ・ド・メルで物思いにふける水島。

 

ブラジルでも最も美しいといわれるイリャ・ド・メル。そこで記念写真