ニューメキシコ「フィールド・スタディ(D)」 実施報告
教員による「フィールド・スタディ(D)」報告 : 服部圭郎
グランドキャニオンで記念撮影
2005年のフィールドスタディDは、ニューメキシコ大学に拠点を据え、アメリカでも最も文化的多様性に富み、「魅惑の土地」と呼ばれるニューメキシコを実地研究した。最初の11日間は、ニューメキシコ大学のそばのホテルに宿泊し、午前中は講義、午後はフィールドに出る、というスケジュールを繰り返した。チェスター・リーブス教授、テレサ・コルドバ教授など著名な先生によるレクチャーは、日本では実現がまず不可能と思われる豪華かつ密度が大変濃いものであった。学生達も、その圧倒的な見識と現地でそれらを学習できるという恵まれた機会に圧倒されていた。なかなか他の大学では真似ができないカリキュラムであった。各自、自主研究を講義の合間に行い、最終日にはニューメキシコ大学で発表した。これらのスケジュールの合間には、日本語クラスの学生との交流、都市計画のクラスにて東京のファブリックに関する発表を行うなど、短い時間を有意義に送ることができたのではないかと考えている。
フィールドスタディは2単位の講義ではなるが、せっかくニューメキシコまで来て勉強漬けであるのはもったいなさ過ぎる。ということで、チャコキャニオンやグランドキャニオンなどアメリカ大西部の自然と文化的遺産にも触れてきた。学生達にとっては、世の中を見る視点を大きく広げることになった、ある意味では大学生活のハイライトともいうべき期間を送ることができたのではないだろうか。
実施プログラム: 2005年9月1日—9月15日
| 9月1日 (木) | 成田を出発。ロス、デンバーと飛行機を乗り継いで夕方にアルバカーキーに到着。ラポサダホテルにチェックインする | |
| 9月2日 (金) | 午前 | ニューメキシコ大学に移動。スティーブン・ウィーラー教授からオリエンテーションを受ける。デイビッド・ヘンケル教授の講義「ニューメキシコの地域と文化」 |
| 午後 | スティーブン・ウィーラー教授と一緒にアルバカーキーの歴史保全地区を訪れ、同地区の建築的特徴、歴史の講義を受ける。 | |
| 9月3日 (土) | 南西部のインディアンにおける最大の都市であったチャコ・キャニオンを訪れる。 | |
| 9月4日 (日) | サンディア山へハイキングをする。標高3000メートルの頂上から、はるかテキサスまでも見渡せる絶景を堪能する。 | |
| 9月5日 (月) | 午前 | マギー・アダムスによる講義「コミュニティの文化保全活動の在り方」。クラウディア・アイザック教授による講義「アメリカ文化の多様性」 |
| 午後 | スティーブン・ウィーラー教授と一緒にイスレタ・プエブロ、ペトログリフ国定公園を訪問する。 | |
| 9月6日 (火) | 午前 | スティーブン・ウィーラー教授による講義「アメリカにおける開発の在り方の変遷とサステイナブル・デザイン」。チェスター・リーブス教授による講義「アメリカの文化的ランドスケープの変遷」 |
| 午後 | 図書館、博物館等を訪問するなどして各自、研究調査を実施。 | |
| 9月7日 (水) | 午前 | テレサ・コルドバ教授による講義「アメリカの自治政府の課題と展望」。ダーウッド・ボール教授による講義「ニューメキシコの歴史の概要」。東京の景観に関する学生の簡単な発表をニューメキシコ大学の都市・地域計画学科にて昼食時間に行う。 |
| 午後 | サンタフェへ訪問。チェスター・リーブス教授に同行してもらい、その街、集落の特徴を講義してもらう。サンタフェ周辺のセリーロ、マドリッドなどのコミュニティをも訪問する。 | |
| 9月8日 (木) | 午前 | テッド・ホホラによる講義「プエブロ・インディアンの歴史と文化」 |
| 午後 | 自主研究。夕方にはスティーブン・ウィーラー教授の講義にて、学生による東京の街に関するプレゼンテーションを行う。 | |
| 9月9日 (金) | 午前 | 自主研究。 |
| 午後 | ニューメキシコ大学の日本語の授業に参加し、同大学の学生と交流をする。16時から最終研究発表を、ニューメキシコ大学にて行う。スティーブン・ウィーラー教授コメンテーターとして出席。夕方は日本語のクラスに参加している学生達と飲み会。 | |
| 9月10日 (土) | 午前 | ニューメキシコ州のステート・フェアに行く。 |
| 午後 | 夕方はスティーブン・ウィーラー教授宅で打ち上げのバーベキュー・パーティー。講師を引き受けてくれた先生達を始めとして多くの人が参加する。 | |
| 9月11日 (日) | 午前 | 自由時間。 |
| 午後 | アムトラック(列車)でフラッグスタッフへ向かう。夜フラッグスタッフ着。駅そばのタウン・ハウス・モーテルにて泊まる。 | |
| 9月12日 (月) | バンに乗り、グランドキャニオンに行く。簡単なハイキングを行い、コロラド川が長い年月をかけて創りだした自然の驚異に感銘を受ける。夕方、フラッグスタッフに戻る。 | |
| 9月13日 (火) | フラッグスタッフからフィニックスへグレイハウンド・バスで移動する。夕方、フィニックスへ到着。デイズ・イン・ホテルにチェックインし、その後、メジャー・リーグのナイターを観戦する。 | |
| 9月14日 (水) | 朝早く、ホテルをチェックアウトし空港へ。フィニックスから、ロスアンジェルスを経由して東京へ。 | |
| 9月14日 (木) | 夕方に成田空港へ到着する。 |
PHOTOレポート「フィールド・スタディ C」
ニューメキシコ大学のウィーラー教授からフィールドで講義を受ける。
ウィーラー教授の友人宅にノーアポで訪問。ニューメキシコ州の住居を身体で把握する。
スペイン領であったニューメキシコのコミュニティにとって非常に重要な意味を持ったイセキア(農業用水)を実地視察にいく。ニューメキシコにはスペイン、アングロ、ネイティブアメリカンといった文化が共存している。
カルチャー・ランドスケープの大家であるリーブス教授が引率して、サンタフェ郊外にある冷蔵庫によってつくられた「芸術品」を視察しに行く。
1週間ほどお世話になったニューメキシコ大学のキャンパスでポーズを決める。
日本語クラスを訪れ、我々が先生となって日本語の会話を教えた。
その後日本語クラスの学生達と一緒に夕食に行き、国際交流で盛り上がった。
ステートフェアが開催されていたので訪れ、充実した休日を過ごした。
最終日のパーティにはニューメキシコ大学の先生達も大勢駆けつけてくれた。
アルバカーキーからフラッグスタッフまでは鉄道で移動。雄大な大陸の光景に圧倒された。
アリゾナのお花畑でバスのドライバーと記念撮影。
グランドキャニオンで記念撮影。
グランドキャニオンでは2時間くらいハイキングをし、少し渓谷の方まで下った。
最終日は大リーグの試合も見に行った。