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台湾プログラム 海外フィールドスタディ実施報告

教員による海外フィールドスタディ報告 : 西原 博之 

台湾ランタンフェスティバルを見学、師範大学のバディと集合写真

 海外フィールドスタディ(台湾)の参加者は、日本人学生6名に加え、中国人、台湾人留学生の8名とバラエティに富んだメンバーであった。一行は2月22日に成田から渡航、空港では師範大学の方々に迎えられ、9日間台北に滞在した。3月2日に高速バスで台湾中部に移動、その後は台南に移り、3月7日に高速鉄道を使って桃園まで、台北国際空港から帰国した。
 今回は、台湾でセブンイレブンなどの事業を展開する統一超商、日系百貨店のスーパー・マーケット、台湾日立、IT関連メーカー、台湾車輛、台湾中部の日系材料メーカー、大同醤油を訪問、台湾経済や国際ビジネスについて担当者からうかがった。

他方、台湾師範大学、環球技術学院、南台科技大学を訪れ、国境や世代を超えて交流した。旧正月の期間に開催するランタンフェスティバルにも参加した。また、経済活動の背景にある歴史、文化などを理解するため、日本統治時代に作られた烏山頭ダム、地域産業だった塩をテーマとした塩博物館、アジアの貿易拠点だった淡水、安平、台南など、史跡や観光地なども訪れた。

 なお、今回は台南において100年に一度と称される地震に遭遇した。朝食時であり、全員無事を確認してから村田経済学部長らに連絡、現地では南台科技大学の荘先生などから安全確認をしながらの団体行動となった。旅程は予定していた即席めん工場の見学取止め以外は、ほぼ予定通りに進めることができ、無事に帰国することができた。この間、冷静に対応して頂いた台湾の方々、関連情報や連絡を頂いた方々に感謝する次第である。

実施プログラム: 2010年2月23日—3月7日 

2月22日 (月) 午前 成田空港16:30-19:30 (CI101) <中華航空>
台北国際空港 (桃園) 着
午後 台北国際空港 (送迎バス) -師範大学宿舎到着
宿舎check in 師大路 夜市見学
2月23日 (火) 午前 開始式、師大スタッフ紹介、関連資料配布
中国語講座 (1)
午後 歓迎会 (学生との交流) 、バディによるキャンパス、施設案内
2月24日 (水) 午前 中国語講座 (2)
台湾鉄路 (台北駅-新豊駅) 台湾車輌公司訪問 (新竹県) )
午後 (新豊駅-鶯歌駅) 、鶯歌陶器街
(鶯歌駅-台北駅) 、MRT(台北駅-古亭)
2月25日 (木) 午前 中国語講座 (3)
統一超商パイロットショップ訪問 (スターバックス、セブンイレブン等)
午後 台湾日立訪問、路線バス (南京東路3段-師範大学)
師範大学宿舎
2月26日 (金) 午前 中国語講座 (4)
MRT (古亭-淡水) 淡水ウォーターフロント散策
午後 紅毛城、フェリー (淡水-八里) 、八里左岸散策、夜景見学
フェリー (八里-淡水) 、MRT (淡水-古亭)
2月27日 (土) 午前 大安公園散策、建国玉花市場見学
午後 日系百貨店太平洋SOGO、輸出入農産物コーナー見学
自由活動
2月28日 (日) 午前 自由活動
午後 自由活動
3月1日 (月) 午前 中国語講座 (5)
台湾鉄道 (台北駅―竹北駅)
午後 半導体洗浄装置メーカーJET社訪問
台湾鉄道 (竹北駅―松山駅) 、五分埔 衣料卸問屋見学、仁愛路
3月2日 (火) 午前 中国語講座 (6)
講義「華人ビジネスと風水思想」
午後 閉会式
リムジンバス (台北駅-雲林・斗六)  環球技術学院
学内実習Hotel到着 ランタン作り
3月3日 (水) 午前 台湾中部日系材料メーカー訪問 大同醤油公司訪問
環境科学大学訪問 (学生との交流)
午後 台湾鉄路 (斗六駅-台南駅) ・遠東国際大酒店 (FarEasternPlaza Hotel) 宿泊、台南夜市観光
3月4日 (木) 午前 統一企業訪問 (地震発生のため訪問中止) 、台南市内見学
安平歴史建築物、資料博物館見学
午後 台南サイエンスパーク、八田與一記念館、烏山頭ダム見学
嘉義開催 台湾燈會 (ランタンフェスティバル) 見学
3月5日 (金) 午前 台南市内―墾定公園、台湾最南端ガランピ灯台
午後 南湾ビーチ、台南市内、Hotel
3月6日 (土) 午前 塩博物館見学、塩場 (塩山) 見学
午後 南台科技大学訪問 (学生との交流) 、關仔嶺泥温泉、Hotel
3月7日 (日) 午前 check out、 高速鉄道 (台南駅-桃園駅) 、空港搭乗手続
シャトルバス、台北国際空港
  台北国際空港発14:15-18:25 (CI104) <チャイナエアライン>
成田着、解散

学生によるレポート 

半導体洗浄装置メーカーのJET社を訪問、日本人トップマネジャーから説明を受けた。

現地の老舗企業である大同醤油を訪問、醤油の原料になる黒豆をカメの中で発酵させるためには半年かかるとのこと。

2月22日から3月7日までの2週間、私たち8名は海外フィールドスタディ (台湾) に参加しました。日本人学生6名、台湾人留学生1名、中国人留学生1名という、バラエティに富んだメンバーで台湾に出発しました。

台湾では主に、師範大学での中国語の授業、現地学生との交流、会社・工場訪問、名所の観光を行いました。まず、2月24日から3月2日までの間の中国語の授業では、日本人学生6名全員が初心者でしたが、先生はとても優しく、楽しく学ぶことができました。発音のトレーニングから始まり、スケジュールにあわせ、すぐに使えそうなフレーズを教えてもらうというスタイルでした。全員、不慣れな発音に戸惑いながらも、一生懸命学びました。また、授業外でも、師範大学のバディらと中国語や日本語を教え合い、語学力のアップだけでなく、それをきっかけに親しくなりました。

次に、フィールドスタディならではの企業にも訪問しました。各社スタッフがとても暖かく迎え入れて下さり、私どものつたない質問にも丁寧に答えて頂き、様々なことを教わりました。特に私たちは国際経営学科で学んでいるため、日系企業の現地との関わり方など、興味のあるお話を沢山うかがいました。

他方、今回はトラブルもありました。台南のある企業の製麺工場を訪れる予定でしたが、なんと震度6の地震に見舞われ、工場見学ができる状態ではないとのことで急遽キャンセルとなりました。それほど大きな地震だったため、その日の夕方、台南の工業団地を離れたところから眺めた際、地震によって発生した火災の大きな煙の雲が見えました。数日前に、半導体関連メーカーを訪問し、企業が天災でどの程度の損失が出るか聞いていたので、鳥肌が立つ思いでした。

このように、経営の現地化や天災により企業が受ける損失など、普段教科書や新聞で学んでいることを、直接のお話や、目で見て知ることができ、帰国後も、毎日流れるニュースを身近に感じるようになりました。これこそ、フィールドスタディでしかできない、学びではないでしょうか。

この間、8人の仲間とも様々な話をしました。この時間は何にも代えがたいものであり、国境を越えて私たちの間の距離を縮めてくれたような気がします。2週間お世話になった現地の学生やスタッフ、そして引率して頂いた西原先生、ありがとうございました。この学びを今後、より発展させ、将来に役立てたいと思います。

PHOTOレポート 

師範大学国語教学センターによる外国語クラス、始めて中国語を習う日本人学生が受講した。

太平洋SOGOのスーパーマーケットにて、青々としたバナナがコーナーにおかれていた。

 

海外フィールドスタディ (台湾) の視察で台北を訪れた村田学部長を囲んでの食事会。

鉄道車両を生産する台湾車輛を訪問。生産ラインの担当者より説明を受けた。

 

台湾日立の担当者から組織及び台湾での事業の紹介を受けた。

建国花市場を訪問。師範大学のバディから台湾の代表的な花や植物などを教えてもらった。

 

台南近くの泥温泉に入った帰途、台湾最後の晩餐会となった学生は「鳥尽くし」料理に驚いたり、舌づつみを打ったりした。

台湾南部の嘉義で開催されたランランフェスティバル、「台湾燈會2010年」の前で記念写真。

 

台湾南部の墾丁公園のビーチにて。天気が良ければ3月初旬でも海水浴ができる

台南はトロピカル・フルーツが豊富。フルーツ・バーで夜食を嗜む学生たち。

 

日本統治時代、台湾南部に農業事情を一変させたダムを造った日本人技師・八田與一記念館を訪れた。

台湾中部、雲林県にある環球技術学院を訪問、学生が願い事を書いたあと、キャンパスで夜空にランタンを放った。

 

塩博物館の近くで記念写真。背景は全て塩でできている塩山。