学生による履修報告 5
学生レポート 5
大村先生によるフィールドスタディ(ワイン産業)に参加させていただき、そこで体験したこと等を記します。
まず初めに赴いたボルドー。ここはワインをよく知らない一般人でも耳にしたことがあるほど有名なワイン生産地です。
ここで学んだことを一言で言うなら、「土壌の重要さ」です。
一般的に考えれば果実を栽培するのだから水が豊富であり、豊かなものを想像すると思います。
しかし、ワイン作りのためのブドウ栽培の土壌は砂利があったり、粘土質であったり、過酷な環境のものばかりでした。
そいった環境にあえておくことでブドウの旨味や渋味を凝縮し、さらに枝を切り、一つのブドウに栄養素が集中するように調整されているのです。
一般的な考えでは思いつきそうにないこの栽培方法には驚かされました。
次に向かったディジョン。
ここではワインの流通について学びました。
フランスと日本ではワインに対する関心に差があり、一般人はワインに関する知識も少ないです。
そのため日本のスーパーなどには100種類ほどのワインしか置いていないのに比べ、フランスのスーパーでは500~600種類ものワインを置いています。
そしてフランスには日本の通販サイトである楽天のようなものは存在しないので、提供者から買うしかないそうです。
そこで重要になるのはネゴシアンの存在です。
現在ワイン生産者の40%はネゴシアンを通さずに売っていますが、残り60%の資産が足りず、小規模なワイン生産業者はラベルを張ったり瓶詰めをするための機材を買うお金がないため、ネゴシアンに頼っています。
ディジョンでは現地の学生とも触れ合いました。
フランスの学校は生徒たちが学生を運営するような形で成り立っているようで、ひとりひとりの繋がりがとても深く、文化祭も盛り上がっていました。
そこでは白ワインのテイスティングも行い、赤ワインとの違いやボトルオープンの仕方、テイスティングによるイメージ連想の重要さなどを学びました。
ここでのテイスティングを機にワインの味が分かるようになりました。
最後にパリへ向かい、INAOへ訪問しました。ここではフランスとワイン産業の深い関わりについて学びました。またボルドー、ディジョンで学んだことから生まれた疑問に対してこと細かく答えてくれました。
今回のフィールドスタディではワイン産業、フランスの経済、またそれらの関係性全てを学ぶことができました。このフィールドスタディは滅多にない経験をさせてくれました。またこの経験は今後の人生において大きな力になると思います。