学生による履修報告 3

 

学生レポート 3 

 今回のフィールド・スタディで万里の長城や円明園などの世界文化遺産や普通の中国旅行では行くことができない場所などに行くことができ大変貴重な体験をしたと思う。訪れた場所を振り返りながら、それぞれの場所で感じたことなどを述べていきたいと思う。
 まず、一番始めに訪問した北京大学はとても敷地が広く、湖などもあり日本では考えられないものだった。大学内を案内してくれた北京大学の中国人学生は私と同い年であった。英語は流暢に話すことができ、さらに日本語まで勉強していると聞き、驚いたのと同時に英語すら話すことができない自分に恥ずかしさを覚えた。1998年に世界文化遺産に登録された頤和園は長廊が印象に残った。二日目の夜に行ったオペラではアイーダを聴いた。初めてオペラを聴いたがものすごい迫力だった。英語の字幕だったのでストーリーを理解しきれないところがあったが、知っている曲もあって楽しむことができ、日本でもぜひ聴きに行きたいと思った。
 三日目の午前中に登った万里の長城は日本でも知らない人はいないくらい有名な場所で、そこに行くことができて感動した。階段が今のように均等の高さに整備されていなかったので低い段差のところもあれば、すごく高い段差のところもあって登るのが大変だったことを覚えている。しかし、登り切って頂からみた景色は格別であり、登った甲斐があったと誰もが思えるような景色だった。午後にはオリンピックの会場を訪れたが、日本でもテレビでよく放送されていたのでなじみがあるように感じた。日本の競技場に比べてデザイン性が高く、見るだけで楽しむことができたが、競技場の中はどうなっているのかを見てみたかった。
 次の日の最初に向かったのは北京市計画展示館であり、そこには精巧な模型があった。そこで印象的だったのは北京の地下鉄が現在よりも線の数が増えるという計画が進んでいるということであった。中国にはまだまだ経済の成長の余地があるということが窺える。昼食にはシュウマイを食べたが日本のシュウマイより種類が豊富でおいしかった。天安門広場はテレビなどで見たことがあり実際にその場に訪れ、過去にそこで起きたことについてもっと詳しく知りたいと思った。景山公園に登ったがここも景色が素晴らしく、足が疲れていたが登ってよかったと思えた。王府井はとても賑やかで活気にあふれる街だった。たくさんお店があって今度行く機会があったらゆっくり見てみたいと思った。
 798芸術区は数多くのアートがあったが、じっくりと見る時間がなかったのでここも次に行く機会があったらぜひ行きたいと思った場所だった。ビール工場では初めてビールの製造の過程を見ることができた。何段階もの工程があり、全行程の見学が終了後にはビールをいただいた。あまりビールは好きではなかったが喉が渇いていたこともありとてもおいしくビールを飲むことができ、日本に帰ったらビールをもっと飲んでみようと思えた。大型スーパーマーケットでは欲しい物の値段をその場で交渉して決めるという新鮮な体験をすることができた。最初は戸惑ったけれど、段々と慣れていった。購入した商品の原価がいくらかを考えると損をしたようにも思えるが、学んだことも多かったので結果的には得をしたと思う。この経験をしたことによって、日本でも値引き交渉をうまくできるような気がした。
 六日目は午前中に列車で北京から曲阜へ移動する予定だったが、台風の影響で約六時間列車が遅れ、駅で待つはめになった。待っている間はファストフード店に入ったりした。そこのファストフード店は値段も味も日本のそれと変わらなかった。列車はとても速くて静かで快適な時間を過ごせた。曲阜に到着して、夜には孔子についての劇を観賞した。舞台の仕掛けが壮大で、劇にのめりこむことができた。
 次の日は前日に見学できなかった孔廟・孔府、それと孔林を見学し、充実した一日となった。中国人の観光客がたくさんいたので、孔子は中国で非常に人気が高いということがすぐに分かった。曲阜は北京のようにあまり発展していなく、ホテルの近くにコンビニなどがほとんどなくとても不便に感じた。この日の夕方にはまた列車で南京へと移動した。
 南京では中華民国時代の南京大統領府を見学した。南京には反日家がたくさんいて、危ないと勝手に思っていたがそんなことはなく安心した。中山凌では392段もある階段があったが途中で雨が降ってきて挫折してしまった。
 八日目はバスで上海へ移動し、思ったNHK上海事務所所長である奥谷龍太所長に貴重な話をしていただいた。ネットの普及によって市民の発言力が高まっていること、記者になろうと思ったきっかけ、仕事の際の中国人と日本人の関係性などについて聞くことができとてもわくわくしながら話を聞いていた。田子坊は狭い路地裏にたくさん店が集まっているようなところであまり好きなところではなかった。
 翌日は午前中に上海フォルクスワーゲン製造工場に行った。今年に車の免許を取ったので車には興味があったので工場を見学することができてうれしかった。中国の街中ではフォルクスワーゲンの車がたくさん走っていて、日本とは違うので違和感を覚えた。新天地やバンドエリアはとても都会で曲阜や南京とは全く別の顔を持っていて驚いた。
 最終日は観光ホールで上海市の景観を眺めたことが印象的だった。建設中のとても高いビルなどがたくさんありとても都会的だった。
 今回のフィールドスタディで中国の貧富の差など日本に留まったままでは見ることができなかった実際の問題が身近な問題として発見できた。新聞やテレビのニュースで中国のことが出てきたら注意深く見るようになると思う。また、自分の積極性の無さなど短所が見つかったのでそこをこれからの学生生活の課題として取り組んでいきたい。
 参加して本当に良かったと思えるプログラムであった。