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アメリカハワイ州「フィールド・スタディ(A)」実施報告

教員による海外フィールドスタディ報告 : 大村真樹子 

海洋生物学研究所視察の後、ボランティアの方々と船の前で写真撮影

The 5th Field Study A in Hawaii

 今年度のFSも参加者は16名、女子学生11名・男子学生5名と、女子学生が多い構成となった。羽田空港を夜中に出発、ホノルル空港には時差の関係で同日の朝に到着。一旦ホテルに荷物を預け、午後はハワイ大学のキャンパスツアーに参加し、翌日からの登校に備える。3日間の英語講座では親切で愉快なポール先生のもと、皆楽しんだようである。5日目から講義と視察が始まり、1日目はハワイの温暖化対策、気候変動と種の保存、バイオ燃料とエコビジネスに関する講義を受けた。翌日はハナウマ湾での講義とシュノーケリング。ハナウマ湾の管理は、観光と環境のバランスを取り成功している試みの一つで、経済学部生に取り、興味深いトピックである。ここは常に一番人気のある視察先で、シュノーケリング中にウミガメに遭遇した学生たちは興奮気味だった。

 日曜日のフリータイムをはさみ、8日目は漁業資源の管理の講義の後、ドールプランテーションとノースショアの方へ視察に。もともと、風力発電所を視察する予定であったが、発電所が火事になり、大変残念であったが予定変更を余儀なくされた。ノースショアではウミガメたちが泳いでいる姿をタートルズ・クロッシングで観察し、評判のエビ料理をランチに頂いた。午後のドールプランテーションは、入植された日本人・日系の方々も働いておられた、パイナップルやサトウキビ農園の跡地を視察し、かつてハワイで盛んだった農業と移民の方々の歴史についても学ぶことが出来た。翌日は午前中にココナッツ島にある海洋生物学研究所を視察、午後は気候変動とハワイ沿岸部の危険に関する講義を受けた。10日目はワイナメア・カアラ・キプア保護区で、絶滅危惧の固有種の植樹活動を炎天下の中行った。講義最終日は、侵略的外来種管理、陸生種問題、そして現地コーディネーターを務めて下さっている樽井先生による気候変動の経済学の講義を受けた。最後は、ホストの経済学部でのレセプションで締めくくられた。

 今年ぎりぎりでのスケジュール変更・調整があり、4日目のバイオ燃料とエコビジネスに関する講義は、オーストラリア・ハワイで活躍されているビジネスウーマンの鉄村氏が、突然の講義要請を快く引き受けて下さり実現した。海外で活躍する日本人の姿は、学生にとっても大いに刺激になったようである。今回も、体調不良の学生が出たり、ちょっとしたハプニングはあったものの、多くの方々のご尽力でフィールドスタディを無事終えることが出来た。講師の方々や視察先のボランティアの皆さんを始め、ハワイ大学コーディネーターの樽井先生、通訳・アシスタントを務めて下さった安武さん・徳永さん、ホストのハワイ大学経済学部、教室を無償で提供して下さったEast West Center、英語講座を提供して下さるアウトリーチ・カレッジの担当者の方々、学生にウクレレ演奏を教え、木彫りのお土産を下さり、全員をヨーグルトランドに招待して下さったPaul先生、本学の産研スタッフの方々に心より感謝を申し上げたい。

 今回、学生達がこうして多大なるお世話になった方々に、感謝の気持ちを形にして表すということがなかったのが、非常に残念であった。

実施プログラム: 2012年9月3日—9月15日 

9月3日 (月) 午前 22:55 羽田発 JL080便 (7h35) 9:25ホノルル着
11:00 ホテル着
午後 13:30 ハワイ大学オリエンテーション・キャンパスツアー
9月4日 (火) 午前 9:30-12:30 英語講座1 
午後 13:30-16:30 英語講座2
9月5日 (水) 午前 9:30-12:30 英語講座3
午後 13:30-16:30 英語講座4
9月6日 (木) 午前 9:30-11:00 英語講座5
午後 13:30-16:30 英語講座6 & 修了式
9月7日 (金) 午前 9:30-11:00
講義1 Jeff Burgett “Climate Change and Species Conservation”気候変動と種の保存
11:15-12:45
講義2 Cliff Morden “Terrestrial Issue” 陸生種問題
午後 14:00-15:30
講義3 Kimberly Burnett “Management of Invasive Species”侵略的外来種の管理
9月8日 (土) 午前 7:30 ホテル発(向かいのマリオット集合)
8:40ハナウマ湾着(9:00-14:30@現地)
視察1& 講義4 Hanauma Bay Sea Grant Program ハナウマ湾シーグラントプログラム
Liz Kumade &講師
“the Management of Hanauma Bay”ハナウマ湾管理;沿岸管理
午後 15:00 ホテル着
15:00-15:15 GD@ホテル
9月9日 (日) 午前 自由行動
午後 自由行動
20:00-21:00 中間報告会
9月10日 (月) 午前 9:00-10:30
講義 5 John Lynham
“Marine/Fisheries Resource
Economics” 海洋資源の経済学
午後 12:15 ハワイ大学発
13:30-15:30@現地
視察2 & 講義6
風力発電所視察 “Function of Wind Power Station”風力発電所の機能について
16:45 ホテル着
9月11日 (火) 午前 8:00 ホテル発
9:00 Lilipuna Pier 着, 9:00 -9:15 ボート
(9:15-11:45@現地)
視察 3 & 講義7 HIMB Coconut Island
ココナッツ島ハワイ大学海洋生物学研究所
“Marine Resources Management” 海洋生物資源管理
12:00 Pier 着
12:30 ハワイ大学着(バス移動中GD)
午後 14:00-15:30
講義 8 Dolan Eversole “Coastal Hazards and Climate Change in Hawai’i”
ハワイにおける気候変動と沿岸危険性
9月12日 (水) 午前 8:15 ホテル発
(9:30-14:00 @ 現地)
視察4 Wainamea Ka’ala Kipuka Restoration Site
ワイナメア・カアラキプア保全地区
“Endangered Species Conservation & Restoration Activity”
絶滅危惧種の保全活動
午後 14:00~16:00 Poka’i Bay Beachpark
ポカイビーチ公園
17:30 ホテル着
17:30-17:45 GD@ホテル
9月13日 (木) 午前 9:30-11:00
講義9 Makena Coffman “Planning for Greenhouse Gas Mitigation in Hawaii”
ハワイの温暖化ガス対策
午後 13:00-14:30
講義10
Nori Tarui “Economics of Climate Change”
気候変動の経学
修了式
報告会
9月14日 (金) 午前 自由時間
午後 16:00 ホテル発
18:50 ホノルル発(JL089)
9月15日 (土) 午前 機中
午後 22:00 羽田着

学生による履修報告 

PHOTOレポート 

英語講座修了式でウクレレと英語の歌を披露する学生とPaul

ハナウマ湾での講義の様子by Liz Kumade

 

ノースショアのタートルズ・クロッシングでウミガメの遊泳を視察

Dole Plantationの列車でハワイの昔の農園の営みを視察

 

East West Centerでの講義風景

海洋生物学研究所に行く途中、プランクトンを採取し顕微鏡で観察

 

Wainamea Ka’ala Kipua 保護区での炎天下での植樹活動

帰りの便の飛行機の前で

 

原後雄太奨学金授与式の様子

原後雄太奨学金授与式の様子