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学生による中間報告 下倉田地域ケアプラザ レポート2

自分と実習先の基本情報 

2年生男子

実習団体名 : 社会福祉法人開く会 下倉田地域ケアプラザ

実習の感想文 

私が実習に行った下倉田地域ケアプラザは、横浜市地域ケアプラザ条例に基づいて横浜市の各地域に設置された福祉保健活動や、交流の拠点となる在宅介護支援施設の1つである。主な福祉サービスとしては、1、地域活動交流部門でのボランティア・地域活動を目的とした各部屋の貸し出し、ボランティア支援・育成、各種講座や自主事業の実施。2、地域支援事業、介護予防事業。3、居宅介護支援での、ケアマネージャーによるケアプランの作成。4、通所介護(デイサービス)の4つの機能を持っている。私は、主にデイサービスのサポートに参加させていただいた。

デイサービスは、独り身のお年寄りの方を対象とした福祉サービスであり、1日の流れとしては、まず、順番に健康診断で体重や健康診断を行い、健康診断が終わった方からお風呂に入れる。順番を待っている間は、テレビを見たり、おしゃべりをしたり、折り紙をしたりと、おのおの自分の好きな時間を過ごしてもらっている。そして昼食の15分前から、体操をみんなで行い、昼食をとる。昼食後1時間ほど自由な時間があり、それから、午後の体操を30分行う。そのあと、レクリエーションがあり、そのあとカラオケ大会をして終了。という形である。

私の主な役割は、お風呂から上がったお年寄りの髪を乾かすこと、お年寄りの方々の話し相手や将棋、オセロの相手、などと、お年寄りの方々とのコミュニケーションを必要とするものばかりであった。普段の生活の中で、自分の50歳以上年上の人と話す機会などほとんどなく、実習の初めはすごく戸惑った。どんな話をすればいいのか、どんなことに興味があるのかなどわからなくて、自分から進んでコミュニケーションをとることができなかった。しかし、こんな私に、お年寄りのみなさんのほうから、「若い人には、なかなか馴染みにくいかもしれないけどがんばってね。」「いろいろ迷惑しれないけどよろしくお願いします。」などと声をかけてきてくださって、ほんとにうれしかったし、心からこの実習を頑張ろうと思うことができた。それからは、自ら進んでコミュニケーションをとることができたし、話していくうちに1人1人の名前や趣味を覚えていって、今では、その人が好きな話題で話しかけることができるようになった。また、同世代の人との話では聞けることのない話も聞くことができた。ここで感じたのは、コミュニケーションをとるということに、年齢は全く関係ないということである。初めから、話す話題が合わないだろう、趣味が合わないだろう。などと決めつけて話すのをやめることは、すごくもったいないことだと気づいたのだ。自ら相手のことを知りたい、知ろうとすれば、相手のことも分かるし、自分のことも知ってもらえる。それは、今回のような、世代の違う人々だけではなく、国籍の違う人々、性別の違う人々などすべての人に共通して言えることであると私は考える。この実習を通してこれからは、今まで、深い関わりがなかった人や、全く関わりがなかった人例えば、留学生や、バイト先の店長や大学の教授などとも積極的に自らコミュニケーションを図ろうと思うことができた。そうして様々な自分とは違う立場で自分とは違う考えを持った人を知ることで価値観を広げ、考えを柔軟にすることが、これからの少子高齢化社会や国際化社会を生きていかなくてはならない私にとってはすごく重要でためになるのである。

私は、この実習を始める前に、『お年寄りの人々との交流を通して自分の価値観を広げ、世代の異なる人とのコミュニケーション能力を向上させたい。それにより、お年寄りなどの人々がどんなことを考え、何を楽しみとして、何を辛いと感じているのかを学び、お年寄りの人が暮らしやすい生活ができるような行動を自発的に行うことのできる人間になりたい』という目標を掲げた。

上で挙げたようにコミュニケーション能力は、実習前に比べ確実に向上していると自分でも感じているため、後半の実習では、まだ話したことのない人とも自ら積極的にコミュニケーションをとることで、ますます向上させていきたいと思う。しかし、どういった生活が、お年寄りにとって暮らしやすい生活なのか、そのために自分ができることはなんなのかが、未だにはっきりと分かっていない。横浜市の地域ケアプラザ条例のように今の日本の高齢社会では、お年寄りの人に目を向けた街づくりが必要不可欠である。そんな中で私たちがお年寄りの役に立てることは、まず、気づくことであると私は考える。気づくためには、お年寄りの方々が辛いと思っていることを知らなければならない。私は実習を通してほとんどのお年寄りの方が他人に迷惑をかけるのが辛いと感じていることを知った。ほんとはバスに乗りたいが、バスだと迷惑をかけてしまうかもしれないからタクシーを利用している。という人もいたし、散歩を同じ理由で辞めた人もいた。お年寄りの人々に自分たちが迷惑な存在だと思わせてしまっている。そういう社会になってしまっているのである。今よりももっと多くの人が、困っているお年寄りの存在に気づき、気にかけ、手を貸すことがこのような社会を改善する第一歩になるはずだ。このことを踏まえて後半の実習では、お年寄りの悩みを聞き出すことから始め、ケアプラザにいる時だけでなく、日常生活、例えば、バスや電車のなかや、ショッピングモールなど人が多く、お年寄りの方々が暮らしにくいであろう状況の時に、周りに困っているお年寄りがいないかを気にかけて、もしいれば、助けることができるように心掛けて生活していきたいと思う。そして、それが、自分が掲げた目標の1つである『お年寄りの人が暮らしやすい生活ができるような行動を自発的に行うことのできる人間になる』を実現する第1歩になるはずである。
後半の実習も今まで以上に真剣に楽しく取り組んでいきたいと思う。