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学生による中間報告 NPO法人さなぎ達 レポート3

自分と実習先の基本情報 

2年生女子

実習団体名 : NPO法人さなぎ達

【実習先志望動機】
 自分が社会に出る前に、今の社会の現実を知りたいと思いこの団体を選んだ。

【目標】
 今回のボランティア活動への参加を通して、今までの生活活動では身につくことのなかった自発性を身につける。また、これから必要とされるような価値観や世代の異なる人とのコミュニケーション能力を養成することを目標とする。

実習の感想文 

【1.楽しかった点】
 私が行った実習先はさなぎの家という、路上生活者や生活保護支給者全国からの寄付で集まった衣服や洗剤、毛布などを無料で支給するところである。そこで来る人ともらったものをカウントし、その人たちとコミュニケーションをとるのである。しかし、さなぎの家に来る人たちは、支給品をもらいに来る人だけではない。ただ、さなぎの家にいる人と話しに来るというひともいる。そこで私はたくさんの人々と関わることにより、自分の知識を増やすことができた。
 路上生活者の人たちももともとは家に住み、仕事をしていたという人もいる。ある人は、元自衛隊員で、昔は日本各地で活動していた。またある人は、昔の俳優やアイドルについて話してくれた。私の知らないこともたくさん知っていて、多くのことを知ることができた。またさなぎの家にボランティアに来ている人たちも皆明るくて面白く、親切人ばかりである。担当の櫻井さんは寿町の歴史を話し、寿町を案内してくれた。江戸時代の差別から生まれたのがこの町である。また、日雇い労働者が宿泊するための「ドヤ」という一泊1000円の簡易宿泊所の中を実際に見せてくれた。安くてテレビ、エアコンもついているが広さは2~3畳ととても狭い。それから、日雇いの仕事紹介所なども連れて行ってくれた。どれも初めて見るものばかりで楽しかった。しかしなによりも、路上生活者やボランティアで来ている人皆が一緒になって楽しそうに話しているのが印象的だった。そして、寿町に住む人たちは皆親切でフレンドリーな人ばかりだと思った。

【2.つらかった点】
 私が今まで生活するうえで、接することのなかった路上生活者の人々などとコミュニケーションをとるにあたって最初は抵抗があり、偏見と言うと聞こえは悪いが、実際そういったものがあった。また実習先の寿町という町は、ごみが落ちていたりいたるところに路上生活者のひとがいたりするので、まず実習先に行くのがつらかった。この実習先では仕事内容よりも、精神面でつらいと感じることがあった。また、朝が早くて帰りも遅く、一日だいたい7時間くらい実習があったのでボランティアの経験がなく、体力もない私にはつらかった。

【3.動機シートに対して実際にできた点、できなかった点】
 価値観や世代の異なる様々な人とコミュニケーションをとることはできたが、自発性に欠けていた。フレンドリーな人が多く、皆が親切に話しかけてくれるのに、私はそれに答えるだけで、自分から話しかけることは少し抵抗があり、できなかった。また、さなぎの家で実習をしていると手があくことが多いのだが、手があいたときに何をしたらよいか自分から積極的に聞くことができず、与えられた仕事だけをやるということだけになってしまっていた。今のままでは様々な人とコミュニケーションをとるということも十分にはできていない。

【4.残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか】
 残り一か月で私はまず、自分から積極的に挨拶をしようと思った。話しかけられるのを待つだけはまったく成長しないし、自発性が身につくこともない。さなぎの家に来る人全員に挨拶からしていく。そうすればただいろいろな人とコミュニケーションをとるというだけではなく、中身の濃いコミュニケーションができるようになり、将来役に立つようなコミュニケーション能力も今まで以上に養成されると思う。
 また、手があいたときに自分からやることを探したり、聞いたりしていこうと思った。次回からはさなぎ食堂というところでの実習もあるので、もっと自発性が求められる。自分から行動し、初めてで仕事ができないぶん、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」を言うことを大切にする。なかなかすることのできない経験をさせてもらっているということを自覚し、残りの実習時間の一分一秒も無駄にしないよう活動したい。また、さなぎの家や食堂に来たり、話しかけてくれたりしてくれた人をできるだけ覚えるようにし、私のことも覚えてもらえるよう、自然な笑顔で元気に話し、皆に喜んで帰ってもらえるようにする。そして、またさなぎの家に来たいと思ってもらえるような楽しい空間になるように努力する。
 さなぎの家でのボランティア活動を通して様々な人と関わり、思ったのが、自分は本当に恵まれた生活をしているのだということである。仕事や家がなく、日雇い労働や生活保護で生活をしている人々に比べ、私は普通に大学に通うことができて、一人暮らしもさせてもらい、食事やお金に困ることもない。しかし、当り前だと思っていたそれが決して当り前の事ではないのだと思った。普通に何不自由なく生活をさせてもらっていることに改めて感謝し、残りの大学生活の2年半を無駄に過ごさないようにたくさんのことを学び知識を増やし、将来に向けて今しかできないようなたくさんのことに挑戦していこうと思った。