学生による中間報告 NPO法人さなぎ達 レポート5
自分と実習先の基本情報
2年生男子
実習団体名 : NPO法人さなぎ達
【実習先志望動機】
この実習団体を選んだ理由は、実習先のある地域では、路上で生活をしている人たちが多く、その人たちはどのように生活し、またその人たちをどのように支援しているのか知りたかったからです。
【目標】
ボランティア活動を通して、その地域の人たちや自分とはちがう世代の人と関わりを持つことでコミュニケーション能力を高めていき、自分から積極的に発言したり動けるようになるために行動力や自発性を身につけ、リーダーシップをとれるようになりたいです。また、自分のいい所や悪い所を見直すいい機会なので、それも含めて学べることをしっかり学びたいです。
実習の感想文
【1.実習をして楽しかった点】
自分が行った実習先では、高齢者や身体に障害を持った人、路上で生活をしている人たちを支援する団体で、そこには1日で100人くらいの人が訪れます。実習先を見学で行ったときはびっくりしました。昼間から道路で寝転がっている人や、お酒を飲んでいる人がいて、ここが横浜とは思えませんでした。寿町は、3大ドヤ街といって、日雇い労働者がたくさん集まる町でした。しかし、近年の不景気の影響で仕事が減っていき、寿町は福祉の町へと変わっていきました。この寿町には、現在、ドヤとよばれる宿泊所があり、1泊約2000円で宿泊ができます。ドヤに宿泊している人のほとんどが、病気で働くことができなくなり、生活保護を受けて生活しています。しかし、生活保護を受けられず、路上生活をせざるをえない人たちもたくさんいます。そこで、そのような人たちを支援するためにさなぎ達ができました。そこでのおもな活動内容は、その施設に送られてくる衣服やくすり、タオルなど生活に役立つものを路上生活している人たちに支給したり、その人たちと話しをすることなどもあります。そのほかにも、高齢者や障害を持った人たちに習字やペン字を教えたりもしています。自分は、施設を訪れた人の人数のチェックと生活品の支給などを手伝いました。最初は、路上生活者に抵抗や戸惑いもあったけど、施設を訪れてくる人のなかにも親切に話しかけてくれる人もいて2回目に来たときも顔を覚えてくれている人もいたので、ふつうに接することもできるようになりました。
また、その団体は食堂も経営していて、その食堂では、とても安い値段で定食を食べることができ、貧しい生活を送っている人たちや高齢者の人たちも安心して食べることができます。その食堂で手伝ったことは、皿洗いや食材を切ったり、ごはんの盛り付けなどといったどこにでもあるレストランと同じようなことをやりました。
ほかにも、障害をもった人たちが自立した日常生活や社会生活を営むことができるように支援しています。活動内容として、地域の清掃や日用品の仕分け、木工作業、グループワークなどをやっています。また、頭の体操として、習字やペン字を教えています。実際に自分もいっしょにやらせてもらいました。そういうときにも、コミュニケーションをなるべく欠かさずにとるようにしていました。ほかにも、国語や算数など小学校で習ったことを教えたり、知識および能力の向上のために必要な支援をしています。
毎週木曜日には、木曜パトロールといって、その施設周辺の地域の見回りをして、路上生活をしている人の安否を確認し、カウンセリング的コミュニケーションをおこなう活動もやっています。おもに、横浜スタジアムや関内駅の周辺をみまわりしています。この木曜パトロールが始まったきっかけは、過去に若者たちが路上生活している人を襲うという事件があり、それを防ぐために始まったそうです。駅の地下や公園などで寝泊まりしている人をよく見かけますが、そのたびにあまりいい思いはしませんでした。なんでいつも寝ているんだろうとか、仕事を探さないのだろうかなどと失礼なことばかり考えていました。しかし、実習先でいろいろな事情を聞いて、とてもばかなことを考えていたと思いました。
これからは、もっと路上生活者のことを考えてボランティア活動をおこなっていこうと考えさせられました。
【2.実習をしてつらかった点】
実習先でのつらかったことは、障害を持った人や高齢者との接し方がわからなかったことです。障害を持った人としゃべるときに、なにを話しているのかあまり聞き取れないこともよくあります。たしかに、障害をもっていれば口を動かすことが大変な人がいることはわかっています。しかし、話していることが聞き取れなくて、聞き返すことが何回かあり、そのたびに怒る人もいるので、そのときの対応をどうしていいのかわからず、たいへんでした。
【3.動機シートに対して実際にできた点、できなかった点】
実習の目標として実際にできたことは、自分から積極的に動けるようになったことです。言われたことをしっかりやって、教わったことは忘れずに自分から動くように取り組みました。また、実習先の食堂ではけっこうひとが来て忙しくなるので、迷惑をかけないように指示されたことをしっかりこなしました。実習をしっかり取り組んだことで、少しは自発性や行動力を身につけられたと思います。
逆に、実習の目標としてあまりできなかったことは、実習先の地域の人たちとあまりコミュニケーションをとれなかったことです。実習先の団体の人たちはふつうに話しかけやすい人たちだったけど、その施設に訪れるほとんどの人とは話すことができず、なかなかコミュニケーションをとることができませんでした。向こうから話しかけてくる人もいて、路上生活をしている人でも明るい人がいるのはわかっているけど、何て話しかけていいのかわからなくなるので、けっきょく話せずにおわってしまいました。
【4.残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか】
これからのボランティア活動をやっていくなかで、もっと人と人との関係を築いていきたいと思いました。人と接していくには、まずなによりコミュニケーションをとるのが大事なので、施設を訪れてくる人たちともっと積極的に話しかけられるようにしたいです。また、ほかにも自分がやるべきことをしっかりとこなして、自発性や行動力をもっと身につけて行きたいです。自分ができることなんて限られているけど、少しでも役に立てるようにがんばっていきたいです。