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学生による中間報告 NPO法人地球市民の会ACTかながわ レポート1

自分と実習先の基本情報 

4年生男子

実習団体名 : NPO法人地球市民の会ACTかながわ

【実習先志望動機】
 実習先の中で唯一、国際的な関わりのある活動をしていたので普段の生活では得ることのできない経験や、ボランティア活動を通して知らない世界や価値観に触れられると思ったからです。

【目標】
 タイ、ミャンマー、インドなど主に東南アジアの発展途上国の現状を知り、その国の文化や人々の育った環境を理解することで自分自身の視野を広げ、価値観や世代の異なる人とのコミュニケーション能力を高めたい、また、考えを実行に移せる行動力を養いたいです。

実習の感想文 

【1.実習をして楽しかった点】
 イベントでの物販が楽しかったです。イベントといっても、地域の小さなお祭りから、みなとみらいの横浜開港祭や代々木公園のタイフェスティバルまで規模はさまざまで、そこに出店しタイ、ミャンマー、インドの手工芸品を売っていました。普通の手工芸品ではなく、インド女性独立支援でインドの女性たちが刺繍や裁縫で作ったものや、タイのストリートチルドレンが作ったぬいぐるみなど、生きる力のない人たちへ仕事を与えつつ、売り上げは全額募金し援助をするという仕組みでした。ただ商品を並べて売るのではなく、どうしたら売れるかを考えて営業していたのでとても参考になりました。たとえば、おじいさんおばあさんなど高齢者のお客様が多いときにはタイシルクの小物入れをメインに陳列し、また、若者が多いときにはストール、アクセサリーなどを中心に売っていました。特に、木で作られたカエルの楽器は物珍しさから人気があり、また値段も500円と手頃なため一番の人気商品で、すでに持っているという人が多かったのが印象的でした。スタッフのうちの誰かが常にカエルを鳴らしていたので、その泣き声につられてくるお客さまも多く、特に子どもの興味を引いて家族連れの人たちの足を止めていました。そのほかにも、お客様に積極的に話しかけ、この団体の活動内容や売り上げは全額子どもの就学援助になること、具体的には500円のお買いもので子ども1人の1週間分の給食費になることを伝え、商品に国際協力という付加価値をつけ、購買へと結びつけていました。非営利組織でありながら売り上げにシビアで、客層の変化や時間帯を見て、商品の陳列や店の形を変えるなど工夫しながら営業をしていたのは意外でした。ボランティア団体なのであまり売り上げは意識せずゆっくりやっていると思っていたけれど、売り上げが援助資金であり、その額により助けることのできる人々が変わってくるということから、他の出店者、業者よりも一生懸命営業している印象を受けました。イベントがない日の事務作業では主に商品の在庫整理やシルバーアクセサリーを磨く、パンフレットを折るなどと楽しいというようなことはなかったけど、休憩時間にスタッフの方と話をするのはとてもためになりました。発展途上国に対する私たちの考えを積極的に聞いてくれて、私たちも意見を口に出して言うことで自分の考えを改めて理解できる部分もあり、また、現在の時事問題や世界情勢についても話し合うことが多く、TPPの問題や自民党の9条撤廃についてなど知識のある方の話を聞けたことは非常に参考になりました。

【2.実習をしてつらかった点】
 スタッフの方々とのお話やDVDによりタイやインド、恵まれない環境にいる人々の現状を詳しく知ってしまうことです。私は以前からある程度は彼らがどのような環境にあるか、どのような扱いを受けているかを知っていましたが、実際に映像で見たり、話を聞いたりすることにより現実味が加わることがつらかったです。タイやインドの実情はどれも自分が予想していたものを超えていて、目を背けたくなるような内容ばかりで、こんなことが同じ世界で起きているのかと何度も衝撃を受けました。それと同時に私たちができることはこのような活動や少額の募金など本当に微々たることでしかなく、もちろんそれが大切なことであるとはわかっているものの、自分の無力さを痛感しました。人権を与えられてない女性たちや、身売り、犯罪の被害にあう子どもたちと比べて、日本に生まれ何不自由ない生活を送れていることがどんなに恵まれたことであるかを再認識することができました。

【3.動機シートに対して実際にできた点、できなかった点】
 タイやインド、東南アジアの恵まれない国の現状を少しだけ知ることができました。また発展途上国に対する意見、恵まれない子ども、女性たちの話を聞いて感じたことを話し合うことで、ものの見方や考え方に多少なりとも影響があったと思います。世代の異なる人とのコミュニケーションという点でイベントはとても良い機会なので、物販の際にもう少し積極的に地域の高齢者の方々や子どもたちと話をしたりしても良かったかなと思いました。

【4.残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか】
 もっとタイ、ミャンマー、インドなど東南アジアの発展途上国に対する知識をつけること、またそれについて話し合うことで考えを理解し視野を広げること。また、世界に目を向け、原発、TPPなど時事問題にも興味を持ちひとごとではなく自国の問題としてよく考えること、に意識してスタッフの方々と話をしようと思います。私がいまできることはイベントの物販でより多く品物を売って援助資金を稼ぐことくらいなので、お客さんに積極的に声をかけたり商品の陳列を考えたり、商品を綺麗に磨いたりと、精いっぱいやろうと思います。