学生による中間報告 NPO法人地球市民の会ACTかながわ レポート3
自分と実習先の基本情報
4年生男子
実習団体名 : NPO法人地球市民の会ACTかながわ
【実習先志望動機】
私は何回かタイに旅行したことがあり、その際都市部やリゾート地以外の町並みや住んでいる人々の様子を見かけ、日本の豊かな生活風景とのあまりの違いにインパクトを受けたのをよく覚えていて、その「タイ」というワードが目に入り、あの時見かけた人々の力に少しでもなれるのではと思い、地球市民ACTかながわを実習先に選んだ。
【目標】
この活動を通して、行動力を身に付け、社会に出た時にこの経験を生かし、リーダーシップをもった、人を引っ張れる人格形成を目指す。
実習の感想文
【1.実習をして楽しかった点】
実習の内容としては大きく分けて、イベントと事務の2つがある。ほぼ毎週末に開催されるイベントでは主にタイ、ミャンマー、インドの山岳民族や少数民族といった厳しい境遇で生活する方々の作った商品を販売する。もちろん利益は全て現地へ還元され、子どもたちの就学支援や女性たちの自立支援等に活用される。同時にイベントは、募金活動の場でもあり、地球市民ACTかながわのパンフレットを配ったりして実際にやっている活動や東南アジアの現状を多くの方に知ってもらったり興味をもってもらう場でもある。事務では事務所の清掃から始まり、イベント用の商品の在庫整理やイベントへ向けての意見交換、簡単な事務作業、またタイ、インドの現状のわかる映像を見て自分たちのできることを考え、提案するといった作業を行う。また東日本大震災を受け、地球市民ACTかながわでは岩手県釜石市の施設の支援も行っている。これらの活動を通して、特にイベントでは多くの楽しみに出会った。例えば商品をより多く買ってもらうために仲間たちと協力し、意見を出し合い、行動にうつしていく。そこで結果へと繋がったときにやりがいと達成感を感じることができた。そして何よりもそういった努力は全て東南アジアの方々のためであるということが活動にあたっての一番の喜びであった。また、イベントと事務の両方を通して多くの人との出会いがあった。活動を一緒に行ったのは、高校生、自分と同じ大学生、地球市民ACTかながわの活動を職業としているスタッフや一般の社会人、年配の方まで本当に幅広い。けれど、みんながみんな人を助けるためという目標を共有していて、協力し合って活動していくのが本当に楽しかった。
【2.実習をしてつらかった点】
肉体的に多くの労力を費やしたのがつらかった点である。イベントでは朝から夕方まで休憩以外は基本的に立ったままでの活動となる。日が差す中、屋外で販売活動や募金活動を行うのは体力勝負となる。事務作業では作業自体は単純だが、量が多いものが多く、気が遠くなってしまうことがしばしばあった。例えば、銀製のピアスやブレスレットといった大量のアクセサリーを一つひとつ布で磨きあげたり、地球市民ACTかながわのパンフレットを何百部も手作業で三つ折りにしたことなどである。そしてもう1つつらかったのはタイやインドの現状をスタッフの方の話やDVDを通して知るにつれて心が痛んだことである。特に子どもや女性といった東南アジアでの社会的に弱い立場の人が最も苦労していることを知って本当に残念に思った。
【3.動機シートに対して実際にできた点、できなかった点】
活動を行っているときはもちろん動機シートに自分で書いたことを強く意識した。特にイベントでは積極性が求められることが多く、自分の目標を達成させるためには大変良い機会であった。例えばお客さんを呼び込むためには販売ブース内外から大きな声で声かけを行う必要があるし、商品を見てくれたり、手にとってくれたりしているお客さんには積極的にしゃべりかけて、より商品に興味をもってもらい購入するという判断をしていただけるようにする、さらには地球市民ACTかながわの活動を紹介し、関心を仰ぐようにする必要があった。私はアルバイトで多少は接客の経験はあったが、このような販売活動の場での経験は皆無だったため初めのうちは緊張して、声を出すことがあまりできず、ただブース内でニコニコしていることしかできなかったが、だんだんとその場の雰囲気に慣れ、立ち居振る舞いがわかってくると自分から進んで呼び込みの声を出し、お客さんに商品や地球市民ACTかながわの活動を説明できるようになった。また私は大学4年生ということもあり、高校生や他の大学生をまとめたり、指示を出したりすることを任されることがあった。そういった時、積極的に活動ができたという実感がある。逆にできなかったこととしては、例えばブース内の配置を変更する時など細かい意見を求められたときに自分の意見を上手く伝えられず、周りの雰囲気にただ流されてしまったことがたびたびあった。
【4.残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか】
残りの活動期間はわずかになってしまったが、私はあと事務での活動しか残っていないので、まずイベントで自分が感じたことや思ったことをできる限り積極的にスタッフの方に伝えるということをやっていきたいと思う。それから、イベントの商品を整理したりする際にはイベントの現場でのことを思い浮かべ、現場の人が働きやすい環境を作り上げるよう努力したい。また、意見交換の場では他人の意見によく耳をかたむけつつも、自分の考えもしっかり話し、より実りある場にできるようにしたい。最後に、常に東南アジアの現地の人たちのことを念頭において行動し、実習時間外でも、実習先で教わった「国際協力をするにあたって始める半径1mからの思いやり」という言葉を実践できるように、自発的に身の回りのことから思いやりをもって接していくよう意識していきたい。