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学生による中間報告 地球市民ACTかながわ レポート3

自分と実習先の基本情報 

2年生男子

実習団体名 : 地球市民ACTかながわ

実習先を選んだ理由 :
よくテレビなどで外国の飢餓に苦しんでいる村に行ったりするドキュメントをやっているが、そこで可哀想と思っただけで実際ほとんどの人は何もしない。だったらこれを機に、自分がその現地の人々のために何かできることをやってみようと思ったから。

動機シートの内容 : これまでにボランティア経験はあるか?
新横浜にある、身体に障害を持つ人でもスポーツができるための設備が整っている施設へ行き、その人たちと実際にスポーツをすることで障害を持っていたとしても健康な人と何ら違いはないのだということを学んだ。
また老人ホームに行き、リハビリの散歩にいっしょについていったり、高齢者の方たちの話を聞いたりした。

動機シートの内容 : なぜ「社会参加実習」を受講しようと思ったのか?
自分一人で自らボランティアをするということはなかなかできないし、どこで何をしたらいいのかも分からないので授業という学校の後押しの力を借りてボランティアをしてみようと思ったから。そしてボランティアとは個人でどのくらい力になってあげることができるのか興味を持ったから。

動機シートの内容 : どのような理由で実習団体を選んだか?
よくテレビなどで外国の飢餓に苦しんでいる村に行ったりするドキュメントをやっているが、そこで可哀想と思っただけで実際ほとんどの人は何もしない。だったらこれを機に、自分がその現地の人々のために何かできることをやってみようと思ったから。

動機シートの内容 : 実習団体での体験を通じて、自分は一番何を実現したいか?
自分が今までボランティアに対して、やってあげているのだから感謝されて当たり前というイメージがあったが、それは実際どうなのか確かめたい。

実習の感想 

実習をして楽しかった点
本牧にあるSATYで毎月11日に行われている「黄色いレシートの日」。これは、商品を買った消費者がレシートを、設置してある箱や、従業員やボランティアの人が持っている箱に投函するとそのレシートの合計金額の1%を店側がボランティア団体に寄付してくれるというものだ。自分も実際にその箱を持ってレシートの投函に協力をお願いするというボランティアをしたが、自分が想像していた以上に消費者がレシートを投函してくれたのだ。これには嬉しかったし、正直驚いた。買い物をした約8割の人が協力してレシートを投函してくれたのだ。前回は合計で230万円分くらいのレシートが集まったらしい。確かに消費者がお金を負担するわけではないのでデメリットはないのだが、それにしてもあんなに協力して貰えるとは思わなかった。外見がそんなに優しい人のようには見えない方でも気軽にごく当たり前のように協力してもらえたのは嬉しかった。なにか人の心の温かさのようなものを感じることができたのですごくやって良かったと思えた。
また、5月16日・17日に行われた本郷台で行われた「あーす・フェスタ」。これに地球市民ACTかながわはタイラーメンの模擬店を出して参加した。一杯400円で販売し、その売上を海外の教育を受けたくても受けられないこどもたちのために支援をする資金として使うのだそうだ。自分はその模擬店の宣伝を担当した。この「あーす・フェスタ」には色々なボランティア団体が参加していて、当日は外国人がすごく多く、地元の人たちの応援などもあり、会場は人でとても賑わっていた。外国人が多かったのは、国際協力関係の団体が多かったからだ。孤児の支援や、被災地への支援など実に様々な団体が参加していた。あんなにたくさんのボランティア団体があるなんて自分は今まで知りもしなかったので驚いた。このようなイベントは全国各地で行われているらしく、始まったのもつい最近ではないらしい。自分が知らないだけで、こんなに世界で困っている人を助けようとしている人たちがいることに強い感銘と尊敬を抱いた。
結局この日は、若干の悪天候にも関わらず、用意していたタイラーメン200杯は完売して大盛況に終わった。自分もこの成果に少なからず手助けできたことは嬉しかった。またこんなイベントが行われるのなら是非、積極的に参加してみたいと思った。

実習をしてつらかった点
最初はもっと、海外の困っている人たちに支援する物資の仕分けや、資料づくりなどをするのかと思っていたのだが、実際はバザーで売るカバンや小物の備品の確認や、不良品ないかどうかのチェックなど地味なものばかりだったことが少し残念だった。実際に自分が困っている人たちの手助けをしているということが直に実感できるようなことがしたいと思っていただけに、地味な作業は精神的にも肉体的にもつらかった。でもその考えも自分のエゴだったのではないかと思う。なぜなら、そのカバンや小物がバザーで売れれば、その資金で支援することができるからだ。代表の人に、「地味な作業だけど、こういう地味な作業から全部繋がっていくからね。」と言われてまさにそのとおりだと思った。縁の下の力持ちのように、影ながらでも応援することに意味があるのではないかと思えた。結局自分はボランティアをすることで誰かに感謝されたい、褒められたいという気持ちがあったのだと思う。だから実際に手助けになっているという実感が持てるようなことをしたいと思っていたのではないだろうかと思う。
いくら楽しかったり、嬉しかったりしても結局はボランティア。アルバイトのように給料がもらえるわけでもないし、誰かに褒められたりするわけでもない。どれだけ頑張っても自分に対しての見返りは何もないのがボランティアだ。しかし、そうと分かっていても見返りを求めたくなってしまう自分がいる。こんなに頑張って疲れても何も貰えないのかと思うとやる気も無くなるし、虚しくなってくる。また、そう思うことで自分がすごく小さい人間に思えてきてしまうという悪循環。その葛藤がある意味一番つらかった。これは自分だけではなく、ボランティアしている人ならだれでも思ったことがあるのではないだろうか。しかし悪魔でこれはボランティアだ。考えてみればそんなことを期待してボランティアをしている時点で理に反している。自分が今やっていることが、誰かの人生や命の存続の手助けになっているかもしれないと思えば少しは気が楽になるし、そっちの考えの方が重要なことのように感じた。

動機シートに対して実際にできた点、できなかった点
団体の代表の人の話では、過去に海外の物資や食糧を支援している町にボランティア会員の人がアポイントメントもとらないで個人で勝手に行き、向こうの人に出迎えまで来させたということがあったらしい。向こうの人は毎日自分がしなくてはならない仕事や家事などがあるのに、わざわざ来てくれるのだからと気を使い、その仕事や家事などを休んでまでその人を歓迎してくれたそうだ。もちろんその人には会員を辞めてもらったそうだが、その話を聞いて自分は言葉が出なくなってしまった。たぶんその人もそんなに悪気はなかったのだと思う。旅行に行ったついでに寄ってみようかぐらいの気持ちだったのではないだろうか。しかし、その軽はずみな行動が向こうの人達に多大な迷惑をかけることになってしまったのだ。この話を聞いて、自分は今ならボランティアとは、やってあげているという気持ちでするものではないのだと確信を持って言える。そんな気持ちでやっているものはただの自己満足で、向こうの人達からしてみれば、おせっかいや迷惑以外のなにものでもないのだ。自分はこの話を聞けて本当に良かったと思う。聞いていなかったら自分もその人と同じような迷惑をかけていたかもしれないからだ。ボランティアをする人とその支援を受ける人は対等な立場にいなくてはならないのだと思った。この話を聞いたのは最近なので、これからは自分も考え方を変えて、自分が今やっていることは誰にどのような影響を与えるのかを常に考えてボランティアをしていかなければならないと思った。