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学生による中間報告 NPO法人れんげ舎

自分と実習先の基本情報 

2年生 女子

実習団体名 : 東京都町田市にある「NPO法人れんげ舎」

実習先を選んだ理由 :
私は子どもが好きで子どもと遊ぶということに魅力を感じた為

動機シートの内容 :
私は以前、中学生の時に老人ホームのデイサービスのボランティアをしたことがあった。その際にとてもよい経験ができたので、またボランティアをしたいと思い、今回この「社会参加実習」を受講しようと決めた。私はこの授業を通じて、ボランティアに参加し、実習先で触れ合える指導員の方々や、そのボランティアに参加している子供たちと仲良くなる、ということを第一の目標にした。そしてその延長として、私たちの時代と今の小学生とでは遊び方に違いはあるのかどうか、という点についても学びたいと思った。

実習の感想 1 : 実習をして、楽しかった点 (私の行ったボランティアの内容) 

私のお世話になった「NPO法人れんげ舎」は毎週土曜日と月に1度日曜日、周辺の学校を対象として、おもに小学生と一緒に小川小学校を借りて遊び、しっかりと面倒を見るという団体である。参加している小学生は学校も違い、学年もさまざまである。また、小学生の指導をする指導員は成瀬に「金魚玉珈琲」という手作りプリンで有名な喫茶店を開いている。私は土曜日と日曜日に小学生と遊ぶという活動と、町田駅のイベントに金魚玉珈琲が参加し、プリンを販売したときに参加させてもらった。
私はまず子供たちと会って遊ぶ前に、一緒にボランティアを行うれんげ舎の指導員の方々とあいさつ会をした。その時に、子どもたちと遊ぶというのは「子ども自身が能動的・主体的に取り組む自治的活動が必要ということが大事だ」と教わった。私はその話を聞いた時とても印象深く思った。このれんげ舎の活動もまた、その内容に重点を置き活動している。また、れんげ舎で行っている「あそび団」の活動の中では、指導員にも参加している子供たちにも全員にあだなが付いているのである。そのため私もあそび団に参加するのだからと、あだなをつけてもらった。

私は初め、子どもたちは私のことを知らない人だと言って、冷たい態度や変な壁を作ってなかなか輪に入れてくれないのではないかと、とても不安に思っていた。しかしそんなことは全くなく、私を見つけるとすぐに円陣バレーをしている中に入れてくれた。そのため私はすぐに仲間に入れてもらい、一緒にたくさん遊んでもらえて楽しかった。私は学年や学校も違う小学生と混ざり、一緒にサッカーをしたり、キックベースをしたり、ドッヂボールをしたり、また私の知らない「おくに」「五度ぶつけ」などといった遊びも教わり、多くの遊びをした。私は小学生の子供たちと一緒に本気になって遊び、たくさんの笑顔をもらったと思った。そのためちゃんと仲間に入れたという気持ちになり、本当にうれしく思い、またとても楽しかった。

子どもたちは、お互いに注意をしあっても反抗することもなく、しっかり受け入れる素直な心を持ち、とても温かい仲間だと感じた。そしてその仲間には学校や学年、性別の差などの壁は微塵も感じられず、いい関係であるととても感じた。その子供たちもしっかりした子や甘えたがりの子、リーダーシップのとれる子や、そういったリーダーシップのとれる友達についていく縁の下の力持ちタイプの子など、本当に十人十色だと感じた。そんな団体がこんなにうまくまとまり、活動していけるのも指導員の4人の力が大きいと感じた。遊び団の指導員は子供たちに対し、絶対に大人だからという理由で上から誘導しない。私たちからしたらどうすれば1番良いかわかることでも、そこで口には出さず絶対に子供たちの力で答えを導き出させるのである。その答えは私たちも予想にしていなかったものであったりし、子どもたちから逆に学んだこともあった。この様にすべてを子供の力で作り上げていくのである。その中で子供たちはどの様にしたらうまくいくのかと、常に考え自分達の力で作り上げていっているため、これだけ良い関係が出来ているのだと感じた。そんな素直で活発でかわいい子供たちと仲良く遊べ、たくさん話しかけてきてもらい実習中は私も終始笑っていられたと思う。私はもう20歳になったが遊んでいる最中は小学生になった気分で混ざることが出来た。

小学生と遊ぶという活動の他に「金魚玉珈琲」が町田のイベントで手作りプリンを発売した時にも私は参加した。試食を配っていたのだが、多くの方が手に取り「おいしい」と言ってくれた。私はこのプリンは前日指導員の方々が寝る時間を惜しみ作った、と聞いていた為、プリンは無事ほぼ完売したことがとても嬉しかった。この金魚玉珈琲の活動と遊び団の活動は繋がっているのか、と指導員の一人に質問したところ「指導している大人が自分達の生活をしっかりやっていけてなかったら子供を指導することはできないから、この活動もしているのだ」と言っていた。すべての活動は子供たちの為につながっていることを知り、すごいと思った。

実習の感想 2 : 実習をして、つらかった点 

ボランティアの内容としては、優しい4人の指導員や、親しくしてくれた子供たちのおかげで「つらい」と感じることはなかった。ただ小学生と一緒になって遊んでいると、小学生のほうが遥かに私より体力があり、サッカーを一緒にやっていても途中で体力的に限界になってしまったことはつらかった。小学生は私たちが思っているよりも体力があると思った。また、全ての小学生のことを理解するまでに時間がかかった。私の先入観で、この子はおとなしい子だと思っていた子が実は人見知りをしていただけであった、など戸惑うことも多かった。しかし全てのことは一緒に参加していた指導員や子供たちによって助けられたと感じている。そのため頑張れたのだと思う。

実習の感想 3 : 動機シートに対して、実際にできた点、できなかった点 

私の動機シートの内容は、「実習先で触れ合える指導員の方々や、そのボランティアに参加している子供たちと仲良くなる、ということを第一の目標にし、その延長として、私たちの時代と今の小学生とでは遊び方に違いはあるのか、ないのか、という点についても学びたい」というものであった。

実習先の指導員の方は、男性2人女性2人の計4人いたが全員優しく、親しくしてくれた。また指導員の方々は、遊ぶ時は本気で子供たちと向き合って遊び、ボランティアの時間が終わり、反省会をするときは本気で話し合っていてそのギャップに尊敬した。また、参加していた子どもたちは、本当に元気で素直な子ばかりで、一緒になって楽しく遊べたので、仲良くなれたと思う。子供たちは私の似顔絵を黒板にかいてくれたり、会えば笑顔で近づいてくれたり本当に可愛かった。土曜日は8人、日曜日は18人子供たちが参加していて、全員の子供の名前(あだな)と顔が一致するまでに時間がかかったが、だいぶ覚えられたのでよかった。しかし、私たちの子供のころとの違いはあまり明白にならなかった。その点についてはもう少し時間を使って、わかっていきたいと思う。しかし、そもそも私たちの小さかった頃との違いはこの「遊び団」という活動自体にあると思う。私の記憶には、地域に一般の団体が子供たちを預かり、休日に一緒に遊ぶというものはなかった。これも今の時代ならではだと思った。両親が共働きという家庭は年々増えているが、この様な団体があるなら安心だと思う。指導員の方々は預かってもらっている保護者とも繋がりがあり、その点も保護者からしても安心して子供を預けることができる点だと理解した。今は私たちが小学生だった頃よりもゲーム機器が発達していると思う。そのため家にいたらゲームをして体を動かす機会は確実に減っていくのではないかと感じるが、この遊び団の活動に参加している子供たちは運動神経が良いと思った。これもこの活動で走ったり体を動かし、遊んだりしていることが原因のひとつになっているのではないかと考えた。私はもっと多くの地域にこのような団体が増えることを願う。