千葉正憲 教授
ゼミナール紹介
研究分野 :
ヨーロッパの歴史・文化・経済
演習の内容 :
このゼミでは,ヨーロッパの歴史・文化・経済を学ぶ。
ヨーロッパは,古代・中世には世界の片田舎にすぎなかったが,近世以降,急速に力をつけ,遂に世界を制覇するに至った。しかし,第一次世界大戦を境に,「西洋の没落」が顕在化し,第二次大戦はこの傾向に拍車をかけた。幸いにも第二次大戦後,ヨーロッパは蘇り,現在では欧州連合(EU)を形成して,米国や中国,ロシアに対峙している。このような長い歴史をもつヨーロッパについて理解を深めることが本演習のねらいである。あるドイツの政治家は「過去に目をつぶる者は,現在に対して盲目になる」と述べたが,本ゼミでは,この言葉を噛み締めながら,学習を進める。
3年次の演習では,(1) 樺山紘一『ルネサンスと地中海』(中央公論新社)、(2) 福井憲彦『近代ヨーロッパの覇権』(講談社)、(3) 宮崎正勝『世界史の誕生とイスラーム』(原書房)などの文献を全員で読む。これらの文献の講読を通じて,基礎知識を習得するとともに,文献や資料の読み方,資料の収集方法,発表の仕方,討論への参加の仕方,文章の書き方などを学ぶ。
4年次には,各自テーマを設定して卒業論文を作成する。演習参加者は,卒論作成に必要な資料の収集を進め,卒論のテーマに関する研究を深める。授業では,輪番で,卒論に関する研究発表(中間発表)をおこなう。中間発表をめぐるゼミ生全員によるディスカッションを通じて,論点を絞り込み,卒論の内容を深めていく。
演習での勉学で十分な成果を挙げるためには、(1) 読書好きであること、(2) 知的好奇心と問題意識を持っていること、(3) 調査・研究を厭わないこと、が肝要である。意欲のある学生の参加を歓迎する。