04年度学生によるゼミ紹介:中野聡子ゼミナール
演習の内容
こんにちは。僕たち中野先生のゼミは3年生が15人と比較的多い人数で活動しています。ゼミの内容としては主に『市場社会の思想−「自由」をどう解釈するか−』という本を用いて経済思想の歴史の流れについて議論しています。この本には15章にわたって各時代の経済学者の経済理論が書かれています。その経済理論は時代ごとに突然出てきたものではなく、過去や同時代の経済理論に対しての批判や同意の立場から生まれることがほとんどです。A.スミスが経済学を体系化してから今日までさまざまな経済理論がさまざまな経済学者によって生み出されてきましたが、それらは経済学の歴史の流れの中で生まれてきたものであります。僕たちはそういった経済学を一つの面から見るのではなく、さまざまな面からアプローチすることを中心に議論しています。こういった内容を毎回レポーターが1章ごとに担当し、本の内容からその経済学者は具体的にどういった理論を説いていたのか、どのような面を批判していたのか、その時代にはどういった背景があったのか、またそのことに対する自分の意見をみんなにわかりやすく説明することを中心にゼミを進めています。またこういったことから経済学という抽象的な理論を自分の言葉で表現できることを目指しています。
ゼミの雰囲気が気になると思いますが僕らのゼミは人数が多いのでまとまりにくいかと思いましたが、みんなまじめに取り組んでいて参加しやすいゼミの流れができていると思います。ゼミでは飲み会も開いたりしてみんな和気藹々とした雰囲気で楽しんでいます。またゼミでの合宿も予定しています。
中野先生はまじめな先生でとてもしっかりした先生だという印象を受けました。しかし普段はすごくおっとりしていてとても優しい先生です。結構天然系だと思います。僕もいつものゼミや授業のときとは違う中野先生の印象にかなり驚きました。
皆さんの中に今年中野先生の経済学史の授業を受けている方もいるかと思います。僕たちの中にも去年1年間経済学史を学んでみて興味を持ってゼミでも経済学史を学びたいと思って中野先生のゼミに入った人もいます。実際僕たちは去年経済学史で学んだことをゼミでさらに深い部分まで進んで議論しています。経済学史の授業を受けていればゼミでどんな内容を扱っているのかということがかなり参考になると思います。もし経済学の歴史の背景にある思想などに興味を持った人は中野先生のゼミに入ればよりよい知識を得ることができ、さらに自分の読み取った経済思想の概念を自分の言葉で説明することを通して人前でプレゼンテーションする力をつけることができるようになると思います。