“海外に出て得られる経験”

留学体験リポート

“海外に出て得られる経験”

現役の英文学科学生による留学体験談。今回は、カリフォルニア州立大学リバーサイド校 (UCR) のホスピタリティ&ツーリズムマネージメント資格プログラムに参加してきた英文学科3年生の高橋奈瑠美さんの留学リポートです。このプログラムでは、4ヶ月間ホームステイをしながらUCRで語学の授業を受けた後、ホスピタリティや観光ビジネスの授業を受けながらフロリダ州にあるWalt Disney World Resort®で6ヶ月間のインターンシップに従事します。

高橋奈瑠美さん

英文学科3年生

— UCR、ディズニーでの授業について

Extension Centerという留学生用のキャンパスでの授業を受けていたのでクラスメートは全員留学生でした。文法の初歩からスタートしましたが、英語でのレポートの書き方など、日本の中学高校では詳しくは習わなかったことまでカバーしていたので、とてもためになりました。また、プレゼンテーションや発表などが多く、先生の話を聞いていくことがメインである日本の授業とはだいぶ違った雰囲気があると思いました。

ディズニーでのクラスは、UCRとは一転し留学生は二人だけのほとんどがアメリカ人学生の授業。私は現在、Hospitality Managementのクラスを受講しているのですが、全員が英語話者だという前提で進められていくので、正直なところ先生の話を聞くだけで精一杯です。この授業では、ビジネスの計画をしていくにあたって必要な項目を毎週一つずつ説明されているのですが、Walt Disney Companyを例に挙げて進められていくのでとても興味深いです。

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— ディズニーワールドで働く

今私は、Merchandiseというポジションについています。簡単に言ってしまえばお土産やさんの店員です。一見するとただのレジ係なのですが、実はレジについている時間は少なく、ゲストの方たちとの交流に重点を置いています。会計や包装などももちろんですが、いかにゲストを楽しませていい思い出を作る事が出来るかをキャスト全員が大切に思っていて、レジについているキャストよりも店内や入り口に居てゲストの質問に答えたり、グリートをするポジションのキャストの方が多いです。更にレジのポジションについていても、レジにゲストが来ない限りレジの中に居ずに、店内でゲストを助けるように言われています。

— 嬉しかったエピソード

ネームタグに出身地が書いてあるのですが、私が東京出身と気付いた女の子がとても興奮して、知ってる日本語を披露してくれたり、日本に旅行に行くとしたら行きたいところを教えてくれました。彼女が知らなかった東京の事や、日本語の単語を教えたら、凄く喜んで頂けて最後には一緒に写真を撮って!とまで言ってくれました。また、特別な事ではなくても日本人のゲストに会って、私が日本人だと気付くと、外国人のキャストには言語の壁で気軽には聞けなかった事などを質問してくれて、少しでもわたしが居たことで助けてあげられた、と思うととても嬉しいです。

— ディズニーワールドでの寮生活

ディズニーでは寮に住んでいます。私はベッドルームが3つあるアパートを自分含め6人で共有しています。家具、キッチン用品などは一式揃っていて、プール、ジム、コンピュータールームもあります。ハウジングの入り口にはセキュリティチェックがあり、外部の人間は入ることはできず、パトロールもよくしているので安心できる環境です。

歩いて15分ほどの場所にスーパーマーケットとドラッグストアがあり、気軽に買い物ができます。アウトレットモールも徒歩圏内にあり、ショッピングもいつでも行けます。 食事ですが、マジックキングダムに勤務している私は毎日夜勤なのでほとんど家で食事することはありません。マジックキングダムにはキャスト専用のカフェテリアがありそこを利用して食事することが多いです。また、寮から徒歩圏内にたくさんレストランやファストフード店があり、友達と食事に行くことも可能です。

どのキャストメンバーもとても優しく、新しい人と話すのが苦手な私にも積極的に話しかけてくれたり、遊びに誘ってくれたりして友達がたくさんできました。特にアメリカ国内の大学からインターンシップに来ている同年代の学生たちはとても気さくで、さらにわからないことも丁寧に教えてくれるなどしてくれて、とても楽しい時間を過ごすことができています。

— 今後このプログラムで留学する人に一言

フロリダに到着するまでは不安で、英語で働くなんてやっぱり無理だと思っていました。しかし、実際は同僚の友達やリーダーの方たちの助けもあってとても楽しめています。大切なのは、わからないことを、ためらわずに聞くこと。英語が第二言語だということを不安がらずに、むしろ二つの言語を話せるいうことに自信を持って下さい。

明治学院大学の国際センターが主催する海外協定校への交換プログラム、ISP (International Student Program) を利用して、2014年秋からイギリスのマンチェスター大学へ留学した英文学科4年生の塩野義健さんの留学リポートです。

塩野義健さん

英文学科4年生

— 留学のきっかけ

留学について本気で考え始めたのは高1の夏に初めて海外旅行 (トロント、ニューヨーク) に行ったときでした。中学生のころは英語だけでなく勉強には自信があり、海外に行っても普通に生活できて当たり前だと思っていました。しかし現実は、うまく英語が伝わらなくてマックで店員のお姉さんに鼻で笑われたり、飛行機で“milk”と注文したらビールが出てきたりして、その悔しさから、将来は留学して最低限の英語くらいはできるようになりたいと考えるようになりました。加えて明治学院の協定留学のシステムでは4年間で卒業できるため、就職活動への影響が最小限に抑えられる点も魅力的でした。

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— 面白かった授業

「言語とメディア性」は言語、そして言語を媒介するメディアについての授業です。自分は映像と画像の中の言語について勉強しました。活字や会話など基本的なトピックから写真や新聞、ラジオ、CMC、SNSの言語学などマニアックなものまで勉強できて面白かったです。この授業は3年生以上が対象でしたが、留学オフィスや担当教授に直接交渉しに行って履修させてもらったので印象深いです。

「世界の言語」は世界中の言語の特徴を学ぶ授業です。授業内ではグループで一つの言語を選択し、ポスターを作ります。自分はスイスの少数言語Romanschのポスターをカナダ人とイギリス人の学生とともに作りました。そのほか、「言語と心と脳」「英国の方言」「世界の考古学」「地理のグローバル化」といった授業も履修しました。

授業では生徒の発言の内容が濃かったです。生徒一人で自分の言いたいことを最後まで言います。時には1人の生徒が5分ほど話すこともありました。自分はよく日本人としての意見を求められてプレッシャーでしたが、日本や日本語について改めて考えるきっかけになりました。毎回準備をするのは大変だし、ほかの生徒に論破されたときはかなり心がへこみます。それでも教授にセンスはあるなどと褒められたり、ほかの生徒を唸らせて拍手されたりして頑張って良かったと思えることも多かったです。

語学に関してもかなり苦労しました。レクチャーのスライドは事前に目を通して、最低限すべての単語の意味くらいは事前に分かるようにしておく。分かりにくいところは調べて予備知識を深めておく。授業がどんな展開をしても対応できるように備えます。結果として、半年後の春学期にはある程度満足いくように授業を受けられるようになりました。それが積極的に発言できることにつながったり、発表の内容を充実させたりなることにつながりました。

— 寮での生活

メインキャンパスまで徒歩15分の学生寮に住んでいます。無料バスもあり、駅、繁華街まで徒歩5分です。大学のキャンパスは4キロ四方くらいの大きさで、その中にパブ、バー、スーパー、スターバックスコーヒー、ピザハットなんかもあります。生徒同士の住んでいるところも近く、気軽に遊んだり夜遅くまで話したりできます。学生寮は、必ず学生寮に入る1年生と他国からの生徒で溢れており、かなり国際的な寮でした。自分のフラットは8人一組で、フランス人、中国人、シンガポール人、台湾人、マレーシア人、ロンドンとコーンウォル出身のイギリス人2人でした。キッチンはシェアのため、時々みんなでご飯を作ったり、即席フランス語講座なんかもやったりしました。最初は意思の疎通に苦労しました。イギリス中から生徒が集まるので、イギリス人同士でも方言のせいで会話が成り立っていない時もあるほどで、生半可な英語力の自分では太刀打ちできないし、日本ではアメリカ英語を教わってきたので、寮のメンバーの英語を聞き取るのは大変でした。日本にいるうちからそういう英語に触れておけばよかったなと思います。

基本的に自炊なので週1の買い物をCity Centreのショッピングモールで済ませました。自炊の材料に困らないのは都会ならではだと思います。外食は時々しました。イギリス料理はおいしくないといわれていますが、いいところは他国の料理のお店がいろいろあることです。先述の中華街では本場の中華料理が食べられます。マンチェスターにはカリーマイルという有名なインド系移民の地域があり、僕の行きつけの店はアフガニスタンのおじさんが経営している店でした。

— 休暇の過ごし方

マンチェスターはイギリス特有の歴史ある建築物と自然に囲まれた散歩大好きな人にはたまらない場所です。ちょっと歩くと学生は知らないような公園を見つけたりできます。雨も評判ほど多くはなく、日本のように降水量は多くないので気軽に散歩できることが魅力です。

マンチェスターは有名なサッカーチームが2チームあります。観戦チケットは高いものの、パブのスクリーンで見るのはタダです。友人とビール片手に見るサッカーはなかなかのものがあります。

長期休暇にはスペイン、ドイツ、ポルトガル、スペインに行きました。宿泊先はユースホステルを毎回使ったため、様々な人と出会いました。リスボンでは世界一周旅行中の人から話を聞くことができたり、サラマンカでは一流シェフの仕事への熱い思いを聞いたり、ミュンヘンではタイ人の御嬢さんの海外への憧れを聞くことができました。

— マンチェスター大学に留学を考えている人にアドバイス

イギリスはとても面白い国です。いろんな地域の方言があります。マンチェスター大学はイギリスの中でも有数の大学。そのためいろんな地域から生徒が集まります。ひとつの地域にいながらまるでいろんな地域を旅している気分になります。またスコットランドやリヴァプールなど、よりアクセントが独特な現地へ行ってみたくなります。そのためには少しでも標準のイギリス英語 (Standard British English) に触れることをお勧めします。BBCはニュースだけではなく、面白いドラマやコメディ番組なんかも取り扱っています。今のご時世、気軽にそういったものが手に入る時代なので、1日10分とかから始めてみて下さい。