明治学院大学芸術学科 映像系列講演会「規範への問いかけ ーヨーロッパにおける日本映画の受容と認知」

開催日 2012年5月22日(火)
時間 開場:17:30
開演:18:00
会場 明治学院大学白金校舎本館1252教室
主催 明治学院大学芸術学科
講師 ローランド・ドメーニグ Roland Domenig

ウィーン大学東アジア研究所准教授、墺日学術交流会会長。
日本映画研究者。ウィーン国際映画祭を中心に、世界各地で数々の日本映画特集の企画を手掛け、映画字幕翻訳者としても活躍する。
編著に、『Art Theater Guild』(ウィーン国際映画祭、2003年)、論文に「仕掛けられたスキャンダルー国辱映画「壁の中の秘事」について」(四方田犬彦、平沢剛『若松孝二ー反権力の肖像』作品社、2006年)、「映画の誕生再考」(黒沢清、四方田犬彦、吉見俊哉、李鳳宇編『日本映画は生きている 第二巻映画史を読み直す』(岩波書店、2011年)など。

プログラム 1951年、ヴェネツィア国際映画祭での『羅生門』の予期せぬ成功によって、ヨーロッパにおける未知の映画大国日本への門戸は開かれ、日本映画は、各地の映画祭で常に高い注目を集めることになった。
溝口健二や黒澤明は、巨匠監督としてその地位を約束され、批評家やシネフィルも彼らを高く評価した。
しかし、配給会社や一般の観客について言えば、その熱狂を必ずしも共有していたわけではなく、彼らのような巨匠の芸術映画よりも、ときに洗練されているとは言い難いであろうジャンル映画などの作品を好む傾向にあった。

本発表では、ドイツ語圏の例を中心に、1950年代から現在までのヨーロッパにおける日本映画の受容と認知の変化について触れていくことで、日本映画を取り巻いてきた状況が、必ずしも大文字の日本映画史と一致するわけではないことを明らかにしていきたい。

そして、それらの作業を通じて、ヨーロッパにおける日本映画に対する規範的な言説に挑戦し、その批判的な可能性を検証してみたい。

お問い合わせ先

明治学院大学芸術学科共同研究室(tel:03-5421-5380)

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