世界のアニメーション映画 1908 - 2005 (フィルム上映による回顧とオマージュ) 

開催日 12月3日
時間 午前10時半 - 午後7時
会場 白金校舎3号館3201教室
主催 文学部フランス文学科/学生団体フランス文学会協力
 映画は1895年のフランスに発祥して以来、世界中で多種多様なジャンルの作品を生んできました。なかには従来の映画史の視野に入りにくい、実験的・冒険的な領域もあります。
 アニメーションもそんな領域のひとつです。1908年、これもフランスから出発したこのジャンルは、線描のデッサン・アニメ、影絵や人形やピンやオブジェそのものによるアニメーションなど、じつにさまざまな方向にその可能性をひろげてきました。
 いま日本で主流になっているセルアニメにしても、じつはアニメーションのごく一部にすぎません。いや、セルアニメ自体も さまざまな試みがあり、とくに手工業的につくられた短編には、驚異と不思議にみちたマニエリスム的な作品も多いのです。
 今回の映画会は、そうしたアニメーション映画をできるだけ広くとらえ、エミール・コールやウィンザー・マッケイからディズニーやグリモーまで、ハンス・リヒターやマン・レイからフィッシンガーやアレクセイエフまで、スタレヴィッチやライニガーからトドル・ディノフやカレル・ゼマンまで、フライシャーやアヴェリーから久里洋二や岡本忠成や長崎希や石田尚志まで、各国の短編名作を約30数本、フィルムで上映するものです。
 それぞれの初上映時と同様、真っ暗な場内で観る光と影、色と形の競演は、絵が動くのを見たいという太古からの人間の欲求、映画というものの原初的な悦びを喚起することでしょう。
 と同時に、映画史の欠を補い、思いがけない作品同士のつながりを発見してゆくという、研究上の興味もあります。現代の魔術的芸術の一翼をになうアニメーションの、さまざまな実験と冒険の系譜を、一日かけて追いつづける試みは、心躍るものになるはずです。

 ちなみに1995年からの5年間、フランス芸術鑑賞会の主催したグループ <l'art magique>によるフィルム上映会は、学内外の映画ファンや映画関係者のあいだで大好評を博し、伝説のように語りつがれてきました。
 それを回顧して出版されたドキュメント『魔術的芸術史の試み』が、いまなお求められ読まれていることからもそれはわかるでしょう。
 今回の映画会は、その魔術的映画史の試みを蘇生・存続させようとするものです。上映プログラムは学科ホームページhttp://www.meijigakuin.ac.jp/~frenchに紹介されるほか、パンフレットとして学内外の各所で配布します。
 なお、再版の出た『魔術的映画史の試み』を入手ご希望の方は、当日、会場入口でお申し出ください。
 

お問い合わせ先

フランス文学共同研究室
電話:03-5421-5221

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