「グローバル化のなかの様々な文化−地域・民族・宗教・ジェンダーを軸に−」
2002年度前期 港区民大学(担当:国際平和研究所)
1990年代以降の世界経済は、国民国家単位をこえて地球規模の市場システムに統合されようとしています。また東西の冷戦体制の終結後に、国際関係はアメリカの圧倒的な主導権のもとに再編成されようとしています。その影響は人間の経済活動や政治関係にとどまらずに、社会生活そのものの変革として現われようとしています。通信や移動速度の加速や、消費主義的な生活様式の浸透、あるいは異質な文化との接触の増加等々。
こうしたなかで、相対的に残り続けるものと考えられてきた「文化」、すなわち価値観や死生観、生活習俗なども変化を免れません。資本主義生産様式は本質的に「世界標準化」を目指しますが、その際に各地域や民族、あるいはジェンダーのなかに蓄積されてきた文化はどのような形をとるのでしょうか。
本公開講座では、以上の問題意識をもって、具体的なケースに即して「文化の現在」を考えることを目標とします。
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