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2011年度 白金キャンパス公開講座

港区民大学講座(白金キャンパス)

近代日本と西洋音楽

(担当:言語文化研究所)

  近代日本が成し遂げた広範にわたる西洋文化の受容の中でも最も顕著な業績のひとつは「西洋音楽」の受容といえます。21世紀の現在、作曲家であれ、演奏家であれ、日本の音楽家は世界の第一線で活躍し、高い評価を受けています。クラシック、ポピュラーを問わず、現代日本の社会には西洋風の音楽が溢れています。ペルリ率いる黒船が来港し、軍楽隊の威勢の良い音楽が当時の大衆を魅了してから、わずか150年を経たばかりのことなのです。ある意味でこれはひとつの奇跡かもしれません。この150年になにがあったのか、音楽の観点から考えると、日本の近代がみえてきます。
    1859年、横浜が開港されますと、多くの宣教師、外国人が来日しました。明治学院の創立者ヘボン博士夫妻は、その年の10月18日に来日し、宣教師のブラウンとともに、早くも11月13日には神奈川の成仏寺で主日礼拝をはじめました。プロテスタントの讃美歌は、こうしてヘボンやブラウンを中心に、まず英語で歌われ、さらに日本語に訳されて、こんにちの讃美歌集ができあがりました。軍楽隊と讃美歌は、日本人と西洋音楽の出会いの最初の契機だったのです。明治学院に学んだ文学者島崎藤村は、西洋音楽を愛したことでも知られています。彼と音楽との関わりを考えることは、明治の知識人がどのように西洋音楽と出会ったかを教えてくれます。
  音楽教育の成功は、近代日本のひとつの特徴かもしれません。「唱歌」に始まる学校教育もさることながら、鈴木鎮一によるヴァイオリンの才能教育も、いまや世界中に知られています。ベルリンに留学した鈴木が、日本の子供たちに何を教えようとしたのか。興味が尽きません。
    瀧廉太郎から武満徹まで、日本の作曲家たちは何を考え、何を悩んできたのでしょうか。日本の心を西洋の音階で歌うということ。そのさまざまな変幻の中に、近代日本文化の変容が映し出されます。


開講スケジュール
  講日 内容 講師
第1回 10月11日(火)
(開講式)
近代日本の洋楽受容 明治学院大学文学部教授
樋口 隆一
第2回 10月14日(金) ヘボン塾と明治の讃美歌 明治学院歴史資料館研究員
手代木 俊一
第3回 10月18日(火) 島崎藤村と音楽 明治学院大学教養教育センター非常勤講師
岩田 ななつ
第4回 10月21日(金) 日本の洋楽の現在と未来 明治学院大学文学部教授
岡部 真一郎
第5回 10月25日(火) 鈴木鎮一と日本のヴァイオリン教育 鈴木鎮一研究家
久保 絵里麻
第6回 10月28日(金)
(閉講式)
日本の20世紀音楽
     瀧廉太郎から武満徹まで
明治学院大学文学部客員教授
林 淑姫
募集要項
開講時間 18時30分-20時00分
初日・最終日は18時15分開始
募集対象 原則として港区内在住・在勤・在学の方
会場 明治学院大学 白金キャンパス 2号館2301教室
募集人数 100名
受講料 2,500円(全6回)
申込方法 はがきに、次の事項を明記して下記へお申し込みください。
  1. 氏名(フリガナ)
  2. 性別
  3. 年齢
  4. 住所(郵便番号)
  5. 電話番号
  6. 港区在住・在勤・在学のいずれか
お申込みいただいた方には、後日振込用紙を郵送いたします。


明治学院大学では、受講生の皆様の申込時における個人情報については、「学校法人明治学院個人情報保護基本規程」に沿って厳重に管理いたします。これらの個人情報は、明治学院大学公開講座のご案内用としてのみ利用いたします。第三者には提供いたしません。
申込期間 2011年9月30日(金) 消印有効
申込先 108-8636 東京都港区白金台1-2-37
明治学院大学 総合企画室(地域連携推進担当)

お問合せ先

明治学院大学 総合企画室(地域連携推進担当)
TEL 03-5421-5247
FAX 03-5421-5387

受付時間 平日9:30 - 12:00、12:45 - 16:00


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