公開講座
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明治学院大学公開講座案内
2003年度(春学期)企画:国際学部付属研究所
歴史は病をつくり、病は歴史を変える。富(経済)と権力(政治)だけが歴史の主役であるわけではない。歴史が人びとの活動の総体であるとするならば、人びとの生と死の問題もまた歴史の重要な要素となるはずである。『方丈記』を書いた鴨長明の表現を借りると、歴史の実在は、天下国家の一大事や宮廷や権力者たちの動向ではなく「数も知らぬ、飢え死ぬるもののたぐいの、生き死に」の問題である。
食物、都市化、ストレスなど生活環境の変化(歴史)は病の様相を変える。かつて日本人の主要な死因は結核、肺疾患、胃腸病であったが現在では、ガン、脳疾患、心臓病に変わっている。逆に病は歴史を変える。たとえば、ヨーロッパにおけるペストの流行は人口の激減をもたらし旧体制を大きく変化させた。
病を癒す方法も、呪術や薬草から、人工製薬、手術、放射線治療などへ変化してきた。病は、その先に「死」の問題と結びついており、どのような癒しを行なうかは、文化の根底の核を成す世界観(死生観、身体観、宇宙観)と密接に結びついている。現代の医療問題も、実は奥深いところで、こうした世界観の変化と連動している。
この講座は、病と癒し、つまり、人はどんな病にかかり、どのように癒し、いのちを守ろうとしてきたのかという観点から歴史をみることを目的としている
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講日
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内容
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講師
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1
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5月10日(土)
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『病と癒しから歴史をみる』
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明治学院大学国際学部 教授
大木 昌
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2
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5月17日(土)
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『病と癒しへの文化的対応』
―東南アジア・インドネシアの 民俗医療の事例から―
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日本大学国際関係学部 教授
吉田 正紀
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3
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5月24日(土)
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『離島と病い』
―沖縄・八重山地方の例―
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明治学院大学国際学部 教授br />
竹尾 茂樹
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4
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6月7日(土)
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『もう一つのペスト史』
―中国におけるペストの流行―
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横浜国立大学経済学部 教授
飯島 渉
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5
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6月14日(土)
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『アフリカに見る医と呪術』
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明治学院大学国際学部 教授
古市 剛史
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6
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6月21日(土)
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『歴史の中の疫病』
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明治学院大学国際学部 教授
国際学部付属研究所所長
竹内 啓
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期間
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2003年5月10日(土) - 6月21日(土)
毎週土曜日 午後1時15分 - 4時15分 全6回
*5月31日(土)を除きます。
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募集人数
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150名
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会場
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明治学院大学横浜校舎 5号館 530教室
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受講料
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4,000円
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申込期間
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2003年3月24日(月) - 4月4日(金) 消印有効
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申込方法
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はがきに、次の事項を明記して下記へお申し込みください。
1.氏名(フリガナ)
2.性別
3.年齢
4.住所(郵便番号)
5.電話番号
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申込先
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〒244−8539 横浜市戸塚区上倉田町1518番地
明治学院大学 庶務課 「明治学院大学 公開講座係」
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受講手続きについて
受講決定通知は4月中旬に受講案内とともに郵送いたします。また受講料は同封の振込用紙にて指定の口座に講義初日までにお振込みください。
問合せ先
明治学院大学 庶務課 公開講座担当
TEL 045-863-2177
FAX 045-863-2178
平日9時 - 11時45分、13時 - 16時30分
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