明治学院大学 公開講座「 身体と文化 」
2004年度(秋学期)
(企画:教養教育センター付属研究所)
概要・テーマ:身体と文化
「身体」とはなにか?と訊かれて、みなさんはどう答えますか。
自分の肉体のことならいくらかわかっていても、どうやらそれだけではない、わたしたちの「身体」には、わたしたちの与り知らぬおおきな力によって成り立っている一面もあって、それはこの国のこの風土のなかで培われてきた民族の記憶なのだといってよいかもしれません。
たとえば、能役者と武道家の足の運びがよく似ているのはなぜでしょう。また、それがヨーロッパの芸能やスポーツとまったくちがっているのはなぜなのでしょう。そこには、それぞれの地域で人々が長い時間をかけてつくりあげてきた生活の様式や宗教、自然観などの反映をみることができます。
わたしたちの「身体」と「文化」。この公開講座では、わたしたちがになっている「文化」としての「身体」について、その起源と現在に至るまでの変遷をみつめ、またそれをヨーロッパ世界を中心とする異文化のなかの「身体」のありかたと比較することを通して、いまわたしたちにとって「身体」がどのような意味をもっているのかについて考えてみたいと思います。
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