社会福祉学科

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Social Work

将来に直結する2つのコースで、新しい時代の福祉の担い手を育成する

現代社会にはさまざまな社会問題が増大しています。そうした社会問題を解決するために、社会福祉の役割はますます重要になってきています。社会福祉学科では、基本的人権と人間の尊厳の視点から、人々の生活課題を科学的に分析し、それらを解決するために、個人を支援し、よりよい社会を創り上げていく方法を探求しています。学生のみなさんには、他者に対する温かいまなざしと、実践的に社会福祉を学ぶ情熱をもっていることを期待します。そして、社会福祉学科の教員は、温かい人間性の中で、学生のみなさんが自ら成長する喜びを感じられるような学科であることを目指しています。

学びの概要

入学直後に「社会福祉学概論」を履修し、その後現場からの話題を中心とした「ソーシャルワークの理解」「福祉開発の理解」を進路選択のナビゲーションとして、2年次以降「ソーシャルワークコース」または「福祉開発コース」へと進みます。専門科目を適宜選択すると同時に、「ソーシャルワークコース」では現場を体験する実習科目を学びます。「福祉開発コース」では、先進国や開発途上国における福祉の現場での研修などを含む多様なフィールドワークが2年次に配置され、3年次以降は、講義や演習などで専門的な学びを深めていきます。

カリキュラムの特徴

1年次は教養科目と少人数クラスの基礎演習を中心とした共通のカリキュラムですが、2年次から2つのコースに分かれます。なお、講義科目はコースに関係なく自由に履修することができますが、演習や実習はコースによって限定されます。両コースとも3年次、4年次で演習科目を履修し、そこで卒業論文を執筆します。

全体を通した特徴としては、演習や実習では少人数教育が徹底していること、演習や実習も含め授業科目がモデル化され4年間で段階的に合理的に履修できること、現場実習やフィールドワークのような学外での授業が多いこと、進路や関心分野に応じて専門知識を深めることができること、などがあげられます。

ソーシャルワークコースでは社会福祉士、あるいは、精神保健福祉士を目指し、それぞれ法律で定められた指定科目を履修していきます。2年次から講義科目と演習や実習科目が段階的に組まれています。なお、コース変更は2年次終了段階で、ソーシャルワークコースから福祉開発コースへの変更が可能です。

福祉開発コースでは、多くの講義科目から各人の関心に応じて自由に選択し、また演習科目では、国内・国際の福祉課題に関するテーマについて学生と教員がともに探究していきます。さらに、特別支援学校教諭などの教職資格を目指す履修モデルもあります。

カリキュラムのポイント

ソーシャルワークコースでは、社会福祉士と精神保健福祉士を目指し法律で定められた科目を体系的に履修していきます。同じコースの中にも児童、高齢者、障害、医療、低所得、女性、精神保健といった分野があります。資格との関連で、演習や実習科目が多くなっています。

 福祉開発コースは、一般企業などに就職する学生のために自由でアカデミックな講義が並びます。ここでは、社会・地域開発エリア、多文化共生社会エリア、ソーシャル・インクルージョンの法と政策エリアがそれぞれ体系的に講義を揃えています。特別支援学校教諭などの教職を目指す学生もこのコースに属します。


卒業後の進路

約3割の卒業生が、高齢者・障がい者・児童などの社会福祉関連施設、地域の社会福祉協議会、福祉事務所、児童相談所などの行政機関の他、病院の相談援助部門など社会福祉分野の幅広い職種へ進んでいます。また、金融・保険をはじめ、福祉ビジネスも含めて様々な民間企業への就職も増加傾向にあり、各産業での福祉関連部門も拡大しています。さらに、公務員やNPO法人、教員や大学院の道へ進む人もいます。

社会福祉学科教員一覧
教員氏名 主要担当科目 授業内容
明石留美子
AKASHI, Rumiko
福祉開発概論 日本の社会、諸外国の社会、国際社会が直面している様々な問題とその問題への取組みについて学び、人々に優しい社会を開発していくために何が必要かを考えます。
茨木尚子
IBARAKI, Naoko
社会福祉
運営管理論
ノーマライゼイションが社会福祉の中心理念として語られる中で、社会福祉施設の「脱施設化」の視点も含めて、これからの社会福祉組織のあり方を講義します。
遠藤興一
ENDO, Koichi
社会福祉史 社会福祉において、古代社会の慈善救済から明治中期の慈善事業の成立を経て、近代社会福祉の成立過程、戦後の現代福祉が展開していく様相を細かく扱います。
大瀧敦子
OTAKI, Atsuko
医療ソーシャルワーク論 医療制度の変遷を考察しながら現代のソーシャルワーカーの役割を考えます。後半は医療現場での社会福祉援助に必要な知識、援助方法、倫理を、事例を通して学びます。
岡 伸一
OKA, Shinichi
社会保障論 社会保障の全体像を概観しつつ、最近の社会保障全般に関わる諸問題をテーマごとに紹介していきます。特に高齢化社会、男女平等、国際化等について論じていきます。
岡本多喜子
OKAMOTO, Takiko
高齢者福祉論 加齢の意味を考察しつつ、社会福祉との関連を考えます。また老人福祉の歴史的展開過程、社会保障制度における高齢者施策と社会福祉サービスとの関わりについて考察します。
河合克義
KAWAI, Katsuyoshi
地域福祉論 今日、地域福祉に問われている諸課題を整理しつつ、地域福祉の歩み、地域福祉の対象、地域福祉諸サービスの内容と課題、地域福祉の国際比較などについて講義します。
北川清一
KITAGAWA, Seiichi
ソーシャルワーク2 状況に応じて個別支援プログラムを策定することと併せて、多様な形態からなる支援の場に置かれる利用者の事情を個別化・差別化する視点から、サービス利用者の主体形成に貢献する新たな社会福祉支援論を構想します。
久保美紀
KUBO, Miki
ソーシャルワーク1 他者を援助することの意味を考察し、対人援助の技術の拠り所となる援助理論やその体系、ソーシャルワークの基本的枠組みと価値・倫理などについて学習していきます。
清水浩一
SHIMIZU, Koichi
社会福祉学概論 社会福祉の概念や歴史、社会福祉の分野など、社会福祉の全体像について、社会福祉の導入教育という観点からわかりやすく解説します。ビデオなどの視聴覚教材も利用します。
新保美香
SHINBO, Mika
公的扶助論 貧困に私たちはどう向き合うことができるでしょうか。生活保護を必要とする人々への援助活動のあり方を、当事者の声や福祉現場の実際をふまえつつ、検討していきます。
中野敏子
NAKANO, Toshiko
障害者福祉総論 障害者福祉分野の基盤となる学びです。生活における「障害」の理解と生活支援としての障害者福祉を、障害者福祉制度と支援活動の総体として理解していきます。
深谷美枝
FUKAYA, Mie
ソーシャルワークの基礎 はじめて出会うソーシャルワーク科目として、自分なりに「援助するとはどういうことか」について洞察を深め、次年度の実習に必要な「利用者理解の視点」を得ることを目標とします。
松原康雄
MATSUBARA, Yasuo
児童福祉論 現代社会の児童問題と児童福祉の全体像を把握します。また児童虐待など、特に社会的介入が必要な問題について実践事例も参考としてその方法について学びます。
村上雅昭
MURAKAMI, Masaaki
精神医学 精神医学・医療の歴史、脳・神経の生理・解剖の基礎、精神医学の概念、精神障害の成因と分類、診断の方法、代表的な精神障害、治療の概要、地域精神医学などを講義します。
八木原律子
YAGIHARA, Ritsuko
精神保健福祉
援助技術総論
精神障害者の自立と社会参加に関わる援助の方法について対人・生活・職業・ストレスなどに対し認知行動療法を取り入れ、課題解決に向けたチャレンジの過程を学習します。
山田 晋
YAMADA, Shin
共生社会の法と人権 差別や排除のない社会の構築のために、国際社会・国家・社会・世間が遵守しなければならないルールについて考えます。障害者差別禁止、先住民・少数者の権利についての国際条約や国内法、政策について学びます。
和気康太
WAKE, Yasuta
社会福祉調査 社会福祉調査の概要と技術について、統計調査や事例調査の特質、標本抽出の方法、調査票の設計、質的データの収集・分析などを実際の調査を素材としつつ講義を行います。

2011年4月1日現在 (50音順)

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